小学一年生の孫娘の成長は著しいようです。
お別れする時はいつも、ジイジと?ミユは頬っぺにチュウーをしあったものでした。
ところが小学校に入った途端に?ミユはジイジの頬っぺにチュウーをしてくれなくなりました。
何か変化があったのかなとは思いながらも、そのうちまた元気にジイジの頬っぺにチュウーをしてくれる筈と思っていました。
夏休み、我が家に食事に来て家に帰る時に…『?ミユちゃん、お別れのチュウーをして下さい。』と頼みましたが、少しはにかんだ様子で、その日は結局のところチュウーをしてくれませんでした。
また暫くたって、?ミユ家に行った先月のことです。お別れの時に『?ミユちゃん、頬っぺにチュウーは?』と頼んだ時の回答は凄まじいものでした。
『ええ~~っ!!』とドヤ顔の言下の一言だけでした。
差し詰め…(そんなこと今どきアリエヘンやろ。)とでも言っているみたいでした。
ジイジはおおいに驚きそしてまた戸惑いました。
厳然とした目の前の事態を認めたくない様子です。 (-_-;)
小学校に入って僅か半年あまりの間に?ミユはすっかり変わってしまったのです。
保育園時代と違って、授業や学校生活の中では明確に「男子」「女子」を区別した内容の教育もあるはずでしょう。
トイレひとつを例にとっても、男子用と女子用の二つが用意され、利用するように訓練させられています。保育園時代にはなかった性差の生活なのです。
だから小学校に入った途端に、ジイジと頬っぺにチューをし合うことに?ミユの心の中に抵抗感が生まれたのでしょう。
“こんなことなら、また保育園時代の?ミユに戻って欲しい。” などと、イワン・アサノヴィッチは詮無いことを考えたりしてしまいます。
そして無心で他愛のない保育園時代の?ミユちゃんとジイジは、このさきずっと小学校にも行かずに楽しく平和に暮らして行きたいなどと荒唐無稽なことを考えたりしてしまいます。
そんな事をしたらきっと、まちの教育委員会からはおこられそうです。
否々その前に…、せっかく小学生にまで育て上げたママに『冗談ではありません!』と怒られてしまいますね。 (-_-;)