イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

何でわたしが、「広島」通に?

2007-05-26 23:43:58 | スポーツ

  阪神タイガースは交流戦に入ってもパッとしない。パリーグ最下位のオリックスに2連敗中である。

連敗といえば、交流戦に入る前、阪神タイガースは広島カープ に8連敗してしまったのだから驚きだ。

ケーブルテレビの40チャンネルはローカル局のRCCテレビの中継で阪神タイガース戦が観られる。今日こそはと思いながら8連敗するまで結局のところ、私は気落ちさせられながら観戦してしまった。

広島カープの本拠地で対戦したので、RCCテレビも広島カープサイドの放映となる。従って野球解説者も広島カープサイドの達川氏とか安仁屋氏のような元広島カープの選手や監督が張り付いて喋るのである。

いきおい、解説内容は広島サイドになってしまうが止むを得ない。本拠地TV局の特権みたいなものである。

連勝中となれば、解説内容もまさにワンサイドで広島カープファンにとってみれば、こたえられないTV観戦となる。

阪神が6連敗した日の解説者は安仁屋(あにや)氏 であった。試合内容はといえば、6回で5点差。すでに先発ピッチャーは余裕の降板。阪神タイガースファンにとってみれば屈辱的な中継ぎピッチャーの登板である。

『また今日も負けるのか』という大きな不安が拭いきれない心理状態になる。

解説者の安仁屋氏は中継ぎピッチャーの広池についてしゃべり始める。広池は学生時代、プロ野球選手として嘱望されていたが全日空に就職したそうだ。

新入社員のころ、飛行機の搭乗者の切符を切っていたある日、巨人の高橋由伸選手が颯爽と搭乗してきてその切符を切ったそうだ。

その姿があまりにも格好良かったので、再度プロ野球に挑戦したくなり広島カープに入団。そして阪神タイガースを押さえ込む今日がある。と、試合には関係ない話しをトクトクと喋るのである。

広島カープファンでもない、阪神タイガースファンの私がなんで広島の一投手の経歴なんて覚える羽目になってしまうのだ!


映画観賞 ブラッド・ダイヤモンド

2007-05-13 09:46:20 | 映画

Photo_8   最初に、少しネタバレだと断らないといけないと言う人種が居るので断わっておきます。

映画は、なかなかの社会派のエンタテイメント。舞台はダイヤモンド採掘を巡る政府軍と反政府軍の争奪戦が実際に展開されたアフリカのシエラレオネ。

欧米資本と結託した腐敗政府と反政府軍の確執の中で翻弄され、生き抜こうとした人間のドラマである。L・デイカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー(黒人俳優)が好演。

ブラッド=血塗られた:紛争、のダイヤモンドは双方の軍資金としては死活問題的な物質である。採掘についても労働力を強制的に徴発してこなければならない。無防備な住民が襲われ、無差別に手首が切断される。

ベルギーが50年前頃にコンゴーの黒人弾圧に初めて用いた手法である。少年兵が狩り出さ、残虐非道な方法で洗脳される。そんな少年兵が全アフリカで20万人以上存在すると推計されている。

デイカプリオは紛争の中で両親を失い、ダイヤの密輸でアフリカ生活からの脱出を図る。ブラッドダイヤモンドの実態を追う女性ジャーナリストのコネリーと接触するうちに相愛となる。少年兵に徴発された息子を我が手に戻さんとする強靱な父親をフンスーが演じてドラマに絡む。

ラスト、往年の映画ファンは、「誰がために鐘は鳴る:ゲーリー・クーパー、イングリッド・バーグマン主演」のラストシーンに流した同じ涙を流すに違いない。

デイカプリオファンはお見逃しなく。デイカプリオもまた、この映画で一皮むけた成長を遂げたのではないかと感じさせられた。

…あんな役が一度でも私めに回って来ていたなら、と詮無い思いを抱きながら、我が家のバーグマンの横顔をそっと眺めながら映画館を出た。


さすが!金本(阪神)のヒーローインタビュー

2007-05-13 01:20:19 | スポーツ

Photo_7   9日の阪神タイガースは、巨人に逆転負けを喫し、9連敗になってしまった。序盤に3点の先制を貰った下柳投手が突然みだれ…、そのあとは語るに落つである。

ベテランの筈の下柳が守りの境地に落入ってしまったのだろうか。

前回の小生のブログに8連敗の嘆きを投稿したが、追い鞭のようなコメントが入り(笑)、暫くの間は阪神タイガースのことは書くまいと思っていた。

しかし、10日は見事に且つ久しぶりに阪神タイガースらしい勝ちパターンで勝利したのである。金本の先制ホームラン。先発ピッチャー(福原)の最少失点。そして最後はご存知(知らない方は、勉強して下さい。)J・F・Kという日本一の押さえの布陣である。

やっと9連敗という長いトンネルを潜り抜けたのである。甲子園は平日の夜であるにも拘わらず、4万5千を超す観客を動員している。そして、久々の甲子園でのヒーローインタビューである。

ヒーローはもちろん金本t知憲である。インタビュアーは『長い間待たされた甲子園でのヒーローインタビューです』と言ってマイクを金本に振り向ける。

何で9連敗もするんだよ!と揶揄する調子がないわけではないのである。『私も今日の日を一番待っていました。』と笑顔ではあるがやり返している。

観客は『そうなんだろうな。』と同意する。金本は観客の心理を知りつつ回答しているのである。

インタビュアーは『久しぶりの六甲おろしです。阪神タイガースファンに今後に向けて一言を』と言って、またもやそのままマイクを向ける。

金本は躊躇せず受けて『明日からも頑張りますので、応援よろしくお願いします』などとは言わない。『今日は9回分、六甲おろしを唱って下さい。』と、やった。野球のプロの金本は、同時に観客心理をしっかり捉えた、エンタテイナーである。


泥沼、阪神、8連敗

2007-05-08 23:57:42 | スポーツ

  とうとう、今晩の対巨人戦で阪神タイガースは8連敗を記録してしまった。

ため息もため息、大ため息である。

接戦の末、負けたのであればまだしも、今日も1:7負けだし、この間ズット力無い負け方である。

TV観戦していても、いつ負け始めるのか、などと考えながらだからどうしようもない。

8連敗のアレコレの理由はある。ひとつ気になることがある。

いわゆるチームワークの欠損、チームの雰囲気が醸成していないことである。即ち投手陣でいえば井川の不在だ。また、打撃陣でいえば檜山・浜中・矢野に取って代わった林(リン=台湾出身)や狩野(捕手)の台頭・加入だ。

林や狩野の打撃は素晴らしい。確かに浜中や矢野を凌ぐものを持っている。しかし、個人の成果が良いからと言って、将棋の駒の如く入れ替えをしても”チーム”は作れるのかといえば否であろう。

プロである以上は、台頭してくる新人に刺激を受けてベテランは再奮発すべきだが、そうはいかない。

サラリーマン世界でも同じだが、PCが上手いからといって、下手な社員に取って変え、人材派遣から人を貼り付けても、ことPCの業務はそれで済むが、課や係の人間関係が上手く行くかといえば、殆ど上手く行かない。

話しを戻す。阪神タイガースフアンとしては、本当は檜山・浜中・矢野も新人の活躍に刺激を受けて奮発して欲しい。あんた達も一応、プロなんだろうから…。

そして、林や狩野もいじけずに力を伸ばし、ときに阪神の勝利に貢献して欲しい。

要は勝って欲しいのである。それだけだ。