未熟なカメラマン さてものひとりごと

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淡路島の旅(6月23日後半)

2012-07-04 22:03:39 | 観光名所

淡路島で見られる玉ねぎ小屋

 「あわじ花さじき」を出て次に向かったのが、「淡路ファームパーク・イングランドの丘」です。高速に乗り直し、洲本ICで下車しました。洲本市の市街地に入ると、さすがに町だけあって信号がいくつもあり、道路も少し渋滞ぎみです。しかし、このような町中に、パンフレットにあった、あの大きな公園がほんとにあるのかと、不思議な気もしましたが、標識にしたがって進むと、少しだけゆるやかな傾斜地に、駐車場があり公園がみえてきました。
 公園の駐車場は5割ほどの入りでした。遠いところはかなり空いていました。入園ゲートは、それほど豪華でもなく、ちょうど岡山でいえば、「ドイツの森」の入園口に似ていると思いました。
駐車場奥のとなりの畑に小屋があり、玉ねぎがびっしり吊り下げられていました。私の地元では、菜園で栽培した少量の玉ネギを風通しのよい軒下に吊るしますが、まるで鶏の厩舎のような光景には、とても驚きました。壁は無くオープンで、しかも道路のすぐ傍なので、まさか盗む人はいないでしょうが、少々盗られてもどうってことはない、というところでしょうか。また、あとで知り得た情報ですが、通常、玉ねぎの栽培期間は4か月だそうですが、淡路島では半年(12月定植、6月収穫)もの日数をかけじっくり栽培するのだそうです。さすがに日本で三番目の産地だけのことはあります。(実は、この後、いたるところでこのような小屋を見かけました。)

さて、この公園は大きく二つのエリアから構成されています。入園ゲートを入ったところにあるのが「グリーンヒルエリア」といいます。モルモットやウサギなどとふれあえるコーナー、ワラビーやペリカンもいます。そしてこのエリアの一番のウリがコアラ館です。実は個人的に、コアラを見るのは初めてでした。オーストラリアから送られたというコアラが5・6匹。いずれも太い木の上でお昼寝の最中でした。なるほど、ぬいぐるみのようです。かわいいですね。

コアラ館を出ると木立と芝生のエリアを抜けて、あったのが本格的なロックガーデン、そして大温室です。これらを見終えて、もう一つのエリア、「イングランドエリア」に向かいましたが、実はこの二つのエリアは、約700mも離れています。蒸気機関車の形をした無料のシャトルバスが、ピストン送迎をしています。「イングランドエリア」はさらに広く、最初に迎えてくれるのが、バラ園です。なんとこの時季に見ごろとなっていました。私も個人的に小さなバラ園を持っていますが、随分参考になります。なかなかこのようにきれいに管理できるものではありません。背後にあるペンキで白く塗られた板壁の、どこからか移築したと思われるレトロな建物と非常にマッチしていました。
お昼もだいぶ過ぎ、お腹も空いてきたので、レストランで食事をすることにしました。セルフサービスでした。遅い時間ということもあって百人も入れるようなホールにいたのは、数組のみでした。でも味はなかなかのものでしたよ。
食事のあと、再び園内を散策、お花畑は、季節の花の入れ替わりの時季でしょうか、花はなく、小さな苗が植えられているだけでした。羊のエリアでは、青々と育った若草を羊が食べていましたが、ぶちぶちと音がして、引きちぎっているような音が聞こえていました。あと人懐こい陸ガメや、ポニー、サラブレッドもいる乗馬体験コーナー、大きな池にはボートもあって、多くのファミリーで賑わっていました。ちびっこには楽しいエリアですね。

「イングランドの丘」を出て、次に向かったのが本日、最後の目的地、高田屋嘉兵衛の高田屋顕彰館・歴史文化資料館「菜の花ホールです」五色町まで海に面した松林を横目に海岸線を走り、30分ほどで目的地に到着しました。
ロシアに捕らわれの身となり、一年後、自ら交渉の結果、日本に帰ることができた高田屋嘉兵衛。私の頭の中では、この高田屋嘉兵衛と大黒屋光太夫とを、どうも混同してしまっていたようです。館内では、大型スクリーンに、以前、NHKでテレビ放映された番組が15分程度に短縮されて放映されていました。そしてホールを出る頃、時刻は、ちょうど、16時になっていました。想像以上にいろんな観光地がある、淡路島、こんどは、違った季節にまた訪ねてみたいと思いながら帰路に着きました。



イングランドの丘 バラ園


高田屋顕彰館・歴史文化資料館(菜の花ホール)

旅の詳細な画像は、こちらでどうぞ。未熟なカメラマン/日帰り旅日記
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