イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

痛まし過ぎる。火災で幼児死亡、2児重体

2017-04-21 00:11:57 | 日記
 東京新聞(2017年4月20日)報道によれば、埼玉でマンションの一階で火災が発生し、焼け跡から乳幼児三人(5歳・4歳・8か月)が死亡・重体で発見されたとのこと。
時間は夜の10時まじかのことだった。このマンションには母親が居るのだが仕事で不在だったそうである。
8か月の赤ちゃんが居て母親が仕事とはどういう事なのであろうか詳細は不明だが、同居していた兄弟と言っても4歳と5歳のまだまだ完全な幼児である。

 イワン・アサノウィッチは三人の子持ちである。
夫婦共働きで30年前は、ちょうど今回の火災事故の在った家庭と同じような年齢構成だった。
しかし、ゼロ歳児が居たころに両親が共に夜間不在という時間帯を作ったことは一度もなかった。

 記事によれば、父親は居ないとのこと、即ちシングルマザーで三人の乳幼児を育てていたことになる。
経済的な理由であろうか、夜間に母親が三人の乳幼児だけをおいて仕事に出ていたと言う驚異的な生活だったのである。いずれにせよ詳細な事情は不明である。

 この記事を読んで、多くの読者は私と同様に痛ましすぎる火災事故に心が曇り、何とかならなかったのかと地団駄を踏んだに違いないでしょう。
現代は深刻な少子化だと言われている。結婚しない若者が増えていると言う。働いている20代の若者の50%がワーキングプアーだともいわれている。
そんな中で、三人の乳幼児を抱えながら夜間に仕事に出ていた若きマザーに過酷すぎる火災事故が降りかかり、ここまで育てて来た我が子を失おうとしている。

 経済大国だ、これからは福祉に政策重点化していく、とか耳障りの良い話が政府からは尤もらしく流されてくる昨今。
痛ましすぎる一国民の実態を前にして「自己責任だ」と言い切れるのだろうか?

共産党、小池都知事予算案に賛成!

2017-04-07 00:36:24 | 国際・政治
 3月29日、東京新聞を見て驚いた。
東京都議会の新年度予算案審議で共産党が賛成票を投じたのである。
驚くのも無理からん、なんと37年ぶりという共産党の予算案賛成という事態である。
勿論、小池知事の政策を反映した内容を吟味した上での事だろうと思われる。
実はイワン・アサノヴィッチも冷静になって考えてみれば、さもありなんなのである。

 石原慎太郎元都知事が過去に小池百合子氏をして「厚化粧のオバサン」と評したことは有名であるが、存在感も何もない人間をワザワザ揶揄(からか)う筈はない。
きっと石原は過去に小池百合子氏に対して「存在感」ないしは「台頭感」を抱いていたのではなかろうかと推測するのである。

 それはさておき。イワン・アサノヴィッチは小池百合子氏のことは、かなり以前より承知していた人物だった。
自民党の女性議員の高市早苗・片山さつき・稲田朋美らはそれぞれ、失言や政治的に未熟な見解陳述を述べて失笑をかったり、批判されたりしている。
しかし小池百合子氏は過去に、そのような失態は一度もない女性政治家なのである。
先の東京都知事選挙に立候補して初めてイワン・アサノヴィッチは彼女に具体的な関心を持った程度であった。
それは選挙時の彼女のプロフイールを見て意外感を持ったことが始まりだった。
プロフイールには、学生時代にエジプトに留学していたとあった。
読者のみなさんも驚いただろうが、イワン・アサノヴィッチは大いに驚いた。
普通、若い時代の女性の留学と言えば、留学先は欧米に決まっていた。ところが、この小池百合子氏の留学先はアフリカのエジプトだった。

 小池百合子氏は留学先からしてエジプトという超異色の経歴の持ち主なのであり、しかし何か奇をてらったと言う訳でもないように思える。
考えてみれば、既に“欧米の事情”は溢れんばかりの情報が国内に出回っている。であれば、未知の世界に身を投じて肌で文明最古の地、アラブ世界の盟主etcを学んで来ようとしたのであろうと推慮する。

 都知事になってからの矢継ぎ早の政策には合理性がありイワン・アサノヴィッチは概ね賛同していた。いま「前例踏襲と横並び」思考の自民党政治が行き詰っている。
新しい保守政治の一歩が始まったのかも知れない。