ブロマガ孫崎 享のつぶやき(http://ch.nicovideo.jp/article/ar91059)を購読していて下記の記述を得た。<o:p></o:p>
「アメリカ時代の終わり」というテーマで、リベラルの論客アイケンベリーとネオコンの論客ロバート・ケーガンが対極的な論争をおこなっています。
アイケンベリーはプリンストン大学教授で、リベラル派の代表的論客です。他方、ケーガンは「ネオコン」と呼ばれるタカ派右派の代表的論客です。
アイケンベリーは「米国の衰退は確実である。しかし、台頭してくる中国等はリベラルな国際秩序を背景に繁栄してきたのであり、このシステムを維持する」と主張してます。
たしかにブラジル、中国、インドなどは(中略)反帝国主義、反植民地という過去の視点でいまも世界をとらえている。
ブラジル、中国、インドはいずれも、既存の国際秩序のなかで活動することで繁栄し、力をつけてきた。恩恵も引き出してきたのだから、このシステムを温存していくことは自分たちにとっても大きな利益になると考えている。
アイケンベリーの論は理論整然としていると、孫崎 享氏は結んでいます。<o:p></o:p>
以上がブロマガからの引用ですが、イワン・アサノヴィッチは次のコメントを入れて孫崎 享氏に賛意を表しました。<o:p></o:p>
『私は予てより「日・中・韓・台」はEU並みの連合が可能な地域だと思っています。共通点はモンゴロイド民族で言語は漢字が通じること、文化としては大まかに言えば仏教圏です。
これだけの共通点のある地域国家は他にはありません。あるのは相互の”不信と偏見”です。即ち冷戦状態の名残がいまだに存在します。しかし、アイケンベリー・プリンストン大学教授は大らか且つ素直に中国を見ています。
世界最強の反共国家アメリカの様々な包囲・締め付けはソ連に対するものと同様に中国をして過剰に反発せしめています。アメリカはベトナム戦争やキューバ侵攻を反省すべきです。
そして世界の「憲兵」役を降りるべきです。軍事力威圧と行使、自己中な価値観・基準の押しつけ、他民族不信は、未だにアパッチ狩りをしている騎兵隊のそれと変わるところがありません。
中国だってアイケンベリー教授の言葉どおり、リベラルな枠組みの中で平和と豊かさを求めているに決まっており、アメリカに代わって世界制覇など画策しているとは思えません。
アメリカのベトナムやイラク・アフガン戦争という国家による”膨大なムダ”を冷静に計算し認識もしている筈です。
鄧小平が現れ、現代中国の路線を敷き今に至る経過を見れば歴然としています。反共フェチは、予断・偏見・先入観でその部分が見えなくなってしまっているのです。
アイケンベリー・プリンストン大学教授の中国観に全く同感です。また、中国の一党独裁政治も改めるべきでしょう。』
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