イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

敢えて、廃車しない自家用車・・・ 

2017-02-22 13:41:12 | 日記・エッセイ・コラム
 去年の秋、突然に、A氏は亡くなった。前夕、庭で植木を手入れしていた作業服姿が今でもイワン・アサノヴィッチの目には焼き付いている。
おとなしい人で寡黙さの中に穏やかな笑顔で対応する態度には好感が持てた。
A氏には子どもが居なかった。従って遺族は奥さん1人だけだ。年齢は丁度、我々イワン・アサノヴィッチ夫婦と同じぐらいである。
私たち夫婦は子どもが三人と孫が4人を授かっている。 それに比べて、察するに一人だけ残された奥さんにとってはさぞかし寂しいことだろうと思われる。
Aさん夫婦は仲が良かった。毎週の土曜日の午前中に、Aさん夫婦は仲良く車に乗って市のスポーツ教室に通っていた。その行き帰りであろう、縁側で喫煙する私の目には家の前を通過する車と共に何度ともなく目撃した。いまとなってはイワン・アサノヴィッチにとっても懐かしい良い光景だったのである。
Aさんが亡くなってから早3か月が経とうとしている。
殆どお付き合いもなかったが、同じ町内会だったこともあり、葬儀にはカミさんが出かけた。チョッピリ寂しい席具合だったそうである。当たり前のことで、我々夫婦も現役を離れて10年以上が経ったのである。きっと家族葬みたいな形で子ども達は我々の葬儀を簡潔に済ますことだろうと思われる。
先日、犬の散歩でAさんの御宅の前を通ったときに「アレ!」と思った。
毎週土曜日に夫婦で出かけていた時に使っていた、あの自動車が未だに庭の一角の駐車場に止めてあるのである。
たぶん、亡くなる直前にAさんが運転した後、庭の一角にいつもどおり駐車させた、そのままの姿・光景なのだろう。
Aさんの奥さんは確か車の運転ができないのだから使用している訳がない・・・。しかし、3か月も経ったと言うのに、未だに廃車処理していないと言うことは、どういう事なのだろう・・・と、少し訝(いぶか)しく思ったのである。
イワン・アサノヴィッチは3か月前以前、この車を使って市のスポーツ教室に仲良く通っていたAさんご夫婦の姿を想い出した。
ひょっとしたら、いや!きっとそうだろうと言う考えに行き着いた。
子どもも居ない、当然のことながら孫も居ない。そんな老夫婦に突然おとずれた別れ。
たった一人残された身に、Aさんの遺品となるようなものは少なからずある筈だが・・・。
別れる直前まで、夫婦ともに楽しく使っていた自家用車は、スポーツ教室は止めても直ぐには処理する気持ちになれない。
「敢えて廃車しないでいるのだ。」ということに気がついた。

フエースブック&「twitter」投稿集5回目

2017-02-09 18:30:12 | 社会・経済
 「twitter」20160915 石原は証人喚問すべき。
 素人のくせに口達者な石原知事が豊洲移転で生半可な事を言うから、ゼネコンや都職員(ゼネコン幹部とツーカーの仲)はシメタ!とばかりに、地下函渠工法に飛びついたのは明らかだ。石原慎太郎は逃げずに自身の無知・無能を知り、この問題解決に当たれ。石原は稀有な税金の無駄使い人間だった。(元・某県庁の役人OB)

フエースブック(2016年9月9日) 実態は競争入札など殆ど存在しない。
 大成建設JVが五輪会場の建設工事落札。落札率は99.99%とのこと。たとえ非公開の競争入札であっても工事の予定価格が官側のオエライさんから漏れているのは当たり前のこと。本当に競争入札が行われることは稀で、そんな時は「叩き合い」と言い、業者間に禍根を残し官民ともに嫌います。従って熾烈な争いにならないように「管制談合」が生まれる場合があるのです。ほかの公共事業も概ね似たり寄ったりです。(元・某県庁の公共事業職場の役人OB)

フエースブック(2016年9月9日) リツイートしました。
 @mrkoo1jp2000 恐れていたとおりと言うか案の定と言うか、嘘っぱちの党・公明党が世界的権威のガルトウング博士に失望され、権謀術数の策士・池田大作は戦争反対の呼びかけの書簡まで送られている。創価学会は何も公開できず知らん振り。自民党より悪くなった。日蓮が泣く。

フエースブック20160904 急遽、日米は尖閣を安保対象地域に繰り入れた。
 先日、亡くなったむのたけじ氏(元朝日新聞従軍記者)は、70年前と同じ「戦争前夜」の匂いがするとアベ晋政権下の状況を喝破した。中・朝を叩けとか言葉だけ威勢のイイ不可能なことを言って庶民国民を洗脳するが如くに喧伝しまくる。そのうち収まりがつかなくなり「真珠湾攻撃」の無策・無謀に行き着くしかなくなった。
尖閣を軍事占領してもアメリカは助けに来ない、という事実は「平成大本営」以外の国民は殆ど知らされていない。日米安保条約の適用範囲は日本の固有の領土内に限られている。尖閣は係争地域で固有の領土でないからだ。
「平成大本営」を徹底的に批判し包囲・崩壊させなくてはならないデショ。自民党リベラル派とも共闘するぐらいの視点・スタンスも必要になるだろう

トランプ旋風 女優のM・ストリープがバッチリ批判

2017-02-02 21:36:45 | 国際・政治
 1月20日、アメリカの新大統領、D・トランプが就任した。
就任の前日に、トランプは当選後初めての記者会見をした。
冒頭でアメリカCNNテレビの記者を名指しして、「お前の会社は偽ニュースを流すから、質問は受けない。」と予想はしていたものの波乱含みの幕開けとなった。
そのほか女性蔑視的発言や障碍者嘲笑の動作真似、テロに託(かこつ)けたイスラム教徒排除の発言が幾度となく発せられた。
また、メキシコ国境に壁を建設して、不法入国者を撃退し、建設費はメキシコに払わせる、などとアメリカ合衆国のトップとは言い難い破天荒な発言内容が当選直後から連なり今も変わらない。
そんな中、女優のメリル・ストリープが、折しも自身のGグローブ賞受賞式典でトランプを痛烈に批判した。
『差別は差別を生み、暴力は暴力を生む。トランプの主張は間違っている。』と遠慮のない批判意見だった。

M・ストリープは、私の好きな女優の1人だ。
映画はなんと言っても「クレイマークレイマー」(1979年公開)であろう、離婚する男女が男の子の親権を巡って訴訟沙汰。親権を得た男親(ダステイン・ホフマン)は慣れない育児と仕事に悪戦苦闘する、挙句の果てに子供が事故に巻き込まれてしまう。しかし、子を思う父親の気持ちは、男の子は十分すぎるほど理解していた。
母親(M・ストリープ)が再度の訴訟で親権を奪い返した。
自分の家に引き取ろうと男の子を連れだすが、父と子の間に既に培われた愛情は些末な育児の失敗や事故などで引き離すことは出来ないとさとる・・・。

40年近い前の映画だが、作品と共にM・ストリープは愛情濃厚な、過っては妻であり母である女をバッチリと演じていた。
だからこそ、世界最強の国の大統領を相手に一歩も引かぬ批判で『大統領は間違っている。』と明確に且つ直接に言えるのであろう。
予断になるが、実はイワン・アサノヴィッチが現役のころ、或る職場で目つきだけがM・ストリープそっくりの女性職員が居たことがある。勿論その女性は目つき以外の全てはまったくの日本人である。
なお予断になるが、その女性職員も内心は好みのタイプでありM・ストリープ同様に好きなひとだった。もう数十年前のことだ・・・。