イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

畑のプロは 除草鎌

2013-01-29 18:28:05 | 農業

  畑を始めてからかれこれ20年が経ちました。20年と言っても現役時代はれっきとしたサラリーマンでしたから、20年と言うキャリアには些か紛(まが)い物が混じっていることは否めません。謂わば日曜百姓に毛が生えた程度のものと見て貰えば間違いありません。  

 周囲の人たちも同様に素人ですから、所詮はドングリの背比べで互いに切磋琢磨して経験や技術を交換し合うなんてことも殆どありませんでした。
<o:p></o:p> 

 去年の秋に、少し家族のことで忙しい時期があって、思う様に畑に出られない時がありました。10月ですから雑草はどんどん生える時期でした。イワン・アサノヴィッチは一計を案じて草取りだけ市役所のシルバー人材センターに依頼することにしました。順番を待っていると半月先になると言うので何とか直ぐに来て貰えるひとは居ないのかと要望しました。 


 早速70才台のお婆さんが応じてくれました。自身も家庭菜園をやっていると言う方でした。なかなか頼もしい方です。その代わり日当は少し高めになると言うことでしたが、たかが1割程度だと言うので問題はありません。
 


 半月も先になってしまったら、この時期ではおいそれと草取りなんてやっていられない程に伸びてしまいます。イワン・アサノヴィッチは草取り屋さんに畑を見せて、改めて除草のお願いをしました。
 

 良い畑だと言って褒めてくれました。そして半日ぐらいで作業は終わるだろうと見立ててくれました。 彼女は「除草鎌」を見せてくました。そして自分はこの鎌しか使わないのだと言うのです。(写真2枚)
 

      P1010367 

      P1010368


 普通の鎌と較べて柄の長さは半分以下、刃渡りも短めでおまけにノコギリみたいにギザギザ刃なのです。
 イワン・アサノヴィッチは少し驚きました。初めて見るものだし、何でノコギリ刃なんだと言う疑問が湧いたからです。
 

翌日、『終わりましたから畑を見ておいて下さい。』という電話が入りました。 

見事なものでした。文字通り畑は雑草(くさ)一本生えていないのです。黒い土だけの畑は実に気持ちの良いものです。 


 シルバー人材センターの職員から『成果は必ず満足して貰える筈』と言っていましたよとの伝言がありました。
 

あの除草鎌一本で100坪の畝間のチョボチョボとした草を一本残さず刈り取っていました。こう言うところにもプロは居るものだと感心です。<o:p></o:p>


 
イワン・アサノヴィッチも早速購入して今は使っています。ノコギリ刃で根こそぎ取り切ってしまうのですから、こころなしか、あれからと言うものの雑草の生え方が鈍くなったような気がします。


朝令暮改、“決められない”自民政権

2013-01-25 22:18:17 | 国際・政治
  

 朝日新聞(http://news.asahi.com/c/abpCabzvfun3j6ad)によると、
 
自民党は24日に決めた税制改正大綱で、自動車重量税を「道路特定財源」にする方針を撤回し、「一般財源にする」との見解を示した。無駄な道路づくりの温床と指摘された特定財源の復活に、党内から批判が噴出したためだ。」<o:p></o:p> 


 朝令暮改の典型的なオハナシです。
 

この話しが民主党時代であれば、きっとメデイアは「決められない民主政権」と、書き立てたでしょう。一端決めたことを悪いことだと気がついて良い方向に話しを戻すことはいけないことではありません。

 しかし、民主党がやることは何でもケチを付けるのがメデイアの悪癖でした。その方が多少は売れるし、政権返り咲きの自民・公明に“貸し“を付けられるし、財界からもイイコイイコされるからですね。見え透いていて読者・視聴者を馬鹿にしています。
 


 しかし、今回はどのメデイアも誰も騒ぎ立てません。“中立”であるはずのメデイアが…不思議ですね、明らかに自民党を庇っています。
 

おっと、言っておきますがイワン・アサノヴィッチは民主党贔屓ではありません。

 現内閣は、まるでゾンビのような一昔前のお大臣様が名を連ねています。民主政権内閣のように失言や失態で、つまらない物議を醸し出したくない、下手に政局話に飛び火にならないようにと言う計算でしょうね。
 


 だから新しいことなんて何もできっこありません。「国土強靱化計画」なんて言葉だけが勇ましいだけですが、所詮は「政官財癒着」公共事業のオンパレードです。カネは国民の孫子に亘るツケですから気楽なものです。野田毅税調会長も“ゾンビ“大臣、ハッキリ言って無策の前例踏襲そのものです。こんなことぐらいだったらイワン・アサノヴィッチにだって総理大臣は務まります。

 
しかし、「道路特定財源」の復活なんて言う既得権に群がるシロアリ議員がいまだに国会にと言うよりも自民党や類似政党には居るのですね。
 

同朝日新聞記事では次のようにも書かれています。
「24日の党会合では「自民党が先祖返りしたと言われる」といった異論が出た。」とのことですが、朝日新聞も随分ボケたことを言います。
 


 自民党内の清新派議員から出された意見を“異論”と片付けています。こう言うところがマスコミの姑息な世論誘導なのですね。
 

この場合は“異論”ではなく“正論”なのですよ、朝日新聞さん!<o:p></o:p>


 政官財癒着行政に群がるシロアリ代議士と国交省に騙され甘やかしている無能大臣とぶらさがりマスコミのコラボが大進行しています。こんなことだったら、何もしなかった民主党政権の方がまだマシだったかもしれません。


イラク戦争と集団的自衛権

2013-01-17 19:36:34 | 国際・政治

  孫崎 享の標題のブロマガを読んだ。以下に要旨を引用紹介する 

 

『 安倍首相は米国訪問を強く希望した。しかし、オバマ大統領はつれなく、一月訪問は実現しなかった。安倍首相は「お土産を十分準備しなかったので受け入れてくれなかったのだろう」ということで、集団的自衛権をお土産にしようとしている。

 

 集団的自衛権は日本の防衛と関係がない。ひたすら米国の戦略のために、自衛隊を傭兵的に使おうとするもので、しかも日本で費用負担をするのだから、隷属も極まれりという状況である。
 

 

 イラク戦争にせよ、アフガニスタン戦争にしろ、米国は正しくない戦争をしているのである。イラクのサダム・フセインが大量破壊兵器を持っているとかアルカイダと結び付きがあると言って戦争しましたが、それは嘘であった。
                     

 

 米政府調査団のドルファー団長(CIA特別顧問)は、「イラクにおいて、湾岸戦争以降大量破壊兵器はほとんど廃棄された、脅威は存在しなかった」との最終報告書を発表した。米国は自らの公的機関でイラク戦争開始の論拠を失った。
 

 

 集団的自衛権は米国の戦略に自衛隊を奉仕させようとするものである。
しかしイラク戦争であれ、アフガニスタン戦争であれ、米国の戦争はしばしば間違っている。こうした問題を何ら検証することなく集団的自衛権、という日本の姿はあまりにも卑屈である。』

 イワン・アサノヴィッチは次のようにコメントをした。

 

 『来日して10年になると言う若き中国人男性と話しをしました。政治の話題になると彼はトーンを落として顔を私の耳元に近づけながら話すのです。日本は黒船来航以来ずっとアメリカに頭の上がらない国になってしまった。

 

 中国の共産党政権が良いと言う訳では無いが、中国はアメリカにもソ連にも屈服しなかった。アジアで近代化も達成し、経済も一流の日本なのに残念だと言っていました。

 

  私は日・中・韓・台・北朝鮮は元々モンゴロイド民族で漢字圏・仏教圏なのだから、共通点はEUなどよりずっと強くて多い。アメリカに少し遠慮して貰って、東アジア連合を創って仲良くするべきだ。そうすれば平和と豊かさが飛躍的に増す筈だと言いました。

 

政治体制の違いは叡智と忍耐と相互の信頼で解決するはずだと言うところで意見が一致しました。遠くの「友達」よりも近くの”兄弟”じゃないでしょうか?』
 

 以上がイワン・アサノヴィッチのコメントの内容である。<o:p></o:p>

  アルジェリアで日本人5人が現地の武装勢力によって誘拐された。隣国マリの紛争に巻き込まれてのことだ。テロは何と言おうとも卑怯で卑劣なものである。

 今までアラブのテロが起きていなかった唯一の国は日本だけであった。アメリカの大義のない戦争に付き合って自衛隊員がイラク人やアフガニスタン人を撃ち殺すことは絶対に避けなければならない。

安倍首相は本当に日本人を愛しているのか?


学校という超閉鎖社会

2013-01-14 01:52:22 | 社会・経済

 大阪市の公立高校で教師の体罰が原因でバスケ部の主将が自殺した。自殺前日にはこの生徒は部活顧問から30~40回のビンタを受け唇が切れていたそうだ。<o:p></o:p>

 教師も人間であるから長い間には思わずカッとなって生徒をビンタすることも在るだろう。そんな偶発的な一事を捉えて体罰だ!体罰だ!と騒ぐ気は毛頭ない。

しかし、ビンタ40回ともなれば、思わず手が出てしまったという偶発性では説明がつかない。至って恣意的な行為と言わざるを得ない。教育には無関係な無知と怠慢を指摘せざるを得ない。<o:p></o:p>

 元巨人軍の桑田真澄投手が朝日新聞(2013年1月12日付け)で次のように語っていたので引用する。
 

 『私は中学まで毎日のように練習で殴られていました。今でも思い出したくない記憶です。殴られるのが嫌で、野球を辞めた仲間を何人も見ました。スポーツ界にとって大きな損失です。
暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。指導者が怠けている証拠でもあります。私は、体罰を受けなかった高校時代に一番成長しました。「愛情の表れなら殴ってもよい」と言う人もいますが、私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません。』(桑田真澄氏談)

 
一流選手の心からの述懐であり、体験から得た貴重な教訓とすべきであろう。

 
「夜回り先生」こと水谷修氏は『解決策は橋下大阪市長の言うような100人態勢で1,000万円の予算を付け、権力が教育の現場に入るようなことでは無い。』と明言した。尾木ママこと尾木直樹氏が『いまだに学校という世界が世間一般の常識から外れて居て良いと言う認識が在る。』と指摘している。

 
即ち国や教育委員会からの上意下達式管理システムの弊害を指摘せざるを得ない。“競争”だ“成果”だと教育には無縁な目先物を教師や学校に強いた挙げ句に失った“市民目線=社会常識”。

 教育者と言えない人間たちが跋扈する、学校と言う名の「超閉鎖社会」の存在である。いま教育現場では真面目な教師ほど苦しんでいる。ここにも“情報開示”をして、一刻も早く市民目線の風通しを良くすることが求められていると言えよう。


「ソーシャルネットW其処彼処:孫崎 享」

2013-01-07 23:54:09 | インポート
 

元外務官僚キャリアで反骨精神旺盛な孫崎 享のメルマガをSNSで購読している。内容もさることながら月額105円と至って安いのも魅力である。<o:p></o:p> 


 キャリアが反骨精神など出せば、今の日本では当然その報いとして「左遷」と「差別」が襲いかかるのが関の山である。イワン・アサノヴィッチも某自治体で同様の扱いを受けて来たから、孫崎 享には親近感を覚える。
 


 彼は現役時代にキャリアとしてあるいは日本大使として主要国で勤務していたから、その情報の質と量は読んでいても目を見張るものがある。

 
ほぼ毎日発信のメルマガであるが、フイルター越しのマスメデイアの「売らんかな記事」とは違い、緊張感と迫真に迫るものがある。
 
 

 7日の記事は
明治神宮至誠館で吉田茂等の対米従属路線を批判」というタイトルであった。以下に抜粋を引用転載する。

吉田茂は独立後も首相。奴隷の状況を維持。最たるものは米軍基地の扱い。
ダレスは『我々の望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間確保する』ことを目標に日本と交渉し勝ち取る。それが日米行政協定で日米地位協定と名を改め、今日まで続く。
●米国への隷属体質はオスプレーの扱いにも表れている。
●今日、自民党は集団的自衛権など米国の指令を安全保障政策の骨格としている。
(引用終了)

 孫崎 享のHPにイワン・アサノヴィッチは以下のコメントを記述した。
 『先の総選挙の結果を一番喜んでいるのは、皮肉にもアメリカと財界。

 自民大勝の実態は、小選挙区で言えば40%台の得票で80%近くの当選者を出しただけのこと。原発の賛否にしても比例票で観ると賛成党票は2900万票、反対党票は3100万票。

 この実態を無視して憲法9条改定などと言えば、国民からのしっぺ返しは必ずくる。そもそも憲法9条改定の前に不平等で国辱的な安保条約の地位協定の改定が何故いえないのか?

 首都圏に米軍空域(横田空域)があるなんてヨーロッパの主要国ではパリ・ロンドン・ローマにイワン・アサノヴィッチも幾度か行ったがあり得ない話しである。成田も羽田も民間航空は離着陸や騒音の偏在に困っているはず、あまりにも国辱的です。』


 このコメントには右翼フエチ的なコメントも記述されている。孫﨑 享をして「反日左翼」と罵倒している。イワン・アサノヴィッチは愛国に右翼も左翼もない筈と書き込んでおいた。

 
かかる議論は日本の真の民主化の道程たり得ると信じているから…。