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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『他者と死者:内田樹・著』② 『ノエマ』と『ノエシス』のはざまで・・・。

2009-07-28 21:08:50 | Weblog
夏空は、お休みだけれど、今日も蒸し暑い一日。

♪震えるノエマ 覗き込んだノエシス 誘うエニグマ ちぎれて飛び散るシナプス

face to ace 『Fairy tale』の1フレーズですが、この曲の詩は、謎謎みたいで、よくわからないのだけれど、心理学用語、哲学用語、生物学用語を、韻を踏んで作ったようなカンジを受けていたのですが、作詞者のace清水さんは、この手の書物まで、読まれているんですね。
Aceさんは、読書家で有名ですが、時々、こういう美しい謎に満ちた詩をお書きになります。
どうなんだろう・・・ファンの方でも、あまり理解されている方いらっしゃらないと思いますが・・・。
『Slow dance』、『Spank me up』なんかは、この系統の曲だと思っていますが・・・。
あっ・・・『流星雨』もそうかもね。

さて、今日の御題。
ノエマ & ノエシス 二つで、対になるこのワードを作った哲学者・フッサールを内田樹先生は、挙げておられます。

対象の『その都度の特殊な現れ方』を、フッサールは『対象そのもの』と区別して『ノエマ』と名づけた。そして、それと対になる、『その都度の特殊な現れ方を意味的に把握する意識のあり方』を『ノエシス』と呼んだ。

どうですか?わかります?私、全く分かりません。

この本は、こういった感じの本なので、難解です。

夏休みの読書には、ぴったりかと思いますよ。
なんか、ダレ気味の休みに、難解な著書を読んで、ホンの少しだけ、賢くなったような気がして(あくまでも、気がするだけですが・・・)、無為に過ごしがちな休暇も、なんとなく有効に使ったような気がして・・・(あくまでも気がするだけですが・・・)。

今日も、纏まりませんでした。

流石に無理があったか・・・。一度読んだだけでは・・・(反省!)

最後に書物についてのノエマとノエシスについて、少し引用しときましょ。
『恋愛を経験する前と後で、親の死を経験した前と後で、子供が生まれた前と後では、同一の読み手が短いインターバルをはさんで同一のテクストを読んだ場合であっても、そこから読み出されるものは、随分違ってくる。』

とりあえず、恋愛でもしてみるか・・・(・・・ちょっと・・・いや、かなり違う!)。
そしたら、この『他者と死者』も現在とは、違った読み方が出来るかも知れない・・・。