夕刻になって、雨脚更に強まる。
雨の中、職安へ。
本日5回目の失業認定。
昨日の夕方の4時頃、起きて、そのまま夜を過ごし、明け方少しうとうとした。
失業認定の予定時間が、8時45分からだったので、7時半頃、起きて、支度をする。
やはり、明け方の6時頃からが、一番眠い様な気がする。
身体が、睡眠モードにはいっているらしく、手足が暖かくなってきていた。
先月は、2日間ばかり、就労もしたので、真面目に申告書に記載する。
そのせいか、いつもなら、10分程度しかかからない申告が、30分くらい待たされ、支給金額も減額。
認定後、先月同様、近所のショッピング・モールで、食糧品を購入して帰宅。
ついでに、フィシュバーガーとサラダとフライドポテトを購入。
久々にジャンクな食べ物。
昨夜から起きていて、何も食べていないから、午前11時に、早めの昼食。
テレビを見ながら、平日の昼間から、ビールなど飲んでしまった。
・・・一体、何様のつもりか・・・と非難されて当然。
そう・・・私は、惨めな失業者だったのだ。
テレビでは、チリ沖の地震で、津波注意報が、報じられている。
帰り道。
自宅近くのショッピング・モールへ向かう道路の両側ある桜の街路樹のトンネルを抜ける。
今が1年でもっとも綺麗で、華やいでいる。
桜は、雨に打たれて、だいぶ散ってしまった。
今年の桜は、寿命が短かったような気がするし、一昨日、ドライヴがてら、市内の桜をみただけなので、そう思うのかもしれない。
・・・やはり、桜の咲く時期は、胸が、ザワザワするような・・・そんな落ち着きのない気がするけれど、それは、桜の持つ不思議な妖気のせいかもしれない。
桜は、ただ、咲いて散るだけなのに、それに意味を持たせてしまうのは、人間の勝手。
桜は、魔だ。
魔や妖かしが宿っている。
人の心に、そっと忍び込んで、魅了してしまう。
花の下は、ただ『空虚』であるばかりなのに・・・と坂口安吾は、『桜の森の満開の下』で、書いている。
花の下は、異界なのかもしれない。
眇々とした風が、だた吹きすさぶだけなのかもしれない。
四季を問わず、風雨の強い日は、あるのだろうけれど、これからは、春の嵐・・・メイ・ストームなど、台風なみの風雨が訪れる季節を迎えるのだな・・・と改めて思ったりする。