未熟なカメラマン さてものひとりごと

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嫁いらず観音院

2008-04-24 22:15:25 | 観光名所
 20日の日曜日、社会保険協会主催の健康ウオークが地元井原市で開催され参加しました。井原運動公園を出発し、嫁いらず観音院にお参りし、リフレッシュ公園で昼食のあと、子守唄の里高屋を経由して運動公園に帰る約12キロの行程でした。



 この嫁いらず観音院には何回か来たことがありますが、奥の院まであがったのは初めてでした。この観音院、天平9年(737年)に名僧行基菩薩によって開基と伝えられ、行基自作の十一面観音を本尊としてお祀りし、正式には、樋の尻観音といいますが、このあたりでは「嫁いらず観音」の俗称で知られています。年老いた人たちが「老いても嫁の手を煩わすことなく、健康で幸せな生涯を全うできる」という霊験があり、嫁不要(よめいらず)の観音様といわれています。縁日に当たる春と秋の彼岸の中日(春分・秋分)はもとより、毎月17日の月例祭当日は、中国・四国はもとより、広く全国からも参拝者があり、その多くは中老年の人たちで数十万人にのぼります。また、開山1260周年と鉄道井原線開業を記念して、平成11年1月16日に、本尊・十一面観音像の元の姿とされる「聖観音菩薩」(国内最大級の石仏)が建立されました。
「聖観音菩薩」の本体は高さ7.7m・重さ38tで、一本の石づくりの仏像としては国内で最大級とされ、二つの蓮華・台座まで含めると11m・88tとなり、設置用の土台まで約12mの高さとなります。(井原市観光協会の記事より)

 この嫁いらず観音、調べたところ井原だけかと思ったら、周防大島、四国にもあるようですね。また最近では嫁楽観音とも呼ばれているようです。云わんとするところは同じでしょうが、「楽をする」という表現には少し抵抗がありますね。介護施設が急激に増えた現在、嫁=息子の奥さん=家に入る=面倒を見る人、という図式が大きく変わってきているような気がします。



 
コメント
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