イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

内部分裂は崩壊の前兆、自民党

2009-06-28 23:52:37 | 国際・政治

 堺屋太一は国家や大きな組織が崩壊する前には必ず内部分裂が起きると言っていた。

古くは古代ローマ帝国、新しくはソ連だ。

衆議院議員の任期がこの9月で切れる。衆議院の解散・総選挙がいろいろ取り沙汰され始めてから久しい。

去年の”政界通”の見込みによれば、今頃はとうの昔に解散になっている筈であるが何と!まだ解散の読み合いが続いている。

党内でもその時期については様々で、この際に総裁選挙をすべしとする事実上の麻生首相おろしが始まっている始末である。

しかし、誰もそれを止められない。

また、古賀選対委員長が東国原宮崎県知事に自民党からの出馬要請をしたが、自民党総裁にすることを条件にされるなど大自民党の面影いま何処の状態である。

話しが反れるが東国原知事(タレント:そのまんま東)には自民党の総裁など出来ようもない。そもそも知事職でさへ周囲の好意的な支援と県職員の献身的な努力が無ければ出来得ていない。

「地方分権」「 〃 」と一つ覚えをがなっているだけで、マスコミと詳細を知らない視聴者が気分と感情のみで作り上げた偶像的存在でしかない。タレントの域を一歩も出ていない。

せいぜい橋下(大阪府知事)や仲田(横浜市長)ついでに森田(千葉県知事)と連んでマスコミに騒いで貰うのが関の山というところだろう。

ともあれ、自民党はかくの如き惨憺たる状況で『末期症状を通り超している。』と指摘した志位共産党委員長の言葉どおりである。

勝手なことを言い、勝手なことをする。右からも左からも加えて”吉本興業知事”連中からも好き勝手を言われてもカエルの面(ツラ)状態。

党組織の求心力が全くない。これをして内部分裂と言わずして何と言う。

そしてこのことは自民党崩壊の前兆である。長期独裁政権の崩壊である。歴史の鉄則でもある。


初もの、新じゃがの配り方

2009-06-27 22:53:15 | 農業

 梅雨の中休みで関東地方は連日のように真夏日が続いている。

我が大日ファームのジャガイモの苗が暑さのために枯れ始めてきた。これは収穫の報せでもある。

寒い梅雨が長続きすればジャガイモの成長も続き、収穫増が望めると期待していたのである。お天道様には逆らえない。こうなれば早めに収穫した方が良い。

イモ自体は土の中で育つ訳だから、苗が枯れても多少は土の中に放っておいても問題はない。
しかし、病気や線虫被害のことを考えると、この暑い時期に土の中に長くは放置しない方が良い。

去年はそれで失敗してしまった。

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 26日、新じゃがの収穫をした。作況は「並み」である。植え付けが2週間おくれた分だけ収量に影響が出たと思われる。

隣のファーマーは時期どおりに植え付けをしていたので、予定どおり数日前に収穫をしていた。立派に揃った苗が収量の多さを物語っていたが予想どおりであった。

植え付けが2週間も遅れたが、収穫時期は変わらないとなれば結果は推して知るべしである。オトナリにはいつも負ける。

しかし、初ものをスーパーなどではなく、我が手で入手できることは畑作をしている喜びである。知人や近所の方々にも配りたい。

イワン・アサノヴィッチは18年のキャリア(笑)を持つ”兼々業農家”である。ジャガイモを配る時は、さもさも簡単に作り上げ且つ大豊作であるかの如きの顔をして配ることが肝要である。
(笑)

本業以外の畑のことで、それとなく『イワン・アサノヴィッチは畑がお上手ですね』などと言われたいからである。目下のところジャガイモの作り方よりも配り方の方が上手くなっている。


ご苦労さん!ヒヨドリの巣立ち

2009-06-23 21:18:45 | 日記・エッセイ・コラム

 隣家の雨戸の戸袋にヒヨドリが頻繁に出入りするようになったのは4月からであった。

2羽の親鳥が代わる代わるエサを運んでいるようだ。暫くすると親鳥が入るときには激しく鳴くヒナ鳥の声が聞こえるようになった。

隣家の住民もかなり前から雨戸を開け締めしなくなっている。

イワン・アサノヴィッチは庭に出てタバコを吸う時、日に何回も戸袋を眺めていた。

早いときは1~2分、遅いときでも4~5分間隔で親鳥はエサを運んで来る。凄腕の狩猟家である。

しかし親鳥は一体全体いつ食事をするのだろうかと変な心配をしてしまう。

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6月2日、朝の7時20分。庭に出たときついにヒヨドリの巣立ちに遭遇した。

親の2羽は戸袋に近い電線の上でぴいいっぴいいっと大声で戸袋の中の子どもたちを呼んでいる。

1羽はすでに親と一緒に電線の周囲を飛び回っている。やがてもう1羽のこども鳥が出てきて一家そろった。

ヒヨドリ一家は飛行範囲を拡げ始めた。一服やっている間に親鳥は3~4回、子ヒヨドリは1~2回ほど巣のあった戸袋に戻ってきたが、その間隔は長くなりやがて飛び去ってしまった。

夕方である。親鳥が夫婦で戸袋近くの屋根の上に居る。

毛繕いしながら、ぴいっぴいっと夫婦の間で優しく鳴き合っている。

まるで子育ての労苦を思い出しながら、互いの苦労を労(ねぎら)い合っているようだ。

イワン・アサノヴィッチ夫婦は3人の子どもを育てた。そして今は独立している。

3番目の子が大学4年の時、最後の授業料を納めた妻が『やれやれ、これでやっと一息つけるわね』とつぶやいた言葉を想い出した。

『子どもたちが独立したので、やっと落ち着けるはね。』と妻ヒヨドリ。『しかし、なにか拍子抜けしてしまったな。』と夫ヒヨドリ。

初夏の夕暮れの屋根の上の会話である。


”目測”はプロ級農家?

2009-06-22 11:49:31 | 農業

 先月中旬、サツマイモの定植をした。

株間25cmと計算して畝数が6畝であるから150本のイモ苗を買ってきた。

『イモを植えて何年になるのだろう…』携帯ラジオからの歌謡曲を聴きながら、そんなことを考えながら植えた。

そもそもサツマイモは連作障害を起こす作物であるが、その性格を利用して却って肥大化しないサツマイモを作るために同じ圃区に作付けするのである。即ち敢えて連作障害を起こさせて肥大化しない手頃な大きさのサツマイモを作るのである。

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先ずはやってみてのちに勉強すると、知らなかった事実が発見でき且ついろんなノウハウがあって畑作って面白いものだと感心する。

すなわち理論と実践の両方が大事だという世界である。

肥料も多量には必要としないので痩せた土地でも栽培可能である。但し地下水位の高いところは不向きである。

多古町は千葉県内でも良質なサツマイモを生産販売しているところだがプロは溶リン酸を鋤混んでいるという話しを聴いて、去年から真似をしている。こういう情報を入れて試すことも楽しみのひとつなのである。

さて、植え付けが終了したが苗が8本ほど足りなくなってしまった。目測25cm間隔で植えたが8本/150本、すなわち5.3%の誤差を生じたことになる。

永年のスキルとはいへ僅か5.3%の誤差とは我ながら立派な数字である。

イワン・アサノヴィッチは測量士の資格を持った土木設計技術者であり、目測とか歩測とかは本業の仕事の中でそれなりにスキルを磨いている筈ではないか?などというコメントは今回だけは書き込みを遠慮願いたい。(笑)


外れた”憶測” 鳩山総務相辞任

2009-06-17 16:48:58 | 国際・政治

 日本郵政(株)の社長人事を巡って西川現社長の続投を認めない鳩山総務相が辞任に追い込まれた。

日本郵政(株)とは小泉前首相が強行突破して民営化された”会社”である。かんぽの宿不正売却問題やら中央郵便局無断取り壊し、偽装障害者団体への割引き制度の見逃しなどなど、この1・2年の間、日本中を揺るがす不祥事を連発している会社の社長である。

圧倒的な国民の顰蹙(ひんしゅく)をかっているその社長の人事問題がこじれたのである。

鳩山邦夫総務大臣は終始、国民感情・国民目線で西川現社長の続投に明確に反対してきた。国会の集中審議等でもブレずに正義のためにと一貫していた態度に国民の多くは遠山の金さんを目の当たりにしている感銘・共感を覚えたに違いない。

しかし、日を追うごとに、またぞろ正義とは無縁の守旧派が蠢動し始めたのである。2羽の鳩(兄は民主党党首の鳩山由紀夫)が麻生首相を襲っているとか、郵政民営化を戻そうとしているとか、規制緩和に逆行することだとかのネガテイブ宣伝がまことしやかに自民党内に流された。

鳩山総務相は民営化・新党戦略・衆院選挙・規制強化などひと言も言ってはいない。ただただ国民のための”正義”を言っていたのである。

鳩山総務相は辞任後、地元に帰り後援会挨拶で『政府に尋問の筋これあり』と西郷隆盛の言葉を引用し『裏で財界の強い意向があった。これ以上くわしいことは言えないが…』と明言した。

やはりである。ここが自民党の限界点である。佐藤内閣時代、参議院議員だった故・青島幸男が国会で『自民党は財界の男メカケだ』と喝破した。

党内にネガテイブキャンペーンを張り、鳩山総務相のありもしない憶測を潰した積もりの自民党守旧派(財界の男メカケ)は、14日の千葉市長選挙で負け、16日の麻生内閣支持率が19%(朝日新聞)に急落した事実を何と見るのか?

財界からの見限りがよほど怖いと見えるらしい、こうなれば致し方がない、国民から見限るしかないのだろう。