イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

開いた、大澤弁護士の重い口

2010-10-24 23:49:50 | 国際・政治

 TVスパモニ(9月21日放映)のゲストコメンテーターに、元検事の大澤孝征弁護士が出演して居る。尖閣諸島沖の中国船長逮捕に対する中国国内の反日行動の話題である。

大澤弁護士は「そもそも中国は尖閣諸島の領有を予てより主張している。領土問題は国際司法裁判所提訴などの方法がある。しかし司法的方法を執る事なく、「政治」が「司法」を抑える形で反日キャンペーン行動などが仕組まれている」と指摘。

中国ではきちんとした三権分立が確立されていないと言う。

沖縄地検の、逮捕した中国船長の勝手な釈放も同じようなものだが、暴動まがいの政治問題化までは日本ではあり得ない。大澤弁護士が翻ってコメントしたことが意外感として残ったが、考えてみれば氏の言うとおりである。

大澤弁護士は中国の三権分立を言う前に日本国内での三権分立の実態を批判した。即ち、この65年間というもの日本の司法はこと駐留米軍・米兵の犯罪に如何なる毅然を以て司法的な対応をして来たのか? という問題提起である。

米兵による交通事故で殺された幼女がむごたらしく路上におかれた脇で、手を拱いているだけの日本の警察官の写真は衝撃的であった。沖縄のみならず、米兵による婦女子暴行・強盗致死・ひき逃げ等々の事件は頻繁に引き起こされてきた。

事件・事案が発生しても殆どの犯人は「日米地位協定」という不平等条約によって逮捕・起訴されることなく済まされてきた。政治の歪んだ貧弱さが司法をも歪めてきたのが戦後日本の実態であった。

今回の中国の歪んだ姿を批判するなと言っているのではない。足下の歪んだ政治が歪んだ司法を生んでいる日本の実態を猛省すべきであると言いたいのである。

人の振りみて、我が振り直せの諺どおりである。


myミイ、スイカアレルギー

2010-10-18 19:57:23 | 日記・エッセイ・コラム

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 今年もわが農園で少しではあるがスイカが獲れた。ひどい猛暑の日照りであろうか裂珠してしまったものもあり、大型の野鳥に啄まれてしまったものもあった。

生き残ったスイカは昨年のものよりも甘かった。腕が上がったというよりも日照が糖度を上げ幸いしたに過ぎない。
 

 イワン・アサノヴィッチは3歳になる孫娘をミイと呼んでいる。ミイはアレルギー体質で離乳食が始まった時からタマゴとイチゴは覿面(てきめん)であった。発疹が出てひどく痒がった。常時、医者から貰った軟膏が手放せないでいる。しかし、甲斐あってタマゴもイチゴも徐々に慣らすことによって今は食べられるようになった。
 

 ところが今夏はスイカにアレルギー症状が出るようになってしまった。ミイは果物好きで夏の前半はスイカとメロンを好んで食べた。スイカなどは大人顔負けの量を黙々と食べていたのであるが、体調が悪かったりするとアレルギーがひょんと顔を出してしまうらしい。就寝中などボリボリと身体を掻いている姿をみていると居たたまれなくなる。
 

 ママは発疹だらけになったミイの顔を見て驚き『みーたん!お顔かゆいでしょう?』『うーン』とミイは情けない返事をする。『スイカ食べたから、アレルギーになっちゃったんだ!』と驚きの声は続く。ミイは『うーン』とまたもや心もとない返事をする。
 

 その日からミイの家の冷蔵庫にはスイカとメロンが無くなった。

 休日、我が家に遊びに来たミイはジュースが飲みたいと言うので抱っこをして冷蔵庫を開けてあげた。自分で飲みたい種類のジュースを選ぶのである。しまった!!とイワン・アサノヴィッチは思った。ドンと大きなスイカが美味しそうに冷えているのである。

 『あっスイカだ! …あした食べようね。』とミイの言葉である。

あれほど好きだったスイカを目の前にしても、アレルギーとの因果関係が朧気(おぼろげ)ながら理解できるのであろうか。

ミイにとって「あした食べる」ということは今は我慢をすると言う意味である。何といじらしいことではないか。食べたいと泣いてねだっても然るべき歳である。

胸がキュンと来てしまった。 (/_;)


”気もち”で新サツ収穫

2010-10-12 13:12:02 | 農業

  いよいよサツマイモ収穫の時期となった。

今年は2年連続の失敗を受けていわば”不退転・後がない”的な気持ちで作った。おかげさまで豊作である。

既に8月の下旬に試し掘りをして概ね豊作であろうことの予測はしていたのである。▼2年連続の失敗と書いたが、さりとてイモづくりで基本的な間違いや大きな手抜きなどはしていなかったので、2年連続の不作はイワン・アサノヴィッチにとっては意外な出来事であった。

そもそもサツマイモやジャガイモは初心者が手がけてもそれほど失敗のない作物なのである。

収穫後の保存中に腐ってしまったわけであるが、原因は保存の方法と営農途中になんらかの失敗があったと推測しているわけである。

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そこで今年は基本に忠実に且つ時期々々の手間を抜くことなく、加えて「必ず豊作にさせてみせる」と言う”気もち”を入れて一作業々々をこなしたのである。▼それは阪神タイガースの金本知憲が決勝ホームランを打つ時の”気もち”と同じ種類のものである。

結果は見事に気もちで豊作をかちとったことになる。▼イチイチ気もちでイモなんか作るヤツは居ないと言う御方もいそうである。

但し新たな課題も出てきた。写真のとおり収穫初期は異常に細長いもスリムイモが少なからずあった。▼猛暑明けから後は雨がふんだんに降ったので10月になってからはスリムイモは無くなった。

降雨のない時は水分を求めて地中深くイモ根は伸びていくので太らずにスリムになると考えられるが如何なるものか。

「新サツ収穫ならオレも手伝う」と言う御方、万札とお間違えなく。