イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

宝塚BOYS 熱き夢・儚い夢

2013-10-26 02:02:40 | 演劇
  

 9月18日は、千葉の演劇鑑賞会の例会日でした。

今日の演目は「宝塚BOYS」です。上演時間は3時間だと聞いてイワン・アサノヴィッチは少しウンザリしました。

と言うのは、イワン・アサノヴィッチはミュージカルの類いは余り好きでありません。
上演終了後にサークル仲間と一杯やるのが楽しみで、半ばイヤイヤ観劇しました。

よく言われる、余談・偏見・先入観というものです。観る前にウンザリしてしまうのですから。

演目プログラムには「かって宝塚歌劇団に男子部が存在した! 懸命に頑張った男達の実話を基にした青春グラフィテイ!!」という言葉が踊っていました。

終戦直後の昭和20年秋、幼い頃から宝塚の舞台に憧れていた青年が、宝塚歌劇団創始者の小林一三に直訴し宝塚に男性登用を訴えました。

小林一三自身も、宝塚に男子部を編成して国民劇にして行く考えがあり、早速に第一期生が創設されましたが、劇団内や観客からは反対の声が強く前途多難な出発となった訳です。

男子部担当の教官・池田和也が面白い。じつはイワン・アサノヴィッチの現役時代の上司にそっくりな人物で優柔不断、お人好し、決められないという人間なのです。
心なしか顔や声まで似ているようにも思えました。

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 『宝塚は“清く正しく美しく”がモットーだ。女子生徒と口を効いてはいかん!』
『訓練期間は2年だが実力が認められれば仕事を与える。』
と池田教官は発破を掛けるのです。

男子部のメンバーはいつの日か大舞台に立てることを信じ、厳しいレッスンに励む。
しかし、月日は流れても男子部反対の声は強くなりこそすれ弱まることはなかった。

そんなある日、宝塚男女合同公演の計画が持ち上がった。喜びに沸く彼らだったがぬか喜び、結局はご破算の憂き目にあってしまう。

劇団と男子部の間に挟まったお人好しの池田教官が男子部メンバーの熱い夢と劇団の固く冷たい対応に翻弄される姿が哀しくもあり滑稽でもありました。

イワン・アサノヴィッチは、とある昔の上司を想い浮かべながら観劇していました。
男子部解散が決定され、メンバーの夢は儚(はかな)く消えました。儚い夢ほど、じつは熱い夢だったのです。

ラスト、男子部メンバーのレヴィユー“リラの花咲くころ”は艶やかな中にも哀調切々とした心の訴えがありました。

イワン・アサノヴィッチは3時間前の「余談・偏見・先入観」そっちのけで、男子部の”熱くも儚い夢”の饗宴に大きな拍手をしていました。


『安倍は経済を識らない』元財務相・藤井氏弁

2013-10-22 21:28:04 | 国際・政治
  

イワン・アサノヴィッチは共産党員ではないが、しんぶん赤旗の読者である。

今日のしんぶん赤旗は興味の在る記事が盛りだくさんである。
10/22付けで元財務大臣の藤井裕久氏が『復興法人税廃止は論外』と語っている。

語っているというよりも、財務の専門家としては黙って居られない、まさに「吠えてる」という情況なのであろうか。

余談だが藤井氏のあのシャキシャキした語り口を思い出すと好感が持てる。

藤井氏曰わく、『大企業に減税すれば、その分が給与の引き上げになる。と言っているが、この10年間をみれば、そんなことが出来ないことはハッキリしている。』と明快である。

『大企業がうるおえば自然に月給があがるというのは安倍首相が経済を分かっていないのです。』と大気炎。

大気炎とイワン・アサノヴィッチは書いたが、的を射たと言い直したい。
『この間、増えたのは大企業の「内部留保」の100兆円だけである。』と締めくくっている。

共産党は内部留保の1%を賃上げに回せば、月1万円の賃上げが可能だと主張している。武田薬品にいたっては僅か0.025%の取り崩しで済むとも言っている。

日本の卑しい資本主義者は一銭も出そうとはしていない。消費者である国民をひとかけらも愛していない証左ではないか。金のガリガリ亡者そのものだ。

 同10月20日付けでは、ジャナーナリストの青木理氏が「秘密保護法」に関して取材に応じている。

『秘密保護法ができれば、公務員は萎縮して喋らなくなる。報道関係側からすれば、確実に情報の幅が狭くなる。正当な取材は許可すると言っているが、正否の判断は誰がするのか?』

政権に依る恣意的な情報操作は「大本営発表」の再現になりかねない。

『国民に情報を隠す法律ばかりを作って、情報公開の法律は未整備のまま。時の権力がやりたい放題になり、子孫が後生に検証することもできなくなる。これは歴史に対する裏切りだ。』と評している。

反動的な現政府は、米CIAのスノーデン事件を想定し、米軍とレベルを合わせようとしているのであろう。

戦争を放棄した国で、国家機密なんて、今ある法律で十分に保護出来るはずだ。<o:p></o:p>
 


イワン・アサノヴィッチは元公務員であるが、どうでも良いような些末な職務上知り得た秘密でさへ未だに地公法の規定に従い守っている。自衛隊法もありそれで十分な筈だ。<o:p></o:p>

 


?ミユの悩み ??

2013-10-12 22:32:06 | 日記・エッセイ・コラム
  

 「熟年離婚」という言葉が言われはじめてから久しい。

心なしか最近は余り使われていないような気がする。考えて見れば、ちょうど団塊世代が熟年にさしかかった頃に流行った言葉ではなかっただろうか。

団塊世代は常に日本の社会現象と表裏一体で経年変化をしている。
となると、今や熟年離婚は「老年離婚」とか「介護離婚」へと変化するのであろうか。

カミサンも『イワン・アサノヴィッチ!世のなか熟年離婚ということもあるって言うことを頭に入れておいた方がよくってよ。』と口癖のように言っていたものであるが、最近は言わなくなった。

がしかし、『イワン・アサノヴィッチ!年とってから捨てられても識らないからネ!』と露骨な脅し文句を言うことは多くなった。

先日、孫の家に遊びに行ったとき、『最近、ジイジが小うるさいことを言う様になったから捨てちゃおうかと思ってるの。』と長男夫婦や孫の?ミユの前で恫喝(笑い)発言です。

長男の嫁はハハハアーと明るく笑っている。

イワン・アサノヴィッチはチョッピリ意地悪く?ミユに訊いてみた。

『?ミユちゃん、ジイジがバアバに捨てられたら拾ってくれるかい?』…と。
『悩んじゃうな』と、?ミユは即答を避けた。

『どうして悩むのよ、ジイジが捨てられたら直ぐに?ミユちゃんが拾ってよ。』
とイワン・アサノヴィッチが懇願。

『だってさ、ジイジ重たいんだもの。』と?ミユ。

 ギャフン! (@_@) (>_<) (*_*)

 でも、拾おうとする気持ちだけはあるみたいです。 (/_;)


みずほ銀行、暴力団への融資は甘く

2013-10-09 00:26:10 | 社会・経済
  

 

 10月5日付けのしんぶん赤旗の記事に、日本を代表する一流銀行(みずほ)と暴力団の「底知れぬ闇の関係」に関する内容が報じられていた。

本事案は、みずほ銀行に対する庶民・国民の信頼が揺らくと言うものである。

一見「お固い」商売に見える銀行員たちが、どうしてこうまでも暴力団と見紛うほど“反社会的犯罪”を犯すのか不思議千万である。

大銀行の人事政策と言うものが民主的で正々堂々としていない証左と思われる。
一般銀行員はいたって真面目に働いて居ることは先刻承知しているつもりである。

記事によれば。

みずほグループの「企業行動規範」は、闇勢力との「対決」をうたっているが今回、みずほ銀行が暴力団員に融資を実行し、役員がそれを知りながら2年以上も対策をとらずに放置していたことが発覚。

みずほ銀行は社会に「ウソ」を表明していたのである。

上司にたてついてでも銀行員としての誇りを守る、テレビドラマのようなヒーロー・半沢直樹はいなかったようだ。

担当役員が弁解したところの変えられない「所与の仕組み」というのが、銀行と顧客の間に信販会社を仲介させる「提携ローン」と呼ばれるシステムだ。

この提携ローン会社とは「信販会社・オリコ」。筆頭株主はみずほフィナンシャルグループで、社長の齋藤雅之氏。みずほ銀行の前身第一勧業銀行出身と、完全な身内企業である。

役所にありがちな「馴れ合い」と「前例踏襲」の果てのことである。(筆者記)

ある金融ジャーナリストは「暗い過去を簡単に切れるわけではない。いまも引きずっているのではないか」と指摘している。<o:p></o:p>


真面目に働いている銀行員が気の毒だ。正直者がバカをみない世の中は、現自民党政権の「政官財癒着」+暴力団という路線ではとうてい叶いそうもない。


畑の夏、終わりぬ

2013-10-01 02:45:46 | 農業
 

 今年の夏は長かった。
梅雨明けが早く、いきなり猛暑に襲われお年寄りが熱中症で亡くなる、と言うニュースが飛び込んだりしてきた。
と、思ったら直ぐに戻り梅雨みたいな時期が半月ぐらいあって、夜は薄ら寒いという時期があって少し面食らった。

日本付近で偏西風の流れが例年と違ったりしたことなどが影響したらしい。
それからが夏本番でした。
でも、一貫して言えた気象現象は関東平野部の雨が非常に少なかったことだった。
イワン・アサノヴィッチ農園では五月の頃からその傾向は始まっていた。

梅雨は空梅雨だったし、梅雨明け後もまとまった雨は殆どなかった。
『今年の夏は厳しい営農が強いられる…』なんて、少し本百姓みたいに気取って腕を組んだりしていたような気がする。

七月下旬からまたもや猛暑が始まった。
クーラーのない部屋などでお年寄りが熱中症で亡くなるニュースが増え始めた。
痛ましい。ひとの命もカネ次第みたような話しです。

畑の夏場は除草との戦いです。ちょっと気を緩めると、畑ならぬ“草畑”に変わってしまいます。今年は加えて水やりです。

道路向こうの町工場で頂く水道までポリタンに給水して運び潅水だ。
炎天下の中で何度も行き来しなければならない。『嗚呼!井戸が欲しい。』
と幾度思ったことか詮無いことです。 (/_;)

この際だから恥を承知で喋っちゃうと、宝くじにでも当たったら、先ず以て井戸を掘ろう!そしてスプリンクラーを設置して 云々 などと荒唐無稽なことを考えながら潅水しているのです。

ふだんの日常生活では全く考える必要の無いことを、麦わら帽の頭の中では考えているのです。だから気分転換まちがいなしです。 (-_-;)

雨は九月の中旬ごろから降る様になりましたが、真夏日や熱帯夜はこの頃まで発生しました。下旬になってようやく涼しくなりました。

キュウリ・なす・トマトなどの夏野菜は非常に水喰いであることを改めて知らされました。同時にニガウリは反対に旱天・炎暑に強い作目であることも知らされました。

これからボツボツ収穫が始まるサツマイモはきっと、小ぶりではあろうが甘みのある引き締まったものに仕上がるでしょう。

地球温暖化傾向もハッキリしてきた、そんな夏でしたが秋の訪れに伴う一抹の寂しさ、と言うよりも去りゆく夏への哀惜の念が農園には漂っています。

    
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