土曜日に、岡山県のふるさと村のひとつに指定されている、津山市阿波(あば)の大高下ふるさと村を訪ねました。情報を得ようとまずやってきたのが、もえぎの里あば交流館です。駐車場に車を停めると、端の方で何やら大きなエンジン音が聞こえてきます。良く見るとチェーンソーで丸太に彫刻をしているらしい若者一人を発見。折角なので少し見物をさせていただくことにしました。掘っているのは鯉の滝登りでしょうか!それにしてもあのチェーンソーでよくもこのような細かい細工ができるものだと感心します。今日の彫刻は注文を受けて作っているものだそうです。私が井原から来たというと、14日.15日に6人ぐらいで井原にも行く予定とのうれしい話もありました。
このチェーンソーの丸太への彫刻は、チェーンソーアート、又はチェーンソーカービングとも呼ばれ、犬、熊、フクロウ、龍など、様々な彫刻を行います。チェーンソーで仕上げまで行うため、世界最速の木彫刻でしょう。作品だけでなく制作過程をショーとして見せるチェーンソーカービングショーもあります。命がけとも言うべき、生身を酷使した生命力あふれる木彫刻の世界です。作品は、当日オークションにかけられます。7月には第6回チェーンソーアート岡山大会2009がこの阿波で開催されたそうです。もちろん全国大会や世界大会もあります。日本では主に杉の間伐材を使用し、森林育成に貢献しているそうです。