イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

myみー ババがダメでしょ!言うよ

2010-07-29 19:51:32 | 日記・エッセイ・コラム

 日曜日、昼食前に孫娘のミイと両親が訪れた。3歳になったお祝いではないが、庭プールを買ってあげた。

下着のパンツが濡れることを嫌って、自分で脱いで裸で遊び始めた。パンツは濡れても良いよとママが頻りに言うのであるが下着は濡らしたくないとするミイの律儀が勝った。

昼寝の後、じィじと一緒に散歩に出かけるのが彼女の楽しみであり定番のコースである。ばぁばが買ってきた桃を見せ、『お散歩から帰ってきたら食べようね。』と告げた。

散歩の目当てはスーパーヤオコーのビルの3階にある子ども広場のボールプールである。1階のスーパーヤオコーの店頭には立派な桃が山盛り並べられていた。

イワン・アサノヴィッチは『わあ~、みーたん!桃が美味しそう。』と語りかけた。するとミイは真顔で『モモお家にあるよ。』と報せる。『あ~、そうなの本当に?』とわざと疑問符調で返事をした。するとミイは尚のこと真顔になり、『ババがダメでしょ!言うよ。』と報せる。 

 家に帰って、イワン・アサノヴィッチはヤオコーでの会話の内容を妻に告げた。

孫は大人の会話を聞いていて驚くほど十分に理解している。

それも具体的に、家に在るものを買って行ったりすると余分な物が増えると言うことから、余分な物を買って行ったりすると例えじィじであってもばぁばには叱られると言うことまで一連の因果関係を含めて理解していたのである。

真剣に『ババがダメでしょ!言うよ。』と報せる、ミイの顔は何とも可愛い。

それに引き替え妻のしたり顔は如何ともし難い。『イワン・アサノヴィッチ!ミイは家の中の力関係もちゃんと見ていて理解しているのよ。分かっているんでしょうね?』と念押しである。


”竹中プラン”よ、おまえもか!

2010-07-25 02:06:44 | 社会・経済

 中小企業向け融資を手がける日本振興銀行の木村剛(前)会長が逮捕された。金融庁の立ち入り検査を妨害したとして銀行法違反の検査忌避の罪状である。

一般の人々は馴染みのない銀行であり罪状であり、また木村剛(前)会長ではある。

小泉構造改革時代の中心人物であった竹中平蔵金融相のブレーンであったと聞けばオヤ!と思われる方も多かろう。

木村剛は様々な規制緩和を実行し民間主導を喧伝し、競争なきところに進歩なしとして市場第一主義を経済政策の主眼とした”竹中プラン”の作成者である。

銀行法の規制緩和で銀行の設立手続きを容易にして木村剛は日本振興銀行を起こす。マッチポンプみたいな男である。否そのものであっろう。

しかし、「規制緩和」・「競争主義」「民間主導」さきにありきの場当たり的な政策は”構造改革”でも”プラン”でも何でもなかった。

事実、日本振興銀行は営業に行き詰まり出資法違反を承知の事案も引き起こしているお粗末ぶりである。

金融庁の立ち入り検査を前にして関係した業務のメール280通の削除などを自ら指示しておきながら『私の見解と違う』として容疑を認めない厚顔。これが”金融改革の旗手”としてもて囃された「小泉改革」「竹中プラン」の中心的な役割を担った人間の姿である。

行き過ぎた「市場主義」は過剰な「格差」を生み、結局のところは”無いもの同士が奪い合うだけの市場”をつくったに過ぎない。

セーフテイネットなどと言うまやかし言葉を弄し、大量の非正規社員を生みワーキングプアーを排出しただけである。もっと言えば勝ち組・負け組と自己責任論を騒ぎ立て、詰まるところは朝三暮四の国民収奪・総貧困化を進めたに過ぎなかったのである。

木村剛はブレーン時代に金融庁の検査マニュアルの策定を自ら手がけた、金融行政そのものだった。その金融庁が木村剛に「ノー」を突きつけたのである。(朝日新聞 H22年7月15日付け、朝刊面)

自分のつくった検査妨害のマニュアルに自分がひっかったのである。これもまた”マッチポンプ”そのものである。


バネ指、その後

2010-07-22 00:09:43 | 農業

 先月、発症したバネ指の治療が2ヶ月目に入っているが大分よくなってきた。

95%ぐらい治ってきたと思っていたら、整骨院でまだそこまで治っていないと告げられ、親指の付け根をギュッと揉まれたらなるほど痛い。”近所のオヤジ”と普段は思っていたが結構とプロだと再認識させられた。

しかし、通常の手作業はかなり出来るようになってきているが携帯電話のキーを押すときなどは少し痛む。

         Photo

問題はこの1ヶ月の畑である。収穫や管理・養生など手抜きの出来ない作業は指が痛いからと言って休む訳にはいかない。この3週間、除草の手抜きをしたのである。

梅雨の降雨とその後の晴天続きで見事に雑草が育ってしまった。指の痛みを騙しだまし除草作業を始めたが追いつかない。

除草剤等を使わない素人畑作では夏場の仕事の大半が草取りになってしまう。3週間もサボッた後の草取りはきつい。

好きで続けている農業であるが、炎天下の雑草畑を目の当たりにするとちょっと絶望的になる。
そこで一句。
 「 草刈れど 草刈れど  畑の雑草(くさ) 少しも無くならず バネ指をじっと眺める 」
 啄木先生、お許し下さい。


ジャガイモ、”気持ち”で豊作!

2010-07-17 17:25:23 | 農業

 今年の梅雨は空梅雨模様で暑い晴天が続いている。畑のジャガイモも苗が倒れて枯れ始めた。収穫せよとのサインである。

1ヶ月前に患った左手親指のバネ指はまだ少し痛む。バネ指への負担を考慮して1週間前から小分けしながら収穫を始めた。

男爵とメークイーンを同時期に半々で植えたのであるが、男爵の苗の方が前に枯れ始めた。収穫は平年並みであった。後半はメークイーンであったが収穫は嬉しいことに豊作であった。

畑から持ち帰ることの出来ないような極小なもの・病気を持っているもの・極端な奇形をはじくと男爵は8割、メークイーンはざっと9割が正味である。

    Photo_3 (苗の倒覆、収穫のサイン)

    Photo_4  (男爵収穫、作況は並み)                           

                    

随分と立派な歩留まりであるがイワン・アサノヴィッチは”兼々業農家”である。店に出すようなものを作っているわけではないので、店頭で売られてはいないような小さ目のものも捨てずに持ち帰っている。

売り物としてカウントするともう2~3割は減るだろう。そんなことを考えるとプロの生産農家は畑から市場に持ち込める量はざっと6~7割ぐらいであるのだろうか?

2年連続のジャガイモの失敗を今年は何とか豊作にすることが出来た。阪神タイガースの金本知憲選手が、よく決勝ホームランを放った後のヒーローインタビューで『あのホームランは気持ちで打ちました。』と応えている。

まさか!と思っていたが、尽くせる手段を全て講じた後に、残された手段は”気持ち”しかないのかも知れないと、今回のジャガイモづくりで思い知らされたようだ。


myみー みー語録その2

2010-07-13 00:18:48 | インポート

 『じィじ!みーちゃんウンチでたよ!』 2歳11ヶ月になる孫娘の明声である。

先月から保育園で始まったオムツ外しの”試練”に何とか耐えて最近は排尿・便をきちんと周囲に報せてお漏らしすることがなくなった。

幼児なりに達成感と自信の混じった高揚感のある言葉である。イワン・アサノヴィッチは『みーちゃん良かったね、上手だね!』と応えてあげる。
 

 嫁は出身地の福島県の方言や擬音をないまぜにして幼児言葉を造るのが上手い。幼児に分かりやすい言葉を使うという嫁なりの努力であり見ていて素晴らしい。

みーに対しての語りかけも多く、言語の発達段階においては必要なことであるらしい。

『みーチャン可愛い!』と嫁。ママにも言ってくれと促され『ママ可愛い』と孫。『ううーん、みーちゃんの方が可愛い』と嫁。再度促され『ママの方が可愛い』と孫が返す。『みーちゃん可愛い!』『ママ可愛い!』延々と繰り返されている。

『やっぱり、みーちゃんの方が可愛い!』。 突然『ア・リ・ガ・ト』と無味乾燥な言い方で孫が会話を打ち切った。

『あれ?みーちゃんもうママにお返ししてくれないの?』と嫁。『うん。』とぶっきらぼうに孫。ギャルママにこれ以上は付き合っていられないと言わんばかりのジ・エンドで周囲は大笑い。

嫁は毎日の買い物の中でも『みーちゃん、このブドウおいしそう!』と言う具合に孫に語りかけをしている。

先日の日曜日、みー一家が浦安の水族館に出かけた時のことである。大きな水族館であり、様々な種類の魚が綺麗な水槽に照明効果が施されて色あざやかに展示されている。

みーにとっては初めての水族館。両親は孫の初体験の反応を楽しみに入り口のドアーをくぐった。

みーは目を丸くして『ワア~、お魚オイシソー!』と大喜びであったとか。流石のギャルママも赤面となり、きまり悪くてソソクサと次の展示室へと足早に移動したそうである。