未熟なカメラマン さてものひとりごと

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日本の有名なチューリップ畑 世羅高原農場(広島県世羅郡)

2012-05-11 23:00:00 | 観光名所
GW期間中の4月28日、天気が良かったので、世羅高原農場のチューリップ畑を見に行ってきました。井原からだと通常は、府中市内を抜けて行くのですが、あの信号の多さを考えると、どうも億劫になり、少し遠回りですが、笠岡ICから尾道自動車道を通るルートにしました。終点の世羅ICを降りると、世羅高原農場まで12キロ。事前にHPで調べた情報によると、約7割程度開花しているようで、まずまず期待もできそうです。
前回行ったときは、開花が大幅に遅れて、通常の入場料金700円が、幾分安くなっていたのを記憶しています。やはり事前にしっかり確認しておかないといけませんね。到着すると、1000台収容の駐車場は、ほぼ満車に近い状態でしたが何とか停めることができました。観光バスも多いですね。大阪、神戸方面からのツアーバスも多くみられ、「世羅高原花めぐり」と書かれたプレートが見えました。巨大農場が点在する世羅高原。チューリップのほか、菊桃、芝桜、ユリやヒマワリ、ラベンダー、ポピー、コスモス、ダリア、など春から秋まで四季を通じ花々が咲き乱れます。
この世羅高原農場のチューリップ、300種、70万本あるそうで、おそらく中国・四国地区で最大規模だと思いますが、日本全国にはどのようなチューリップ畑があるのでしょうか。気になって少し調べてみました。



西日本最大級の世羅高原農場


全国(規模別)2012年データ(さても調査、内容に責任は持てません)
第1位 150万本 五泉チューリップまつり(新潟県五泉市)3.5ha    
第2位 120万本 かみゆうべつチューリップ公園(北海道)7.0ha 120数種 
第3位  100万本 砺波チューリップ公園(富山県礪波市) 400種 
第4位  70万本 たんとうチューリップまつり(兵庫県豊岡市但東町)300種 
第4位  70万本 世羅高原農場(広島県世羅町) 6.0ha  300種 
第6位  53万本 佐倉チューリップフェスタ  (千葉県佐倉市) 108種類  
第7位  40万本 はむらチューリップまつり  (東京都羽村市)       
第8位  30万本 ハウステンボス(長崎県佐世保市)        50種 
第8位  30万本 一関館ヶ森アーク牧場(岩手県一関市藤沢町)        
第8位  30万本 国営ひたち海浜公園 (茨城県ひたちなか市) 100種以上 
第11位 24万本 姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)           
第12位 22万本 兵庫県立フラワーセンター(兵庫県加西市)         

(未確認  紫竹ガーデン (帯広市美栄町) 200種 200万本? とHPにあり)
となりました。第4位で、豊岡市但東と世羅高原農場が競っているようですが、いずれも西日本最大級とうたっても問題ないのではないでしょうか。チューリップは連作障害が出やすいので、替え地が必要となり、広大な用地を必要とします。
バスツアーの団体さん、農園の係の人に案内されて摘み取り体験場所へ行くようです。畑の中に入ってお互い写真を撮りあう人、じっくり構えて写真を撮るカメラマン、ベンチや木陰でお弁当を広げるファミリー、愛犬を連れた人も目立ちます。こういう人々の表情を観察するのも楽しいものです。
そして、この場所でいつも見るのが、シンセサイザーの生演奏。曲がなかなか景色にマッチしている感じがしていいものです。この方、日本はもちろん海外でも演奏されているようです。
こういう大規模なチューリップ畑でのおもしろい楽しみ方、アンマッチというのでしょうか、それともミスマッチ?というのでしょうか、つまり同品種、同色の中に、1本だけ紛れ込んでいる他品種、又は違う色。例えば真っ赤なチューリップ畑の中に、1本だけの黄色のチューリップがあったりします。最初、目印など、何か意図があってそうしているのかと思ったら、単なる手違いと、農園の方から教えてもらいました。球根を選別しているとき、ころころと転がって別のグループに混入してしまうこともよくあるそうです。



ミスマッチを探すのもなかなか楽しい

チューリップといえば、オランダ、オランダといえば風車、ということで、風車を設置いるところも多いようです。世羅高原農場の風車、もう少し本格的なものにしてほしいと思うのは私だけでしょうか。
また、チューリップ鑑賞の魅力は、そのスケールだけではありません。本数よりも、湖や川、背後に雪を頂く山々、西欧の建物などとの取り合わせ。そういった背景も合わせた全体での景観、規模は小さくとも、素直に「美しい」と思えるチューリップ畑こそ魅力的なのかもしれません。

帰りに、ミニ機関車のきなこ駅長がいる、せらワイナリーに寄ってみました。相変わらず受付で元気にお客さんの応対をしていました。中央の仮設ステージでは、安芸楽団によるコンサートが行われていました。ボーカルの方が、着物をアレンジしたような衣装で、なかなか恰好いいなと思いました。横笛が、私のグループ会社の総務部長にそっくりで、ひとりうけていました。演奏は素晴らしく、ポップ調にアレンジされた「影を慕いて」には感動さえ覚えました。
ワイン販売コーナーでは、試飲する人が多くいましたが運転する身、ここはぐっと我慢で、世羅高原をあとにしました。満足のいく楽しい一日でした。



人気者のきなこ駅長


安芸楽団の素晴らしい演奏
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