イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

農園百景 いじわる権兵衛

2016-01-28 22:11:35 | 農業
  「♪権兵衛タネ播きゃあ カラスがほじる♪」 コミカルな情景を唄ったフレーズだが、畑の実情を言い得ていて妙である。

イワン・アサノヴィッチ農園の周辺は他にも大勢の人が畑作を楽しんでいます。
今の時期に困るのはカラスとアライグマです。

    (写真はクリックすると拡大されます。)
葉物野菜が極端に少なくなる冬の畑では、ワルでかなり贅沢なアライグマにとっては苦しい時期でもあります。
写真のとおり、イワン・アサノヴィッチ農園の貴重なニンジンの葉がアライグマに食べられています。
葉を食べられてしまうと、光合成が出来ずにニンジン本体の成長もままなりません。

     (写真はクリックすると拡大されます。)
カラスが電線で騒いでいます。
ラッキョウや小粒のホーム玉葱の球根を植えると目ざといカラスは穿(ほじく)り返して食べて仕舞います。
翌日、怒ったイワン・アサノヴィッチは「柳の下のドジョウ」を狙って集まってくるカラスめがけて土ツブテを投げます。
その日はスゴスゴと彼らも逃げ去るのですが、したたかなんです!
翌日になると、ちゃんとお目見えするのです。それもボスカラス一匹だけが・・・
そして、妙な鳴き声で遠くに居るカラスの仲間たちに知らせるのです。
『みんなー注意しろ、軽トラのイジワル権兵衛が今日も居るからな~』
さしずめ、そんな調子の事を言っているのでしょう。
(しかし、この記述に続編があることを予告いたします。逆襲編です。)

アベ首相は、嘘と詭弁の常習者

2016-01-21 00:22:24 | 国際・政治
 18日の国会で共産党の小池晃氏が「日本は貧困大国になった」とした。
小池氏が発言の根拠とした資料は厚労省の「国民生活基盤調査」だが、相対的貧困率は16.1%になると言う。
その指摘に対してアベ首相は、総務省の「全国消費実態調査」によれば10.1%だと言い、逆に「日本はかなり裕福な国だ」と切り返した。

 東京新聞1月20日報道によれば、小池氏とアベ首相の発言した二つの数字がどうして違うのかを説明してくれている。
しかし、ここに大きな嘘が存在したのだった。それもアベ首相の側にであった。
即ち、小池氏の資料は2012年版であったにも拘わらず、アベ首相の側は何と2009年版であり議論のたたき台を全く異にしていたのである。
2009年版といえば七年前になる。
七年前の数字を根拠にして平然と答弁しまくる為政者って何なんだ!と言いたい。
東京新聞もこれではアベ首相の答弁は説得力がない、と言い切っている。

先の「戦争法案」にしても同様な答弁をアベ首相はシャーシャーと国会という場でやらかしているのである。
即ち、朝鮮半島有事の際に日本の民間人が米国艦船に救助されて引き上げて来るときに、日本の自衛隊機が米国艦船を駆けつけ警護する必要があるとしたのである。
しかし、アメリカは米軍艦船が民間人の救助のために乗船させることはあり得ないと言い切っている。これはアメリカの国務省のHPにも記述されているとのことだ。

一般の国民・庶民は普段から国際情勢や経済指数・雇用情勢など気にしている訳ではない。
ましてや米国務省のHP発信や総務省・厚労省の白書など殆ど見聞していない筈だ。
そんな庶民・国民の通常の意識を逆利用して、さもさも一見在りそうな事柄を平然と言ってのける首相なんて、軍事独裁国家や北朝鮮ならばいざ知らず存在しない。

昨秋、習志野市で孫崎享氏(元外務省情報局長)の講演会があり聴きに行った。
会場は満員で聴衆で、はち切れんばかりであった。
孫崎享氏は「アベ首相は嘘と詭弁ばかり」と言うフレイズを多用して、政権批判を講演した。聴衆はみな孫崎さんの熱弁に納得し大きく頷いていた。

孫娘、ミユウの 『アバヨ!』

2016-01-18 15:35:20 | 日記
 イワン・アサノヴィッチには小学二年生の孫娘が居ます。
この子は初孫で、イワン・アサノヴィッチにとっては一入の思い入れがあります。
明るく、近所の子どもたちとの外遊びが好きな活発な子でもあります。

まだ五歳のころでしたが、公園に出かけた時のことです。
同じ年頃の知的障害をもった男の子が母親とおぼしき方と散歩をしていました。
ミユウは俯(うつむ)き加減に小さな声で『あの人は心の病気なんだよね。』 と言いました。
『そうだね。』 とイワン・アサノヴィッチは応えました。

そこには差別意識のない、子どもなりの同情の気持ちも在ったように思えました。
きっと心の優しい保育所の先生などから聞かされていたのでしょう。
世の中には、オリンピックで金メダルを獲る人もいれば、まるで運動音痴の人もいる、そして運動障害・知的障害を持った人もいます。
それで世の中が成り立っているのです。
ミユウの清々しい目を見てイワン・アサノヴィッチは安心しました。

つくづく思うことがあります、人は取り分け子どもは食物だけで成長するのではないのではないかと。
そうです、”愛”というものも吸収しながら成長していくものじゃないのかと…。
食べ物の五大栄養素にプラス”愛”という栄養素も必須なのでしょうね。

そんなミユウも小学二年生になりましたが、明るく活発な所は全然変わりありません。
先日の土曜日、ミユウ一家が我が家にやってきて、夕食を食べて行きました。
帰りしなの“ほっぺにチュー”の挨拶は、もうさせてくれません。
『今どき、ほっぺにチューなんてこと有り得へん!』 といとも簡単に拒否されてしまいました。
少女になりかけているミユウは早くもジイジ離れが始まっているようです。 (/_;)
『じゃあ、ミユウちゃんバイバイね。』 とハイタッチです。
ミユウの返事は奮っています。『アバヨ!』 の大きな一声だけです。
女の子の別れ際の挨拶としては甚だ素っ頓狂です。
ですが、ミユウらしくもあります。思い出す度に苦笑してしまいます。

警察、三歳女児の虐待死を未然に防げず

2016-01-14 23:43:42 | 日記
 20代の実母と同居する男が、三歳の女児の顔に熱湯をかける等の果てに虐待死させていた事件が報道された。
内縁関係のこの男女は、三歳女児の虐待方法を携帯電話で取り合っていたと言うから驚きを通り越して、絶望的な気持ちにさせられてしまう。

イワン・アサノヴィッチには二歳半の孫娘が居る。可愛い盛りである。
虐待死させられたA子ちゃんの顔がTVで放映された。黒目の大きな愛くるしい女の子であった。ご冥福を祈ります。
何でこんな愛くるしい子が、こともあろうに実母らから虐待死されなければならなかったのだろうかと考えるとイワン・アサノヴィッチは狂おしくなる。 

 ところが、事件が起きる前に隣近所の住民たちが幾度か警察に通報していた事実が判明した。
そして二度も警察が事件のあった家を訪問していたのである。
しかし、警察はその女児には虐待による傷跡など具体的な物証がなかったとして、漫然と引き返していたのである。
住民からの通報時にきちんと捜査していれば当然のことながら、虐待死という悲劇は起こらなかった筈である。

 イワン・アサノヴィッチは以前に読んだ「桶川ストーカー殺人事件(清水 潔著)」を思い出した。
カネさへあれば何でも出来るという錯誤・偏狭思考の男にストーカーされていた女子大生が、警察に被害届けを出し告訴状を提出していたのである。
にも拘わらず、警察の漫然とした「前例踏襲」と「横並び」思考でまともな捜査が行われず挙げ句の果てに女子大生が殺害された事件を扱ったドキュメントである。
被害者は殺害をほのめかすストーカー男との電話録音を警察に証拠として提出していたにも拘わらず、悲劇的な事件が起きてしまったのである。

この二つの事件の共通点は、間接的に警察が二人の命を奪ったと言っても過言ではないのである。
警察という超閉鎖社会ではベテラン警察官ほど、「前例踏襲」と「横並び」思考とマンネリによる「予談・先入観」捜査に陥り易いのである。 

ニュース片々 銃規制・オバマの涙

2016-01-08 00:06:53 | 国際・政治
1月6日報の東京新聞によれば、オバマ米大統領が「銃規制強化」の大統領令を発表したとのこと。
これはTVでも報道され、ホワイトハウスの演説では子どもたちが銃犯罪の犠牲になっている現実に触れ、涙を浮かべたオバマ米大統領の大写しの顔が放映された。
’12年にはコネチカット州の小学校で一年生の26人が犠牲となった乱射事件があったが、世界中が震撼とさせられた。
日本ではあり得ない事件だし、また今後も絶対に在ってはならない筈です。
アメリカでは国民が防衛のために銃で武装する自由が憲法で保証されているとのことだそうだ。
イワン・アサノヴィッチはアメリカ人そのものは好きであるが、アメリカ政府は嫌いだ。
しかし、今回のオバマ政権が打ち出した「銃規制強化」 策には大賛成だ。
有力ロビーの全米ライフル協会は『完全に事実を欠いた感情的で上から目線の説教は要らない。』と早くも大統領令に反対する声明を発表したとのこと。
オバマ米大統領は『ネットで銃を求める30人に一人は犯罪歴がある。』と説明。
そして、銃発砲事件・事故で死亡した人は昨年で1万3000人を超えていると続けた。
日本の交通事故による死者数を遙かに上回っているから驚きです。
オバマ米大統領は『武装する権利の自由の代償に相次ぐ悲劇を受け入れるべきではない。』と反論し、国民の理解を求めている。
銃規制と言っても購入時の事前審査の厳格化を進める政策でしかないのです。
国民の90%が支持しているとオバマ米大統領は説明している。日本の銃規制と較べると、まだまだ大甘なのだが…。