鼎子堂(Teishi-Do)

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水銀製体温計

2020-11-01 23:53:54 | 科学

午前中は、秋晴れ、午後から、雲が広がり始める・・・。

 

毎日、毎日、体温を測る家人。

電子体温計の計測完了アラームを聞き取ることができない(難聴のため)ので、イザ、表示画面を見ようとすると、(電池節約のため)自動消灯してしまい(もっとも、もう一度、ボタンを押せば、過去の計測値がみられるのに・・・)、使い勝手が悪いと言い出したので、ヤフオクで、昔ながらの水銀製体温計を落札。

本日、届いたので、熱を測らせてみた。

家人曰く・・・。

『35・8度しかない。』

 

へっ?何が不満なんだろう。他の体温計では、微熱を計測するから、イヤなんだろうに・・・???

『コレ、ちゃんと測れていないのかもしれない。』

・・・と言いだした。

 

非接触型体温計(温度計)も、気に入らない。

電子体温計も、気に入らない。

では、コレ迄、かなり長い間、使ってきたであろう、水銀製の体温計では、どうだ!

結果、ダメらしい。

そして、水銀製の体温計は、水銀を下げるときに、かなり振り方にコツがいる。

振って、水銀を下げるときは、ケースに入れて、振るよう伝えたが・・・たぶん、上手く振れないのではないか・・・と思う(今時のお子さんなんかは、使い方わからないでしょうね?)

どうしたら、よいのでしょうかね???

家人の理想とする値を出さない体温計は、全て、受け付けないのであった。

・・・なんだか、もう、馬鹿馬鹿しくなった。事実を受け入れられないのかね???

体温は、決まった時間に、決まった計測器で、計測して、その変動をみるのだから、(一応)37.5度以下なら、心配ないからと、もう何度も説明しても、理解することをしない。

しかも、耳が聞こえないので、ホワイトボードに、書いて説明するので、いい加減、イライラしてくるし、つい、大きな声を上げてしまう。そんなところを、ヒト(同居の姪など)に、見られる(聞かれる)と、私が、怒鳴り散らしているかのように思われるし、怒鳴られている本人には、聞こえないので、私ばかり、空回りして、疲れ果てる・・・毎日、毎日。

 

結局のところ、水銀製体温計も、解決には、至らなかった。

何故だろう・・・半世紀以上、水銀製体温計に、お世話になったのに。

 

さて、この水銀製体温計。

日本製である。

国産の水銀製体温計は、もう製造中止になっていて、薬局やドラッグストアから姿を消した。

水銀式の血圧計も、病院から、姿を消して久しい。

水銀は、原素記号Hg子番号80で、自然界に存在する唯一の流動性のある金属。

気化して人体に影響を与えるといういうけれど、昔、水銀製体温計を、割ってしまい、ボール状になって飛び散った水銀は、なんだか、綺麗だった。

(学校へ行きたくなくて、仮病で、休むための手段として、ストーブの上の薬缶の蒸気に当てたら、パリン!と割れた・・・)

 

水銀製体温計の安価なものは、殆どが、外国製で、国産で未使用品は、存外、値が張る。他人が、使ったものは、イヤだったので、国産未使用品を探した。

オークションに、出品されていても、すぐに、入札が入ってしまうので、やはり値が張るが、即決で、落札した・・・。

 

それでも、家人は、気に入らない・・・。

体温は、36度5分以下でないと、ダメらしい・・・。

ああ、面倒くせぇ!

バカな親を持つと、苦労する・・・。

 

 



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