よく晴れて、真夏日に近い最高気温。
それでも、最低気温は、15度で、朝方などは、寒い・・・。
夕刻。
キッチンで、夕食の支度を始めようかなと冷蔵庫を物色(殆ど、何もはいっていないのだけれど)していると、ピンポーンっ・・・と拙宅の呼び鈴を鳴らす音がした。
宅配便の予定はないし・・・誰だろう?と思って、出てみると、玄関先に、男性が居た。
『ノシが、ずれていますよ。』
と言われた。何を言っているのか分からない。
『はっ?なんですか?』
『外のノシ、ちょっと来て。』
というのだけれど、外に出るのは面倒くさい。
そのひとは、やたらに、
『ノシが、ノシが』
というので、その『ノシ』の意味がわからなかったけれど、これは、きっと、屋根修理の詐欺だな・・・と思いたったので、
『結構です。』
と言って、断った。
そのひとは、拙宅のお向かいの家の呼び鈴を鳴らし、やはり、屋根のノシがズレていて・・・云々。
お向かいの奥さんは、上手くかわしていた。
その次は、拙宅のお隣に向かい、やはり、屋根のノシ云々・・・。
そのあと、お隣のお向かいの御宅に、やはり、ノシがどうのこうの・・・と言っていた。
・・・このあたり一帯の屋根は、みんな熨斗(ノシ)がズレているようである。
まあ、古い住宅街だしな。
・・・で、この屋根の『熨斗(のし)』。
天辺の屋根瓦を支える?部材だそうで、考えてみれば、拙宅は、スレート屋根なんで???スレートにもあるのかどうか・・・そのへんはよくわからないのだけれど。
こういう訪問業者を、屋根のあげてしまうと、わざとこじ開けて、壊れていますとか言って、高額な金額を請求する悪質な詐欺が横行しているらしい。
コレは、旧居宅に居たころ、そいういう訪問業者が来たことがあったが、丁度、母の法事前だったので、法事で、忙しくて屋根どころではないと断ったことがあったけれど、人心の不安を煽る悪質な詐欺だ。
それにつけても。
呼び鈴が鳴ったからって、玄関の戸を開けてしまったのは、マズかったな・・・と反省する。
アポイントメントのない訪問には、対応する義務はないし。
ふと気が付くと、スマートフォンに着信があった。
知らない携帯番号なので、調べてみると、太陽光発電の勧誘?らしい。
・・・こういうの・・・ほんとに迷惑。
セールス、詐欺、勧誘・・・こんなもののために、関係の無い身が、煩わされる。
気分的にイヤだし、今後は、対策も立てねばな・・・と思った真夏日直前の土曜日。