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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

お点前・・・!

2012-10-11 22:54:13 | Weblog
良く晴れた夏日。朝は、冷え込む。
真っ赤な曼珠沙華が、彼方此方で、その色で、あたりの雰囲気を妖しく染めている。
やっぱ・・・嫌いです。この花。気持ち悪いんだもん・・・。


今の事務所に引っ越してきて、1年2ヶ月が過ぎて。
以前から、不思議に思っていたことがあって、その真相(・・・なんて、立派なモノじゃないですけど)を、目の当たりにすることが出来ました。

女子社員は、業務の他に、給湯室当番という、面倒な雑用が課せられてます。
(・・・んなもん、正社員がやりぁいいじゃん・・・。期間社員とか派遣なんか、給料安いのにさ。)
2ヶ月か3ヵ月に一度、1週間交代で、湯沸しポットの電源抜き差し、シンクの掃除、布巾の洗濯などなど・・・給湯室の掃除当番みたいなもの。
普段、ほとんど、給湯室なんか使わないのだけれど、洗物などしていて、いつも不思議におもっていたのだけれど、シンクの上のプラスチックの水切り桶(←桶じゃないんだけど・・・名称がわかりません。洗った食器を一時的の置いておいておくアレです)の中に、抹茶茶わんと茶筅が・・・。
・・・そのうち・・・個人のコーヒーカップなどを収納しておく食器棚の一番上に、いくつかの抹茶茶椀が・・・利休か・・・織部か・・・・うう~~~ん・・・。どなたか、お点前でもするのかな・・・それとも、外国のお客様向けだろうか・・・???
しかし・・・ここは、会社のハズ・・・。

・・・そして、その謎は、この間、朝方、寒いんで(会社の自販機には、まだ、ホットドリンクが、なくて、冷たい飲み物ばかりなので)、一人前のドリップコーヒーパックを持参して、お湯をジャブジャブ注いていたら・・・なんと、お隣の課の主査さんが、入ってきて、オモムロに、食器棚から、楽焼風の抹茶茶椀を取りだし、小さなお茶の缶から、粉状の抹茶を、茶碗の中に入れて、ポットから、お湯を注ぎ、茶筅で、シャカシャカ!!!おお・・・お点前だ・・・!

・・・会社の給湯室で、お点前なんて。
フツーの会社では、ちょっと見慣れない光景でございます。

あとで、聞いた話によると・・・。
なんでも陶芸が、ご趣味だそうで、ご自分で、焼いたお茶碗なのだそうですが、折角なので、お茶でも立ててみようってことで、お点前したお茶を会社で飲んでいるんだそうです。

アレに、ホットミルクと蜂蜜をちょっといれて、シャカシャカして、抹茶ラテなんて、どうだろうか・・・。
作ってくれたら、代金支払うのになぁ・・・などと思ったりしました。



『紀ノ川:有吉佐和子・著』

2012-10-10 22:52:04 | Weblog
くもりがち。朝夕、冷え込んでくる。


一昨日のブログで、『Lake Mead』 というタイトルの雑文で、その人造の湖に流れ込むコロラド川の色が、群青で、紀の川の色に似ている・・・と書いた。

コロラド川も紀の川も、実際に見たのは、たった一度だけなのだけれど、どちらも河川としては、大河には違いない。

その昔・・・有吉佐和子氏の著書『紀の川』をよんだのは、28歳の時だった。
奇しくも・・・『紀ノ川』は、有吉氏28歳の御作でもあった(・・・ように記憶している)。
若干28歳にして、和歌山の素封家・女三代のこの大河小説を描くとは・・・。

・・・28歳のとき、私は、失意の底にあった(・・・というよりは、これまで人生の大半を、失意の底で喘いているのだけれども、失意は、失意でも、病という、わりと大きな失意の底にあったのだ)。

今の二階家を改造する前で、今現在、寝起きしているこの二階の真下に位置し、強い西日しか当たらぬ、湿気た、牢獄のような?部屋で暮らしていて、その当時28歳の時分には、相当、病んでいた。
仕事も、3週間程、休職をしていて、続けようか、辞めようか・・・迷ってもいたし、未来には、何の展望もなくて、あるのは、病んだ自分と、それこそ、人生の終焉を迎えんばかりの・・・もうひとり病人、本当にもう死に際の家族だった。
この死に際のひとを、私は、憎みつづけていて、離れていた方が、お互いのためだったけれど、生活力皆無の私には、自活する力も、知恵も、カネもなくて、やむを得ず、牢獄のような?部屋で、回復を待つような、或いは、毎日、死を思う様な暮らしを続けていた。
死に際のひとに、養われていたのである。

そのときに、自宅にあった本が、『紀の川』だった。
臥しながら、読んだ。

それから、数年して・・・。
死に際の人は、既に亡くなり、私と家人は、死に際のひとの呪縛から解放されて、そして、旅に出られるまでに回復して、実際の紀の川を、見ることができた。

美しく穏やかに、紀の川は、流れていた。
そして、関東には、ない川の色だと思った。

・・・Lake Meadに流れ込むコロラド川の色も、初めてみる川の色だった。


Lake Mead

2012-10-08 22:57:37 | Weblog
爽やかな秋晴れ。


何故だかわからないけれど・・・。私は、水辺が好きである。

海、川、湖・・・。
水のあるところ、いろいろあるけれど。

初の渡航で、渡米したことは、以前のブログにも書いたし、もしかしたら、重複して書いてしまっているかもしれませんが、お許しを・・・。7年前のちょうど、今頃。

乾いた砂漠地帯にある都市ラスベガスの水源である Lake Mead(ミード湖)は、人工の湖。
国立保養所となっている(・・・らしい)。

渡米前の2日間は、何やら忙しくて、食事も睡眠も上手くとれなくて、おまけに、現地についてからも、時差の関係で、全く眠ることができなかった。
夕方、成田を出発した航空機は、翌朝(というよりは、昨日の朝・・・日付変更線を越えちゃって、現地では、昨日なのね・・・)、マッキャラン空港に、着陸 ・・・。
飛行機酔いは、ピークに達していて、気分はもう最悪で、吐くものといったら、黄色い透明な胃液だけだった。

空港にほど近い、MGMグランドホテルが、宿泊地だったので、チェックイン後、ベッドに倒れ込む・・・と言った有様で、その日も何も食べられず、ミネラルウォーターを購入して、部屋で、大人しく、休んでいた。
市販の眠誘導剤を持参して、服用したけれど、全く効かない。

翌日のグランド・キャニオン、その次の日のバレー・オブ・ファイヤーと観光して、やっぱ・・・砂漠なのね・・・と改めて思ったりで。

相変らず、眠気も食欲も起らず・・・身体的には、超キツイ状態だったけれど。

そして、唯一の水辺・・・Lake Meadで、湖面を渡る湿度のある風を受けた時・・・なんとなく、生き返ったような気がして、ランチを取ることにした。湖に面したカフェテリアの庭の木々の緑の下で、サンドウィッチとオレンジジュースを、口にしたとき、ほんとうに、蘇ったような感じだった。

Lake Mead やコロラド川は、とにかく青い。

和歌山県の紀の川が、この色に似ているかな・・・そんな気がした。

やはり、乾いた砂漠よりも水辺の方が、好きなのである・・・。


ぽとり・・・ぽと・・・ぽと・・・

2012-10-07 22:50:24 | Weblog
午前中雨。午後から天気回復。
隣の市の大型商業施設へランチ&ショッピング。


秋は、連休が多くて、しかも気候もよくなってきて、空気も澄んでくるし、1年を通して、よい時期かしら・・・と思います。

この時期。
風が吹いたり、雨が降ったりすると、裏の雑木林から、落ちてくるものがあります。

ぽとり・・・ぽと・・・ぽと・・・ぽとん・・・。

車のボンネットにあたるどんぐり。

夜中に・・・ぽとん・・・。
ああ・・・ひとつ落ちたね。

ぽと・・・ぽと・・・。
今度は、ダブルか・・・。

眠れぬ夜半に、どんぐりが、落ちる音は大きい。

風の吹き具合や、雨の降り具合でも、音の大きさがだいぶ異なるようです。

真夜中のお散歩中の猫にあたったりしないのかな・・・?

この間の台風で、くぬぎの木の枝も折れて落ちていたりして、結構、すごい台風だったのだな・・・と思いながら・・・。
まだ青いどんぐり達が、脇道に散らばって落ちていたりする。

ぽとり・・・ぽと・・・ぽと・・・。

今夜もどんぐりの落ちる音がする。

そして、私は、今夜も眠れない・・・。

今夜は、いくつ落ちるのだろうか?



『饗宴:吉田健一・著』~コットレット・ダニヨオ・オォゾマアル・トリュツフェ・マロンシャンティとは?

2012-10-06 19:21:39 | Weblog
曇りがちの三連休初日。

今年の夏は、厳しい暑さと何時までも、暑さが衰退しない残暑で、いきなり気管支に宿した風邪に似た症状を引き起こすヴァイラス(若い頃、医学書原稿のデータ入力なんてやっていたから、独逸語風で、英語読みのウイルスより、ヴァイラスの語感の方が好きなので、記述させてもらった)に悩まされ、しかも、夜中に眠れないというまさに、暑さ・風邪・不眠、ついでに食欲不振の四重苦にやられてしまった・・・。
水と(気休めの)栄養ドリンクでなんとか凌いだ感があったなか、この名著を思い出して、読んでいた(食欲は、相変らず、サッパリだったけど・・・ね)。

今日のお題。
コットレット・ダニヨオ・オォゾマアル・トリュツフェ・オォズイトル・フリト・マロンシャンティ(正式名称)・・とは、何ぞや・・・?

水もなるたけ飲まないように・・・などという病気にかかったときの対策用・・・。

フォークランド諸島の更に果ての群島で遭難したシャックルトンの一行に、どこからも救援のあても食糧もなく数日過ごした人のなかに、毎晩、物凄いご馳走の夢を見続けて、その御蔭で、発狂から免れた・・・つまり、想像力を働かせて辛い思いをしているのを紛らわせるのが、食事もままならい胃潰瘍だとかチフスの場合でも有効らしい。

『饗宴』では、吉田健一氏の『食』に対する想像と実際に存在したレストランのメニューが、コレでもか・・・というくらいに、てんこ盛り。読んでいて、楽しいし、美味しい。

前述のコットレット・ダニヨオ・オォゾマアル・トリュツフェ・オォズイトル・フリト・マロンシャンティ(こういう名前だけでは、想像もつかない料理の方が、想像力は、増すらしいので、好都合だそうです)は、仔牛のカツレツに胡桃・南京豆を混ぜてすり潰し、本体のカツをオリーブ油で、もう一度、練り直し、雲丹焼きとカレー粉を加え、品川のお台場の形に盛り、海老蟹(伊勢海老っぽい蝦だそうです)を茹でて、皮を取り、マリネ液に2,3日浸けておいてから内臓ごとすり潰し、ミソ状にして、先ほどのお台場に盛りつけ、更に牡蠣のそぼろとレモン、トリュフを、その上に、そして栗をモンブラン状にしたものをお台場の波に見立てる・・・といった高級フランス料理だそうで、この記述だけよんでいても、もう、どんな味がするのか・・・想像もできずにいる(・・・なんだか、胸ヤケしそうだけどね・・・)。

そのあと、新橋茶漬けだのやお汁粉たべたり、支那饅頭を食べたりして、空腹をしのぐのだけれど、実際には、何も食べていない病身なのだ・・・。

・・・とにかく、辛い事を紛らわすのは、食欲に限らず、空想力だってことですかね?

滞(英)欧の長い吉田健一氏なればこその名文。

一読あれ(・・・イヤ、ご賞味あれ)・・・何もなくても、お腹がいっぱいになる名著でございます。


ナンバー&ナンバー&ラッキーナンバー???

2012-10-05 22:56:00 | Weblog
気持ちの良い晴れ。夏っぽい・・・。


最近・・・何故だか・・・ゾロ目だとか、二桁の数字の重複だとか、自分の誕生日をバラバラにした車のナンバープレートを見かける。

はてさて・・・偶然なのか・・・何か意味があるのか(・・・意味があってもわかりませんけどね)。

1日にたかだか、30分にみたない走行だし、北から南、南から北への往復だから、大体、同じ時間帯に通勤する車の後ろにつく・・・のだけれど。
遭遇する確率は、どんなもんなんだろうか・・・???

・・・それでも・・・。
ショッピングセンターなどによると、二桁の重複ナンバーを見かける。
例えば、『12-12』だとか、『21-21』のような・・・。

極め付けは、自分の誕生日4桁を、バラバラにしたナンバー。
今までに、2台遭遇しております(コレは、以前、密かに、憧れ?ていた・・・というより、私の好きなミュージシャンに顔と声が似てると勝手に思い込んでいて、最近、かなり勘違いしていたようだった・・・気がするあるお方の車のナンバーが、私の誕生日の4桁の数字をバラバラにしたナンバーだったということあったりで・・・。やはり・・・コレは、運命だったのだろうか・・・と妄想してみたけれども、コレも、単なる偶然だったケド・・・。ははは・・・。)

自分の誕生日が含まれるナンバープレートをみると、もしかしたら、今日は何か『いいこと』が、あるかも・・・なんて思ってもみたのだけれど。
あまり、いいこともなかったなぁ・・・。
めったに、やらない仕事のミスを指摘されて、それの修正だとか・・・神経の疲れる仕事ばっかりだったり・・・。

因みに私の車のナンバープレートは、全部、『奇数』。
陽極まって陰・・・なのかな?
なんか、かなり陰気なナンバーなんだけどね。
車のナンバープレートについては、陰陽(奇数・偶数)で、幸運・不運ってのは、あるのかないのか・・・???

まあ、コレは、車を所有していないひとには、関係のない話だし、ラッキーナンバーとかの類ではないし・・・。

やっぱ・・・偶然なんですかねぇ・・・???

『SD』が・・・欲しい・・・②

2012-10-04 22:52:04 | Weblog
昨夜から、太平洋を北東に進む台風のせいか、温度の高い強風。


昨日から球体関節人形(SD:スーパードルフィー)が欲しい・・・なんて、ことを、書いているのだけれど・・・。
韓国製のスーパードルフィーは、美形の男の子で、中性的で、実際には、存在しないような造形なんですが、よくよく見ると、なかなか妖怪じみている・・・ような気がする。
痩せ細った肢体なのに、腹筋が割れていたりして、かなり不気味。
お人形さんの造形で、こういうのはなぁ・・・。
天使というよりは、悪魔っぽいし、堕落した感じが、随分と色っぽい。
おまけに、三白眼だったりする・・・。

私は、どっちかっていうと、フィレンツェのダビデみたいな身体が好きなので・・・。

・・・いいんですけどね。

もし、私好みにカスタマイズしてくれて、全て、オーダーできるなら、実は、『あるひと』を模したドルフィーを2体程、作ってもらえたら、嬉しいなぁ・・・。
身体は、ダビデでね・・・?合わないかな???

今現在のそのひとは、もう充分大人だし・・・その若い頃の造形美は、多分、今は、存在しない。

昔の・・・過去の・・・若かりし頃の・・・あのひとたちの造形が、手に触れることができたらなぁ・・・なんてことを考えている・・・。

スーパードルフィーは、ウィッグ、目の色、肌の色なども、ある程度、カスタマイズできるし、服なども着せ替え仕様なのだけれど、もともとの顔の原型は、同じような型みたいで、コレは、作家さんの個性なのだろうと思っている。

・・・どうだろうか?実際の人物を、造形して、球体関節人形にするってのは・・・。

・・・どうしても、手に入らない・・・自分の意のままにできない・・・それが、他人。
生身の人間は、無理だけれど、その造形に似せて、作らせて、慈しむ・・・ってのもアリかと・・・。

しかも、究極の美しさ・・・若い時期のそのときだけの完全無欠な造形・・・。
なんてことだろう・・・。

ピグマリオン・・・人形愛・・・そんな感じかなぁ・・・???

サファイアのような瞳のあのひとも・・・いいよなぁ・・・。
髪型も時々変えて、ロングにしたり、ショートにしたり・・・。

やっぱ・・・着せ替え人形ごっこの域をでませんかねぇ・・・?
それにつけても・・・。随分とおカネのかかるお人形さんごっこだこと・・・。

宝くじでも、当たらないとお人形遊びもできやしない・・・ワタシ、貧乏だし。


『SD』が・・・欲しい・・・。

2012-10-03 23:09:40 | Weblog
くもりがち。


世の中に、美しいモノ数々あれど・・・。
自分自身が、美しければ、何の問題もない・・・。
鏡に向かって、自分の美を礼賛すればいい・・・。
自分の美を礼賛する・・なんて、そんなことは、夢なのだけれど。
現実に、鏡は、正直で、美しくないものは、やっぱり、美しくない・・・。

・・・生きているモノで、美しいものは、何かと手がかかるし、維持費も大変だ。
生きているものは、いづれ、老化していくし、自分より、寿命が、短いものであれば、より悲しい。

・・・という訳で、今日のお題は、『SD』っつうことで・・・。

・・・その『SD』とは、何ぞや・・・???セーフティドライバーカードじゃないですよ?

スーパードルフィー・・・と呼ばれている球体関節人形のことです。

あっ・・・お人形さんね・・・。
と思われる方も多いでしょうが、フィギアとは、またちょっと趣の違うもので、とにかく、不思議な美しさをしております。
・・・私は、都内の某デパートで、男の子のSDをみたのですが、繊細で、それなりに美しく、かつ、お人形さんとしては、かなり高価だった・・・ような・・・?

経済的に、お人形さんにお金をかけられる身分でもないけれど、以前、大枚をはたいて、アンティーク・ドールのレプリカを、清水の舞台から飛び降りるつもりで、購入したことあって、ペーパーウエイトと呼ばれるガラスの瞳が美しい金髪の少女でした・・・。

・・・そのアンティーク・ドールとも・・・一線をかくすというか・・・私好みの美しさ・・・。
ヴィジュアル系の造形美・・・とでも言うんでしょうかね~~~相当前ですが、1980年代、オケバン(お化粧バンド・・・と呼ばれたメイクをしたバンド、あまりにも古いか・・・!)こと、元祖・ヴィジュアルロック系バンドの流れ?をくんでいるかのようで、1体でいいから、欲しい・・・と思っています。

・・・でもなぁ・・・今更、お人形遊び・・・ってのもなぁ・・・。しかも、コレらを維持するには、お金がかかる・・・わずか数センチのブーツや、着せ替えの服が1万円だとか・・・(私が来ている服より高いじゃないか・・・お人形さんなのに・・・)。

韓国製の男の子が、特に美形だから、本当に1体でいいから、欲しいんだけれど。
でも・・・。今の処(いつもだけれど)、購入資金が・・・ない・・・!!!


翼考③~洋の東西

2012-10-02 22:53:59 | Weblog
曇りがち。小雨も・・・。


翼を持つ天使の形態は、西洋絵画に登場する美しい天使達で、枚挙のいとまもありません。
かのレオンルド・ダ・ヴィンチの描く天使の羽などは、純白ではなくて、山鳥のような色だし、中世だと、モザイクのような幾何学的に色のついたものなんかもあるようですし、他にも、天使というよりは、悪魔を連想させる蝙蝠の羽のような質感のものまで、様々。

・・・本邦では、翼のある精霊的な造形ってあまりないよなぁ・・・。
迦陵頻伽なんてのは、下半身モロ・・・鳥だし。
天界を舞う天人に至っては、天衣なる布のような・・・ようするに羽衣ですかね・・・を纏い、浮遊するから、羽は要らないってことでしょうか・・・。

入浴(或いは、水浴だったか)中の女の裸に見とれて、落っこちたクメの仙人だとか、逆に、水浴び中に松の枝にひっかけておいた羽衣を、人間の男に盗まれるという天人もいるようで、案外、抜けてるというか・・・。

西洋の天使は、或る意味戦士なんだろうし、日本の天人って、或る意味無職?なのかも・・・。

天使、天人とは、ちょっと別のカテゴリーになるのかもしれないけれど、かの『ゲゲゲの鬼太郎』で、最強の妖怪『牛鬼』と対決中、鬼太郎絶対絶命ってときに、目玉の親父さんと村民の祈りで、迦楼羅(カルラ)さま・・・が、現れるのだけれども、あの迦楼羅さまには、翼があったような気がしますが・・・。
しかも、天使系の白い羽(・・・しかし、コレは、まだ、モノクロ放送の時期の作品だったと思うので、もしかすると何か色味がついていたのかもしれない)。

迦楼羅・・・ガルーダが語源らしい・・・(私は、インドネシアの航空会社を思い出してしまいましたが・・・)。仏教系の守護神かな???
形状は、烏天狗のような雰囲気でしたね。
鳥と人間のハーフみたいな・・・。イスラム圏に近いのか・・・。迦陵頻伽もそうなんだけれど、中東的な雰囲気もあるかもね・・・???・・・と言いつつ、あまりイメージできてませんが・・・。

中国や日本に入ってくると、羽は省略されるのか・・・もともと、羽を受け入れる土壌がないのか?
鳥とヒトとを分けているのかもしれません・・・いろいろありそうですが。

・・・それにつけても。
鳥類などの翼あるものは、いつでも飛べるように、身体を極限まで、軽くしておかないと、生命を維持するのも容易なことでは、ないようです。


神無月

2012-10-01 22:52:47 | Weblog
台風一過。夏日。


人恋しと泣けば十三夜
月は朧淡い色具合
雲は、月を隠さぬように優しく流れ・・・

神無月に僕は、囲まれて・・・

(井上陽水さんの『神無月に囲まれて』からウロ覚えな一節)


全国津々浦々の神さまは、出雲の地へご出張中・・・。
神無月。

今日は、十六夜の月。

9月と10月では、秋の濃度が随分と違うような気がする。
9月は、ちょっと涼しくなって、秋の気配を感じるけれど、10月は、更に、秋が深まって、やがて訪れる冬に思いを馳せたりする・・・そんな微妙な違いがあったりする・・・ような気がする。

コートは、どうしよう?気に入ったのがあるけれど、バーゲンまで待つか・・・?
ブーツも、新しいの・・・買っちゃうか・・・?
手袋も・・・。

なんて、大分、気の早い、冬支度だし・・・(でも・・・。今日は、夏日なのね・・・)

朝も少し冷え込んできて、それでも、上旬と下旬では、全然違う気温だから、炬燵も出さねば・・・。
猫がいる時分には、早く炬燵出してあげるからね・・・もうちょっと待ってね・・・なんてのは、10月の半ば頃。
香箱になった猫は、ちょっと寒そう。
冬毛もそろそろ生えてきて、ふっくらと丸みを帯びるのも、10月の下旬頃だろうか・・・?

『冬毛のぶんだけ、太ったよね?』

猫の冬支度も、急ピッチのようで、たくさん食べて、脂肪をつけて、来るべき冬に備えねばなんてことも・・・。

それでも・・・10月の始めの今日は、夏日だし・・・季節が戻ったり、進んだりと、ちょっと忙しい。