イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

見たい!野党自民党の意地

2009-08-31 23:53:11 | 国際・政治

  昨日、総選挙の投開票が行われた。

選挙結果は多くのマスコミの下馬評どおり民主党が大勝し308議席の一人勝ちであった。

これでやっと”長期独裁”政治に幕が下りることになった。新しい日本の政治の幕開けとなって欲しいところである。

残念ながら自民党による”長期独裁政治”の下ではいわゆる政官癒着(ときに業界も加わり)が蔓延し、それは国から町村に至まで、また北海道から沖縄に至まで”システム”化してしまっていたのである。

そのシステムは制度疲労を起こしていたのであるがKYな自民党には自浄能力は既になかった。

イワン・アサノヴィッチと同業の自治体の役人は霞ヶ関と議会自民党におもねり、庁内に分厚い取り巻きを形成し、人事で職員を支配・管理(思想チェックまでやりかねない)してきたのである。

そんな悪弊も中央から徐々に胡散霧消するみたに無くなって行くことが”地方未分権”のこの世界では予想される。

ともかく政権交代は鳩山由紀夫氏ではないが歓迎するところである。

半減し生き残った自民党の各位は異口同音に『解党的出直し(河野太郎)』を強調している。そもそも少なからずの派閥の領袖や幹部が落選しているのであるから、自民党は解党状態そのものと言えなくもない。

しかし、この大敗が良いお灸になればいいがとは思っている。

共産党が『建設的野党』を標榜し始めた。茶化すつもりはないが、自民党もこれからは性根を据えて『健全野党』を目指すべきである。

野党自民党が保守本来の正道を歩むとき、国民は再び政権党の見直し作業をすると予想される。自民党は伝統とは言い難い長過ぎた過去をキッパリと総括して新しい議会制民主主義の担い手となって欲しい。

その時おのずから呉越同舟の民主党政権は分裂・崩壊することが早晩に予想される。

大事は日本国民のための政治ということを忘れないで欲しい。


スイカの試食会

2009-08-25 01:33:48 | 日記・エッセイ・コラム

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 今年、初めて挑戦して植えたスイカが成った。

5苗を植え収穫目標を5ケにしていたが食べられたのは結局1ヶだけだった。収穫時期を見誤って3ヶは突然に腐り始めてしまったのである。1ヶは鳥に突っつかれてしまった。

このスイカは定植した数が少ない割にはお金が掛かっている。敷きワラを購入したりかなりの「設備投資」をしていたのである。

1ヶは成ったとは言うものの、玉は小さくて正直なところ甘みもイマイチである。

家に帰って早速に切ってみた。日曜日だったので孫一家も来ていて夕食後のデザートに出してみた。

家人はみな『あんまり甘くない』『ちょっと水っぽい』『色は赤いけれど…』とかなんとか言って二切れ目を取ろうとしない。

爺の作ったスイカを何も言わずにせっせと食べてくれていたのは、2歳の孫のみいだけである。

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歴史的自民党総理大臣 麻生太郎

2009-08-22 12:50:33 | 国際・政治

 衆議院選挙が公示され、8月30日投票でいまは総選挙まっただ中という状況であるが意外と世の中・マスコミとも静かである。

民主党への政権交代が既に織り込み済みの状況ゆえに、後はトリビアな問題だけということでマスコミも騒ぎようがないのかも知れない。

連日のTV報道を見ていて、妙に麻生首相の顔が懐かしい。

議席予想では新聞・週刊誌各社とも概ね出そろい、民主党圧勝を報じている。いつも冷静な議席予想を出し結果も概ね当たっている朝日新聞(H21年8月19日付け、朝刊面)も民主党300議席超、自民党150議席割れというように大きな与野党逆転が生じることを予想している。

どうやら自民党政権最後の首相という歴史的な位置に居ることが滅び行く者への哀惜の念を掻き立て、麻生太郎が妙に懐かしく思えてしまうのかも知れない。

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   我が選挙区は自・民の激突区であり当初、自民党現職のM氏は有利と思われていたが今や当落は半々という状況になってきた。

M氏は清潔な人物で利権・特権の腐臭のないリベラルな感じを持った好人物である。しかし、二大政党制のもとでは人物ではなく政党を選択することになって行くためにM氏が好人物であっても当選するとは限らないのである。

 イワン・アサノヴィッチは選挙権をもって以来40年、自民党にはただの1度も投票したことがない。

今回わが選挙区にはイワン・アサノヴィッチが支持する政党からの立候補者は居ない。

総選挙は政権選択が最大の争点だと思っている。しかし、イワン・アサノヴィッチは生まれて初めて自民党のM氏に投票しようと思っている。そして、それは最後の自民党への自分にとっても歴史的な投票となる。

好人物であることもさることながら、M氏には散りゆく者の美しさがあるからである。