鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

バイオリズムは、正解・・・?なのか・・・???

2013-11-20 22:23:07 | Weblog

秋晴れ。朝方は、氷点下。

一昨日の夜から、腰に痛みを感じて、それが、時間を追う事に、痛みが増して、昨日、今日と終日、横臥していた・・・このところ、外出以外は、横になっていたし、かの行列の国(TDS)で、立ちっ放し、観劇も座りっぱなし、そして、帰りの電車でも、立ち続けたのか、災いしたのだろうか・・・?
脆い腰である。

さて、腰痛の起きた日・・・つまり11月18日は、私のバイオリズムの身体・感情のダブル要注意日・・・となっていた。

身体は、このような不調だし、身体が、不調だと感情も不調になるのは、当然か・・・。
不調が二つ重なる・・・ということで、やはり、生活するのに宜しくなかろう・・・。

・・・と言っても・・・今は、失業中の身の上だから、、身体の事を心配しつつ、無理に出社するということもないので、回復は、早い様な気がする・・・(気がするだけかも?)

私は、心配性だから、職場で、更に、悪化したらどうしよう・・・歩けなくなったらどうしよう・・・などと、要らぬ心配をしてしまう。
心配を始めると、もう負のスパイラルに取り込まれ、更に、身体が悪くなる・・・といった回復よりも悪化の一途を辿ってしまうようでもある。

そんなこんな・・・と心配しているうちに、疲れ果ててしまい、結局、3日の休養で、回復する症状が、1週間も掛ってしまったりする。

難儀な性格(体質)である。

もっと、楽観的に物事を考えられるとよいのになぁ・・・と思っても、すぐ悲観的になってしまったりするのだった。

以前に始めた『寝転んで筋トレ』も、症状のあるうちは、或る程度、真面目にやっていたのだけれど、症状が治まると、もうやりたくない・・・。

面倒が、苦痛に変わる・・・。

そして、症状が出ると、
『ああ・・・1日5分の筋トレを何故につづけなかったのだろうか・・・』
と後悔するのである。

バイオリズムで、予想はしていても、不調を事前に予防するというは、少し困難かもしれない。

後付けの理由にすぎないようでもある・・・バイオリズムが、悪かったのね・・・みたいな・・・。


観劇考

2013-11-18 22:52:06 | Weblog

穏やかな初冬の月曜日。

一昨日(11月16日)は、久しぶりで、お連れ様あり・・・の観劇・・・となりました。
私の観劇は、おひとり様での行動となることが、ほとんどですが、今回は、相方が、付き合ってくれました。

劇場では、女性二人連れ・・・若しくは、おひとり・・・というパターンが多いですし、圧倒的に、女性の観客が多いようです。
時折、男性の二人連れ・・・なんてパターンも最近では、見かけるようになりましたが・・・。
男性の観客は、カップルさんが圧倒的に多いようですが、彼女に誘われ、観劇デートのパターンでしょうか・・・。

私が、観劇に関しては、主に、単独行動が多いのは、演劇に興味のないひとをお誘いしても、迷惑なだけ・・・だと思うからです。
まず、チケットが、高額。
映画の10倍くらいだし、更に、交通費、そして、食事のチョイスが難しいからです。
食事については、どの価格帯で、和洋中・・・或いは、ファーストフードで済ませるか・・・などと、頭を悩ませるし、やはり、観劇・・・となれば、少し豪華?な食事もしたいし・・・。

また、公演の内容・演目が、チケット代金に見合わない程、駄作だった・・・ということは、見てからじゃないと解らないし、つまらない芝居に2時間以上を費やし・・・なんてことを考えると、お誘いも、二の足を踏んでしまうことになります。

以前は、女性の友人が付き合ってくれていた時期もあったのですが、この友人とは、仕事・プライヴェートの両面に渡り、行き違いが生じて、こちらから、距離を置くことにしたので、それ以後は、ずっと、ひとり観劇でした。

ひとり観劇のよさは、まず、お連れ様に気を使わずに済むということでしょうか?
例え、当日、寝過ごしても、時間調整が可能だし、その時に、食べたいものを食べられるし、帰りの時間を気にしなくてもいいし・・・自由きままに、行動を設定できるところでしょうか?

お連れ様有りの観劇では、ひとり観劇より自由がきかないながらも、移動時間は、おしゃべりなどしてあっという間に過ぎてしまうし、何より、作品の良し悪し、感想、そして、一緒に同じ舞台を見ての共感・・・などを、思い出として、後日になっても話し合える・・・ということに尽きるのではないでしょうか?

観劇は、一人もよし・・・お連れ様有もよし・・・。


『鉈切り丸』~新境地への胎動なるか・・・?

2013-11-17 03:04:15 | Weblog

昨日(11月16日)は、渋谷・東急シアターオーブへ、『鉈切り丸』を観劇に。

このところ数年来の劇団☆新感線とは、芸風が少々違う作品となっているようです。
ハードロックバリバリ路線から、進化したような大人の雰囲気への変化なのでしょうか?

いのうえひでのりさんの演出するシェイクスピア:リチャードⅢ世の第3弾。

『朧の森に棲む鬼(市川染五郎・主演)』、『リチャードⅢ世(古田新太・主演)』に続く、三番目の主演は、森田剛さん。

森田さんは、『荒神』、『IZO』に続く、今回は、やはり進化・・・というか、大人の演技力で、源頼範(グロスター公)を演じ抜きました。

不自然な姿勢でのぞむ殺陣は、俳優としては、小柄である彼のマイナスポイントを、美点に変えたと言えるかもしれません。


今回は、相方同行での観劇。

『出演者の中で、森田剛の目が凄い。一番綺麗で、輝いている。あんなに目の美しい俳優だとは、思わなかった・・・。』

相方らしい感想でした。


ヒロインは、成海璃子さん演じる巴御前(アン)。
前回のリチャードⅢ世では、安田成美さんが演じた役どころだけれど、セリフを噛む、言い淀み・・・といった初歩的ミスが、目立ちました。
芸達者な女優陣が、脇を固めているだけに、欠点だけがクローズアップされたようで、前回の安田成美さんも同様・・・やはり、添え物(程度)の華なのでしょう。

本来なら呪いの言葉を吐き続ける建礼門院(マーガレット)に、麻実れいさん。生霊となり、呪いの予言を繰り返すモノノケを格調高く演じているのは、さすが・・・。静かなセリフの抑揚は、正統派。
シェイクスピアのマーガレットとは、また別のマーガレットの新たなる形を作り上げました。

そして、もうひとり。
秀逸だったのが、北条政子(エリザベス王妃)役の若村真由美さん。
楚々として、大人しい役柄の多かった若村さんだけれど、後の尼将軍を、美しさの中に力強さを前面に押し出し、新境地を開いたかのようです。

夫の源頼朝(エドワード四世)演じる生瀬勝久さんとは、あ・うんの呼吸。絶妙な夫婦役。
弟の鉈切り丸に手玉に取られる気の弱い征夷大将軍をコミカルに演じていました。

イト(ヨーク公爵夫人)役は、秋山菜津子さん。
いつもなら、超最強の女を演じたらこのひとであるはずであるが、今回は、少し大人しすぎたか?そんな印象。

梶原景時(渡辺いっけいさん)/和田義盛(木村了さん)のお二人は、バッキンガム公の役どころでしょうか?

換骨奪胎が、非常に上手く行って、鎌倉時代の幕開けの源氏と平家を、薔薇戦争のランカスター家とヨーク家にクロスオーバーさせて、物語は、進んでいきますが、いよいよ終局。
鉈切り丸(グロスター公)を蹴落とし、源頼朝の遺児・おと姫(エリザベス王妃の娘のエリザベス)と婚姻して、チューダ朝が開始されていくリッチモンド伯の登場がなく・・・。
原作とは異なり、この部分のカットは、残念でした。

上演時間の関係もあるのしょう。
『リチャードⅢ世』としての『鉈切り丸』は、最後の山場が、欠けた少し物足りなさが残るけれど、『朧の森に棲む鬼』を踏襲して、舞台に雨を降らせる技術は、秀逸。

新しい新感線の胎動を予感させるような舞台となっているようです。



かの地へ(東京ディズニー・リゾート)②準備編

2013-11-16 22:57:46 | Weblog
気持ち良い晴れ。初冬の土曜日・・・。


かの地へ向かうには、我が居住地より、JR(電車)もしくは、自家用車、旅行会社のバスツアーに参加・・・などが、移動の手段と言えるかもしれない。

今回は、自家用車。

事の発端は、私の不用意な一言にあった。

『生まれてこの方、ディズニー・ランドへは、行ったことは、在りません(或る意味、自慢)。』

このセリフを言うと、大体の女性は、絶句する・・・。

『信じられない・・・。』

国民的に、一生に一度は、参拝?せねばならぬところらしい。
しかし、昨日のブログにも記載したように、かの地とは、相容れぬ気質(及び、体質)の私であった。

そして、私の不用意な一言が、相方の変な使命感を刺激してしまったようだった。
『それでは、お連れしましょう。』

相方は、私が不用意な発言をした翌日、相方の居住地のT百貨店に行き、1年間有効のワンデー・パスポートなるチケットを購入。

予定は、来週の木曜日の14日にしましょうね・・・と、即決。

日付の決定後、週間天気予報を見たところ、14日は、雨の予報であった・・・中止してくれないかな・・・というより、延期でもいい。
今年は、もう寒いから、来年でもいいのになぁ・・・とふと思ったりした(気が進まないので)。

・・・そんなこんなしているうちに、11月中旬だというのに、真冬の寒気到来。
ますます、行きたくなくなっていたところ、雨の予報が一日ズレてしまっていたので、決行。

浦安 予想最高気温13℃。

日頃、アウトドア?系のイベントには、全く無関係でいるから、どういう服装にしたらいいのか、頭を悩ませる。
寒いのはイヤだし、暑いのもイヤだし・・・。
ダウンコートは、如何に何でも、早すぎだけれど、かの地の海風は半端じゃなく寒いと噂で聞いているし、一番いいのは、着慣れている秋用のコートだけれど・・・コレだとモロ、通勤?スタイルだし・・・。
迷いに迷い、秋用のコートを、車に積む。

結局は、ヒートテックのTシャツの上に、フリースタートルネックTシャツ、ダウン・ベストに、いつものジーンズというイデタチになっていた・・・。

しかし、予想を裏切り、当日のかの地は、温暖だった・・・ヒートテックとマイクロフリースの二枚重ねの下に、更に、ネックカバー、アームカバーを装着し、完全武装?した我が身は、汗まみれとなってしまったのだった・・・。なんという愚策・・・。

何よりも・・・早朝6時日の出前の出発だなんて・・・。それなのに、更に渋滞。

やはり、かの地へ行くには、前段階の難行苦行が待ち受けているのだった・・・。


かの地へ(東京ディズニー・リゾート)

2013-11-15 22:52:42 | Weblog

昼ごろから、冷たい雨。

昨日(11月14日)は、東京ディズニー・シーへ。
お隣の東京ディズニー・ランド設立30周年ということらしいが、私は、30年間このアミューズメント施設を訪れたことがなかったし、これから先、たぶん、絶対に、訪れることもないだろう・・・と思っていた地でもある。

かのアメリカ産のネズミさんのキャラクターに愛着を感じることが出来ずにいるし(私見であるけれど、眠りの(或いは、眠れる・・・?か)森の美女のオーロラ姫だけは、例外で、綺麗なキャラクターだと思っている)、ひとごみは、大の苦手、騒がしいのも、嫌い、並んで待つのは難行苦行でしかない・・・更に、体力気力とも人並み以下である・・・この地の環境が、好ましいものとは、どうしても思えない。

・・・け・れ・ど・も・・・。
私は、現在失職中の身の上、時間は、有り余るほどあるモラトリアムでもあった。
とにかく、今年は、絶対に起こらないであろう・・・と思われていた事象に再度、見舞われていて、そして、更に、多分、死ぬまで、自分から訪れることのないかの地に訪れることになるとは・・・。
運悪く?インヴィテーション(お誘い)&ナヴィ・ゲーター(相方)まで、出現してしまった。

出発は、早朝6時。移動手段は、車である(電車じゃないから、ホント楽・・・)。
ここ数日の寒波のため、服装には、迷い迷った。かの地は、海風がとても冷たく、寒く・・・と聞いていたので、軽装(薄手の秋コート)とダウン・ベストを装備する。車だと、荷物も積めるので、現地の気候を見てからにしようと思った次第。
・・・そして・・・高速道路へ。1時間後に、渋滞に巻き込まれ、予定では2時間前後で、到着の予定が、4時間も掛ってしまった・・・(平日・・・なのに・・・)。


結論を申し上げる。
今迄、かの地には、相容れるものが何もなかった。私は、かの地を必要としていなかったし、かの地でも、私を受け入れないだろうと固く信じていた・・・そんなことは、かの地にとっては、全く関係のないことであった・・・入園料を支払えば、(たぶん)誰でも受け入れ可能な施設なのである。

私自身、個人的には、受け入れ不可能な世界では、あった。
かの地は、私の意識の外にあるやはり『別の世界』に、私の求めるものは、なにひとつない。

それでも・・・。
かの地を必要としているひとは、沢山いらっしゃる。肯定も否定もしない世界。



因みに、漫画家の須藤真澄さんは、ご著書の『おさんぽ大王』で、かの地については、描かれているし、私も(訪れたことはなかったけれど)、須藤真澄さんと感性が相似なため、同じような感想をもったことを、記載しておこうと思う。


冬の匂い

2013-11-13 22:53:20 | Weblog

めっきり寒くなってきました。

朝の気温もそろそろ氷点下になる日も、近いのでしょう。

北の空は、群青色の雪雲。
県北の山は、紅葉を終わり、雪の舞う日も・・・。

自宅の階下では、家人が、石油ストーブを使い始めました。
石油ストーブを点けた時のあの匂いは、冬の訪れを告げる懐かしいような?匂い。

寒い冬の暖かい火。
ほっとする匂いでもあります。

今年は、早朝の寒さを感じることなく今に至っています。
例年だと、毎日、毎日、寒い、寒い・・・が、口癖になって、寒さにエネルギーを奪われる感じですが、今年は、寝て暮らしております。

うとうと・・・ゆるゆる・・・。

冬の気配を感じながら、もうこのまま終わってしまいたい・・・そんなことを感じる閉じ込められた日々でもあるようです。

実際の処、本当に、もう社会に出て、働く気になりません。
このまま、年が暮れて、明けることなく終わってしまえばいいのに・・・。
そんな後ろ向きの・・・そして安楽な・・・真冬の気配。

私は、こんな先の見えないような雰囲気が嫌いではありません。
時々、不安が胸をよぎるけれど。

こんな冬は、もう来ないかもしれないし、或いは、来年もこんな冬を過ごしているのかもしれないし、極端な話、来年は、もうこの世に生きていないのかもしれませんね。

北の雪雲を眺めながら、そんなことを思う・・・冬の匂いの始まる日。



相対的美人画考②(鏑木清方とギュスターヴ・モロー)

2013-11-12 22:51:49 | Weblog
冷え込んだ一日。

アート系ネタ続きます・・・が、しかし・・・今日のお題は、チト無謀でしょうか・・・無謀だろうなぁ・・・。
大体において、ギュスターヴ・モローは、美人画じゃないもんね・・・。
美人画じゃないんだけれど、彼の描く、女性は、美しいし、男性も美しい・・・もう、根本から、無理がありますね・・・このお題。

今日のこの無謀なお題については、どちらも好きな画家ってことしか共通点がありません。

ギュスターヴ・モローの描く細密にして宝石のような色彩・・・しかも、冬の夜空のような透明な色、そして、なにより、神話の世界をこうまで美しく彩るひと。


(↓ギュスターヴ・モロー作品画像ご参考)

http://www.salvastyle.com/menu_symbolism/moreau.html


タイトル・・・美人画なんだけどね・・・。

鏑木清方の楚々とした日本女性に対して、ギュスターヴ・モローの神話の世界の女性性。
どちらも、美しいという共通点以外は、全く異質。
そりゃそうでしょう。
日本とフランス・・・まず、風土・・・気候からして違いますし、かたや、明治の風俗的な絵画、かたや宗教的要素の強い絵画・・・。そして、画材(材質)も全く違う・・・。

でも、とにかく、美しい。
故に、私は、両方好き・・・ただ、それだけで、書いております。
ものすごく、薄っぺらな文章しかかけていないことは、書いている本人が、一番承知しています。
ええ・・・間違いございません。

それでも・・・。
ギュスターヴ・モローの描くスフィンクスは、美人?だし、天使も美しいし、女神も美しい
どちらか・・・と言えば、やはり、処女性・・・でしょうか・・・?
スフィンクスも天使?も、女神も、サッフォー(←コレは、少々例外的かもしれませんが)も・・・ようするに彼女(天使は中性ね)達には、男性の介入する余地がないのです。
ただ、それだけで、独立している・・・まさに、西洋の女。

鏑木清方の描く近代の女性像は、清らかで、美しく、男性が支えねば崩れてしまうような美しさを孕んでいるような・・・とにかく守らねばならない儚い夢の女性性。

やっぱ・・・。今日のお題は、無謀でありました。
美術を語る資格は、ございません・・・。
比較すること自体、おかしいし、比較できない対象物同志なのですね。

・・・第一、相対していませんって・・・。


相対的美人画考(鏑木清方と上村松園)

2013-11-11 22:48:48 | Weblog

くもりがち。

土曜日に目黒雅叙園を訪れて、昭和初期の建築、室内装飾、絵画、彫刻などに触れて、楽しいひと時を過ごしました・・・ということは、昨日、一昨日のブログに記載済ですが・・・。

雅叙園・百段階段に位置する6つの部屋の中でも、特に、美人画の大家・鏑木清方の筆をまじかに観たのは初めてで、透明で清楚な美しさに、改めて感動しました。

(ご参考:鏑木清方↓)
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%8F%91%E6%9C%A8%E6%B8%85%E6%96%B9&hl=ja&rlz=1T4SNJB_ja___JP444&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=EON_UoT5HofPkQWkxIGQBQ&ved=0CEQQsAQ&biw=1157&bih=587


明治から昭和にかけての美人画と言えば、西(京都)の松園(上村松園)、東(東京)の清方(鏑木清方)と言われております。
上村松園については、宮尾登美子氏の『序の舞』の主人公・津也のモデルにもになっています。

美人画の大家・上村松園の描く、女性の手による美人と、鏑木清方という男性画家の描く美人画は、どちらも清潔な透明感がありながらも、何処か違う・・・何かが違う・・・と思った訳でした。

(ご参考:上村松園↓)
https://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%8A%E6%9D%91%E6%9D%BE%E5%9C%92&hl=ja&rlz=1T4SNJB_ja___JP444&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=g-N_Us-iPMWjkgWa_YDoDA&ved=0CDYQsAQ&biw=1157&bih=587


やはりこれは、ジェンダーなのね。

対象(美人)を、男性の目で、捉えるか、女性の目で捉えるか・・・その違いでしょうか・・・。

そして、これは、全くの私見で、何の根拠もないのですが、鏑木清方は、乙女座。
対する上村松園は、牡牛座。

潔癖な程に清らかさを画面に押し出す鏑木清方は、緻密で、計算された冷静な美学が、紛れもなく乙女座的?なのかもしれません。

対する上村松園は、豊饒の母性・・・というか、暖かさ・・・などを感じてしまいます。
豊かさの牡牛座的・・・。

・・・もっとはっきり言ってしまえば、処女性と母性の違い・・・なのかもしれません。
まあ、当然と言えば、当然でしょうか・・・鏑木清方は、男性だから、母にはなれません。
だから、徹底した女性観察型の美しさ、冷たいまでの透明感があるのかもしれません。
男性の目を通した一種理想の女性美。
対する上村松園は、生身の女性、子供を持つ母の視点での女性像なのでしょうかねぇ?

全く、見当違いかもしれませんが、感じたままの私見です。

・・・で、どちらが、好みかと言えば・・・私は、鏑木清方の画風の方が、好きになりましたね。
いや・・・上村松園も好きですよ。

私、山羊座だし・・・。牡牛座・乙女座とは、相性イイらしいし・・・。



目黒雅叙園『百段階段見学ツアー』②&汐留ミュージーアム

2013-11-10 22:50:41 | Weblog
 
終日、鉛色の初冬の空。雨もぱらつく日曜日。


(昨日の続き)

静かな空間で、手の込んだお料理をいただいたあと、お庭など散策。

都心の高層ビルの間に、手入れされた山林。

高低差のある山林を利用して作られた人工滝の裏側の洞窟。

総合結婚式場、ホテル、レストラン・・・。
時節柄、七五三のお祝いのご家族連れ・・・こんな豪華な場所で、七五三なのねぇ・・・。

雅叙園に来て、見学しなければならないところ・・・それは、1階のエスカレーター前にあるお手洗いです・・・。
ここは、所謂トイレなのですが・・・とにかく、豪華なトイレで・・・たぶん、こういうトイレは、他には、あまり見ないのではないでしょうか・・・。
一見の価値有かと・・・。

館内を見学して、雅叙園にさよなら。
あの急傾斜の行人坂を上ります。

流石に、頂上(JR目黒駅)に着いた頃は、膝が、ガクガク・・・因みに1日経過した今日は、大腿部にほんの僅かな筋肉痛と股関節痛があります。
痛みというよりは、緊張ですかね?

次は、新橋へ移動。
(私としては、疲れたので、このヘンで、帰宅の途につくか、珈琲など飲みたかったのですが・・・。最初に立てたプランは、出来うる限り実行しよう・・・というのが、相方のモットー?)。
汐留ミュージーアムに、ギュスターブ・モローの絵画鑑賞です。

お父さんの街・新橋の銀座口から徒歩10分くらいで、パナソニック・汐留ミュージーアムに向かいます。

このビルの4階。

モローとルオーの抱き合わせの展示。

繊細なモローの筆致を静謐な画面の中に見ることができました。
画集では、味わえない絵画の放つ独特の空気感のある作品達。
予想していたよりも、はるかに小さなタブローでした(少々意外でした・・・)。
『サロメ(出現)』、『スフィンクス』、『トラキアの娘』、『サッフォー』といった私のお気に入りの展示はありませんでしたが、小規模ながら、濃密な展示だったとおもいます。

次世代4Kのヴィジュアル映像も目玉のひとつかもしれません。

鑑賞後、2Fのカフェで、珈琲を飲みながら、もう暗くなった新橋のオフィス街を眺めながら、相方とひとやすみ。

緩やかな初冬の優雅な夕暮れ。


目黒雅叙園『美と匠の祭典 百段階段見学ツアーとお食事』

2013-11-09 23:59:58 | Weblog

どんよりと重たい曇り空で、時々、小雨のパラつく寒い初冬の土曜日(11月9日)。
目黒雅叙園へ行ってまいりました。
映画『利休にたずねよ』に関係あるらしい・・・ということで、この映画の鑑賞を予定している映画大好きな相方と目黒へ。

目黒は、坂の街。

以前、同じ、目黒雅叙園で行なわれた “face to ace”のライヴで、ace清水さんが、雅叙園から、目黒方面へ向かう行人坂の上りが、大変、キツイとおっしゃっていたので、その時は、少し遠回りな権之助坂を通ったのですが、今回は、チャレンジ。

目黒駅から雅叙園へ向かう下りの坂道の時には、気付かなかったのですが、この坂道の傾斜を利用して、料亭だった雅叙園の3号館である百段階段が作られたということで、二往復?したということになるのでしょうか・・・。

この百段階段は、6つの部屋が残っており、十畝の間/漁樵の間/草丘の間/静水の間/星光の間/清方の間・・・そして、未完成の頂上の間の7つの部屋が、天井、壁、欄間、床の間・・・いたるところに、日本画・彫刻・螺鈿細工などを施した絢爛豪華な造りとなっておりました。

各部屋それぞれ趣が異なり、昭和初期、ここで、毎晩、酒宴が行われた・・・のでしょう。

私は特に、清方の間、星光の間の装飾が好きです。

百段階段そのものもさることながら、昭和初期の建築・・・ガラス戸や照明器具、障子、襖といったモダニズムと桃山風の装飾の融合が、不思議な空間美を構成しているし、空気感もあり、時間の堆積と懐かしさ・・・実際に、料亭として使われていたこの空間のレトロな雰囲気もまた格別なものでもあるようです。

百段階段見学のあとは、日本料理 渡風亭で、少し遅めの昼食。
器を楽しみながら、水の流れるお部屋のテーブル席で、秋の季節感を味わいました。

『こういう贅沢な空間もいいね・・・。』

見学&お食事で、約3時間。

秋のひと時を、美術と食で楽しんだ一日。