イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

歌手・菅原都々子引退、イワンの戦後が終わる

2015-09-25 18:53:17 | 日記・エッセイ・コラム
 昨年、歌手の菅原都々子が引退しました。
御年88歳で、10歳で歌手活動を開始しましたから芸歴77年ということになります。
芸歴をネットで調べてみたら、蒼々たるものがあり、それを識る事によってまた多くのフアンが感心したり、励まされたりすることでしょう。

イワン・アサノヴィッチは彼女の「月がとっても青いから」と言う曲が大好きです。子どもの頃から唄っていました。
昭和30年のリリースですから、イワン・アサノヴィッチが小学校4年生のころのヒット曲です。
ポルカ風の曲でテンポも軽やか、恰も暖かな春の夜を彷彿とさせます。
歌詞の意味合いも10歳の男子ともなれば、シッチユエーションを含めて理解できました。
否むしろ、まもなく思春期を迎える少年の心に、男女の”恋”の素晴らしさを予感させるものでした。

彼女が10歳の時に、今で言うオーデイションみたいな場で、古賀政男に認められた事がスタートになります。
そして、第1回NHK紅白歌合戦に出場した最後の存命者でした。また、特定非営利活動法人 名曲慰問団 名誉顧問として老人福祉施設にボランティア活動を行っているとのことです。彼女の人柄がにじみ出ているようです。

現代の女性歌手みたいに、目鼻立ちが特別いい訳でも無く、怒られてしまいそうですが、地味な顔立ちで、塗りたくった化粧顔もせず、細い目は笑顔の中に隠れてしまいます。
声も然りでビブラートの大きな声にインパクトがありますが、美声などではありません。

♪ 月がとても青いから 遠回りして帰ろう ♪
♪ あの鈴掛の並木路は 思い出の小道よ ♪
♪ 腕を優しく組み合ってあって ♪
♪ 二人ならんで さあ~帰ろう ♪

菅原都々子さんご苦労さまでした。
歌手・菅原都々子の引退は、上海から引き上げて来た、イワン・アサノヴィッチにとっての「戦後」もやっと終わりました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿