イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

二代目、大日小力に興奮

2015-04-27 00:19:24 | 農業
 今日(4月23日)、待望の耕耘機を購入した。
いままで使っていた耕耘機は中古で馬力も2.7馬力と小さかった。
しかし、「大日小力」と命名した名に恥じず、よく働いてくれた。 (/_;)
今年から農園も160坪に増えたので、些か小さいと思っていたのである。
カミサンと、かなり厳しい「春闘交渉」の末に購入出来たものである。
交渉の中で ”費用対効果” なんて言葉を使われたら、どうしようかと不安だったのであるが、それは幸いにしてなかった。
その代わり、妙な条件が出された。 
カミサン曰く。『寿命を同じにしてよね!』である。
耕耘機の寿命は、上手く使えば15年くらいである。
と言うことは、イワン・アサノヴィッチもぼつぼつ70歳。
15年となると、85歳まで生きろ!
と励まされているのか、それとも途中で死んだら 『無駄使いをした。』と通夜の席で罵られるのか意味不明である。

購入した耕耘機は4.7馬力で今までのものより1ランク上のものである。
耕運深さのも20cmとなり、明らかに作業効率も上がる。
家庭菜園経験者ならご存じかと思うが、畑作で苦労するのは、雑草と深い耕運である。
イワン・アサノヴィッチは機械には興味が無い。車もしかりで、洗車など一度もしたことがない。
しかし、耕耘機にはなにかしら妙にエキサイテイングになる。
「大日小力」の名は襲名される。従って二代目大日小力となる。
一代目は隣のOさんに快く貰われていった。7年間ご苦労さまでした。

ハイ!奥田製作所です。を観て

2015-04-22 13:31:24 | 演劇
 イワン・アサノヴィッチは演劇サークル「おきく」の発会当時からの古参会員です。
昨夜、観た「ハイ!奥田製作所です。」の感想文を劇団の関係者のHPにコメントしました。以下、お読みください。

拝啓、劇団銅鑼さま。
大して期待をしていなかった出し物だったのですが、いまは観て良かったと思っています。
期待して居なかった理由は、どうせベタベタした人情モノだろうという予断があったからです。
私も小学生時代は江戸川で暮らしていました。そこには、今では無くなってしまった、無い者どうしの助け合いの精神・人情がありました。
ある日、学校の父兄参観に現れた母がシャナリと和服でめかし込んでいたのです。小学生と言へど、そんなよそ行きの服など家にはある筈も無いと識っていた私は仰天しました。母の後日談で、羽織から草履に至るまで隣近所から借り集めて急遽のめかし込みだったのです。

登場人物が大勢だったのも良かったです。お陰で役名も役柄も混同して覚え切れませんでしたが。(笑い) 
いろんな人間がぶつかり合い、仲直りし、喧嘩をしながら相互の理解を深め合う。これは人間社会の当たり前の営為だと思うからです。いまは、喧嘩になったら直ぐに出刃包丁になってしまう情況です。
成果主義だ!競争社会だ!と言って、今の社会は過剰な人間社会の分断と信頼関係の崩壊現象が進められています。そして、敗者は「自己責任」として処理されてしまう。
過日も「幸せそうで癪に障った」と言って、歩道に居た親子を車ではねた男が居ました。一度、敗者になったら浮かび上がれない社会。これが”竹中小僧”の言う「新自由主義社会」の本質なのかも知れません。
文芸が古来より為政者に嫌われた理由も、こんな社会のシステムに抗して啓発行脚に勤しむからだったのでしょう。
説教臭くない芝居を今後も続けてください。期待しています。
昨夜、千葉で観劇した者です。

分けつネギが少数派になっている

2015-04-21 12:40:48 | 農業
 識らない間に家庭菜園業界でも変化がおきています。
その一つがネギ事情とでも言うことでしょうか。
即ち、野菜の種や苗を買いに行っても、ネギは殆どが「一本太ねぎ」が主流となっているのです。品数も多いのです。
一方、いままで主流だった「分けつネギ」は種にしろ苗にしろ、品数は少なく見つけるのが困難になっています。
理由は、たぶん育て易さが大きな原因だと思います。
太ネギはあまり手を掛ける必要も無く黙々と育ってくれます。そして、成長した後も慌てて収穫する必要がありません。
しばらく畑に放っておいても、多少太さが増すという程度のことで、分けつしたり立ち腐れしたりはしないのです。
いわゆる手の掛からない子で、親からすれば子育てに心配の要らない子どものようなものなのです。
成長後、少々畑に成りっぱなしで放っておいても味も落ちません。
10本も抜いてお隣に配ろうものなら、鍋好きな方には大いに喜ばれます。
反対に夏場は鍋の季節じゃないから、喜ばれないってことになるのかしら?
ま、っそれは置いといて…(笑い)
いずれにせよ、たかが家庭菜園の世界でも消費者の動向をキャッチしている様が伺えます。
イワン・アサノヴィッチは些か天の邪鬼(アマノジャク)です。
分けつネギの種を購入し、なんとかプロに負けないネギを作ってみたいと思いたちました。
そんな気概みたいなものが、日々の生活のエネルギーになっているのかも知れませんネ。


孫崎 享のつぶやき 安倍晋三の悪知恵

2015-04-20 18:52:32 | 国際・政治
 下記タイトルのメルマガを読んだ。(孫崎 享のつぶやき 2015年4月20日付け)
大橋巨泉の集団的自衛権での発言。「ラジオで告白“今年中に死ぬのだ”」
大橋巨泉「この人は本当に悪い人だな」―安倍首相の欺瞞。(週刊現代6月7日号)より
『5月15日、安倍首相は記者会見、集団的自衛権の説明。紙芝居のようなパネル、その内容たるや、「大ウソ」や「スリカエ」に満ち、見ていて気持ちが悪くなった。率直な感想は、「この人は本当に悪い人だな」である。
日本人の母子らしい人が乗った米国の船を《防護できない》としたパネル。これを指しながら首相はいう。「紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん、子どもたち。彼らが乗る米国の船を今私たちは、守ることが出来ないのです」「この議論は国民の皆さま一人一人に関わる現実的な問題であります」だって。皆さん、こんな話聞いたことがありますか?米国の輸送船で紛争国から逃れた人など、かつて一人も居なかったはずだ。 この紙芝居のような事はまず起こらない。それを「おじいさんから孫」まで登場させて、感情的に訴える首相の姿には、一片の知性も感じられなかった。』
 孫崎享氏の補足説明は下記のとおりです。
米国国務省領事部のサイトでは、「 危機に於いて米国市民でない友人や家族を連れ込むことを期待すべきではない」と答えています。
イワン・アサノヴィッチのコメント
安倍晋三の悪知恵は、抑え込んだマスコミと国民の影響のほどを計算・熟知しているから、あんな紙芝居を堂々と演じてみせたのでしょう。『また安倍のウソが始まったか…』と嘆きつつ当の自民党の議員も、結局のところ提出法案には反対出来ない。そんなシステムが日本に作られてしまった。
騙されている国民を蔑んでいれば良いと言う問題でも無いでしょう。一度転んだ人間(安倍晋三)はただでは起きないの喩えどおり、ずる賢い計算を散りばめています。

映画、フォックスキャッチャーを観て

2015-04-15 23:56:14 | 映画
 久しぶりに、映画館で映画を観ました。
題名は「フォックスキャッチャー」。主演はステイーブ・カーライル。
広告では「アメリカ・レスリングの金メダリストが大企業の社長に射殺された」事実に基づいた作品とネタバレ気味の宣伝文句が大きくでています。
だから、イワン・アサノヴィッチもネタバレ気味のブログを書いてしまうかも知れません。

映画には射殺に至るまでの様々な伏線が張られている。
アメリカの大財閥デユポン社の御曹司はレスリングというスポーツを愛していた。
自身もシニアの大会ではそこそこの成績を収める熱心さだ。
スポンサーとなり、練習所・宿舎舎を備えたチーム・フォックスキャッチャーを結成する。
金メダリストの兄弟二人もチームに招かれ、コーチと現役選手としてそれぞれ活躍する。
デユポンには矍鑠(かくしゃく)たる母親が居る。
その母親はレスリングは下品なスポーツだと言って、デユポンを罵る。そして、高貴な人間は馬を駆使してフォックスキャッチャー(狐刈り)に勤(いそ)しむべきだと眼光鋭くデユポンに迫る。

母親から認められていない、愛されていないデユポンの孤独が心をさいなむ。

レスリングはアメリカではマイナーなスポーツで金メダルだけでは喰っていけない。兄のコーチは家族と移住してまで、スポンサーのついたコーチ業に熱心に勤しむ。デユポンのそれはと言えば、所詮は御曹司の思いつきだったり一過性の「熱意」でしかなかった。
そのズレは射殺という悲劇で幕を閉じる。
ステイーブ・カーライルのシャクリ顎、半開きのまぶた、語尾の曖昧な会話の全てが精神異常としての役作りに成功している。