畑は一年でいちばん良い季節を迎えています。
イワン・アサノヴィッチの畑稼業も気がついてみたら20年を超えました。
何故”畑”なの? と聞かれれば…。
『自主と創造ってところかな』と答えます。
サラリーマン現役の頃は、必ずしも意に沿った仕事ばかりをしていた訳ではありませんでした。 でもそれは世の常でもありましょう。
しかし、卒サラとなった身であっても“自主”という位置づけが変わっていないことに気づきます。
ということは、宮仕えをしているからと言って“自主性”が抑えられたり削られたりしていた訳では決して無かったのかなと思ったりします。
人間の自主性は幾つになっても、どんな情況でも必要なことであって、また持とうと思わない限り持ち得ないものなのかも知れませんね。
カミサンは『イワン・アサノヴィッチ!あなたは畑で野菜を作っているのではなくってよ。あなたは畑に行って一服((-.-)y-゜゜)しているのよ。』と辛辣な事を言います。
畑作の仕事は稲作と違って一年中あります。真夏の炎天下、真冬の寒風のさなかのしごとも多々あります。
しかし、畑仕事の合間にする一服は、カミサンには答えたくありませんが、えも言われない至福感があります。
幸い、遅霜を受けたジャガイモは順調に成長を取り戻し、なにか豊作を予感させる兆しが見えています。
畑は静かにして確実でもあります。なにかしらん宗教的です。