イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

 初の米朝首脳会談 が開かる

2018-06-23 17:38:18 | 国際・政治
 2018年6月12日、歴史的とも言えるアメリカと北朝鮮の首脳が会談を持った。
朝鮮半島のみならず、東アジアや強いては世界平和に資する歴史的な会談であり、イワン・アサノヴィッチとしては大いに歓迎するところを表明したい。
 72年前の世界大戦終結とその5年後の朝鮮戦争の終結から、朝鮮半島はいわゆる38度線を境に分断された国家が対峙していた。

 アメリカの中・ソ封じ込め政策で38度線以南には韓国が生まれ、一方中・ソの支援を受けた38度線以北には朝鮮民主主義人民共和国(=北朝鮮)が生まれた。
しかし、米ソの二大国はこの38度線を境にして軍事的にも鋭く対峙していたのである。丁度、東西に分断されたドイツの如くであったが、周知のとおりドイツは東ドイツの崩壊で平和的に東西の分断が解かれ今は統一国家として十分な機能を果たしている。
しかし、朝鮮半島情勢は中国が絡み微妙な対立が解かれることはなく65年前には、即ち世界大戦の終結後の僅か5年後に「朝鮮戦争」が勃発したのである。
 それ以来、米・韓は古くはソ連と次には中・朝との睨み合いが続き、米・中の国交正常化以降は、中国は北朝鮮のバックアップ的な存在となり表向きは北朝鮮単独でアメリカに対峙するという図式になっていた。
そして、近年に至ってはアメリカに正面から対峙せんが為の「核開発」と「ミサイル開発」政策が北朝鮮によって強行された。核弾頭搭載の長距離ミサイルが米本土にまで届く実験を成功させたのである。アメリカの緊迫感は一気に高まった。
しかし、トランプ大統領は対北朝鮮強硬派の閣僚を退けて一気に、北朝鮮の非核化を条件にして対話・融和を打ち出したのである。中国も交えて対話はトントン拍子で運ばれていった。ここで、日本の安倍晋三は「蚊帳の外」と言う滑稽な評価を西側指導層から受けたのである。常にアメリカの尻馬に乗っかって北朝鮮不信を喧伝していただけの貧弱外交の報いでもあろう。
日本のメデイアの多数は「非核化への時期が明確でない」等として、斜に構えた論調報道である。恰も内閣府あたりから報道管制が敷かれた如くの「意気の合った」ものとなっている。
 70年近く軍事的緊張もあった両国の歴史的な和解の一瞬である。非核化への具体的な手段・時期が明確でないことは当たり前である。これからのプロセスを確実に進めて行くのだと両首脳は述べているではないか。
察するに、蚊帳の外に置かれたアベ晋政権は、今回の歴史的な握手をもろ手を挙げて賛成する気はないのだろう。
度量の無い日本の政権と忖度メデイアの姿が透けて見える。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿