鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

LEO 筝リサイタル・春の響

2024-05-20 21:45:44 | 音楽

昨日夕方から降り出した雨が、午前中迄、続く。

 

昨日(19日)。

市内文化会館で、箏リサイタル・春の響の公演へ。

 

開演の3時間前に、会館駐車場の一角を確保。

箏リサイタルのチケットを購入したときに、同日公演で、駐車場の確保が難しい可能性があるので、公共交通機関利用推奨の但し書きをいただいたので、早めに駐車場を確保して、周辺で、ランチにしようと計画。

会館より徒歩10分の和食料理店で、開演迄、ゆるゆるとランチ。

 

午前10時半頃には、既に、大ホールへの階段は、グッズ販売の長い行列が、屋外迄続き、文化会館周辺は、大混雑(相方が、誘導係員の兄さん?に何の公演ですか?と情報収集???していたのだけれど、相方、聞き覚えの全くないアイドルグループの名前すら記憶出来ず・・・)。

会館周辺のコンビニ、飲食店、交差点には、アイドルグループのファンと一目でわかる(各メンバーの名前入りのタンクトップ形状のユニフォーム?を着ているし、アイドルメンバーのコスプレをしている女性達、或いは、カップルなどがタムロしていた)。

『なんかすごいコトになっていますが・・・。』

と言いつつ、会館の行列で聞き取れなかったグループ名を割り出すために、ユニフォーム?に記載されているメンバー名で、検索をかけると1ダースの女性ユニットであることが判明。

同日公演のアイドルグループ『≠Me(ノットイコールミー)』どんなグループなのか全く知らず。

 

駐車場には、他県ナンバーの車。コレが所謂、『推し活』というものだろうか・・・ひと昔かふた昔前なら、『オッカケ(追っかけ)』とか言ってたアレかも・・・???

 

・・・私たちの目的の公演は、筝曲演奏家の今野玲央さんのリサイタル。

(文化会館で、全く異質な集団が二分された構図をみた)

特筆すべきは、二十五絃の箏。

コレを聴くだけでも、充分、価値のある公演で、箏の奥深さ、音色の豊かさ・・・そして、たぶん・・・電子機器では表現できない絃楽器の神秘さなどを味わえるのでは・・・と素人ながらに考える。

和箏で、ピアノの音色?と思われる音を再現???でも、よくよく考えてみれば、ピアノも絃をハンマーで叩いて音をだすのだから、箏爪をはじいて音を出す箏と構造は一緒か・・・などとヘンなところで、感心したりもして・・・。

地元の筝曲家、学生さんとコラボレーションした楽曲の演奏も。

どちらがどうの・・・と言う訳ではないけれど、同じ年代の若者でも、箏曲演奏を日常生活とする者、アイドルに熱狂する者・・・同じ若さでも、若さと精神の質が違うような気がするけれど、どちらも、若いってのは、或る意味、若い時期だけの特権なので、大いに発揮するといい・・・と若さを行使できなかった私自身、少し羨ましい気もするけれど、こういう文化って大切なんだな・・・。

お箏とアイドル・・・どちらの会場にも、きっと、若さの神が降臨していたのだろう・・・。

お箏の若者に降臨した神様は、その年齢に似合わず、成熟した神秘さを纏わせたかのようで、かのアイドルさん達とは、やはり次元が違うんだろうなとか、勝手な(まるで的を得ていない)感想など述べておこう。

その指先から奏でる絃の戯れは、煌めく光を紡ぎだす・・・。