ほんと寒い

私の住む東海地方は、日本の中でも温暖な地方だ。
雪も降らない。めったに。
しかし、今日あたり、ほんと寒い。
気温が、低い。

学校の中も、ほんと寒い。
教室で換気をしなくてはと、少し窓を開けるが、だめだ。
冷たい外気が入り、２秒ともたない。
それでも、半そでで、過ごしている３年生。
さすが、新陳代謝の活発な子供たち。

今が、一番寒い季節だ。
早く、春が来てほしいと願わずにはいられない。

昨日のヨガで教わった呼吸法を温かいお湯の中で試す。
鼻から空気を吸って、体中の悪いものを口から全て出し切る。
「ハアー」と声を出してもいいそうだ。
ため息は、悪いイメージがあるが、リラックス効果があるそうだ。
私は、いつもお風呂に入った瞬間、ハアーが出る。
お腹がぺちゃんこになるくらい吐ききる。

ガス抜き、空気の交換が人間も必要。体は、一種の袋。風船と同じ。

ギフトショップ

四十九日の法要で使う引き出物を父と弟と検討した。
新聞で死亡欄を見たのでしょう。いろいろな業者から、カタログが郵送されてきた。
何でも、三点セットというそうだ。
母が、生前、冠婚葬祭のおつきあいの記録をノートにしたためていた。
父は、それを参考に考えようと言った。

お菓子、かつおぶし、毛布、洗剤など。

決める手がかりがないので、近くのギフトショップに行った。
すると、三点セットの例が、金額ごとに分類されており、その中で、選択するようになっていた。
父もよく知っている方が店員さんでいたので、その方に気軽に聞いてみた。
ここらへんだと、お酒二合とおひらパン（死者がはくぞうりに形が似ている）と、お菓子、乾物、引き出物の三点をセットにするという。
お菓子は、亡くなった人が、集まってくれた人にお出しするという意味があるそうだ。

結局、カタログを持ち帰り、三人で検討する。何とか、決まり、お店に発注に行く。
料理屋も予約をする。三軒目にようやくできた。日曜日なので、どこも、いっぱいのようだ。
和尚さんに法要の開始時刻も相談に行く。朝の１０時。

今日は、午後、実務をかなりこなした。やはり、父一人では、決めかねていたのだろう。
おつきあいとか義理とか、風習とか、相場とか、学校では決して教わらないことを
今回、いろいろ知る。

白梅

家の庭の西に梅の木がある。
幹を見ると、古そうだ。
今朝、もう咲いてるかなと行ってみると、
日のあたる枝は、もう花が咲いていた。
冷たい風にひらひらゆらめきながら。

高校時代の古文で学習した
与謝蕪村の

梅が香に　のっと日の出る　山路かな

が好きだ。

ユーモラスでもあり、アニメっぽくもあり、動きがある。
「日」が生きているような擬人法。
あくせくと山道を歩いていたら、きっと東の方角を向いて登っていたのでしょう。
太陽が出てきた瞬間、しかも、辺りには、そこはかとなく梅のすがすがしい香りが漂っている。ほっとするひととき。日本人の感性の豊かさを蕪村に思う。

手術説明

来月６日に、手術をしてもらう。卵巣嚢腫の。
昨年の職員検診で、子宮頸管ポリープが見つかったことから、検査をして、
発覚したのだ。１０月のこと。

いろいろな病院で、セカンドオピニオンを受け、ようやく、手術へと事が運んだ。
その間、実家の母のこともあり、不安な気持ちだった。
でも、その母も、今は、もうこの世にはいない。

入院は、次男のお産のとき以来だ。

担当の医者に、腹腔鏡手術について、話を夫と聞く。
いろいろなケースが提示され、少々怖くなったが、担当の先生を信頼するしかない。その上で、同意書にサインをする。

その後、入院に際しての書類や、日程の説明を受けた。
２週間後だ、ちょうど。
３泊４日だから、軽い手術だと。
職場復帰もすぐにできるそうだ。

帰り、なんだか、とても疲れて、夕方、３０分間、ベッドに入って眠った。
いつもは、平気なのに、疲れた。

冬の雨

昨日に引き続き、雨。
洗濯物が乾かない。
次男の中学の半乾きジャージをドライヤーで乾かす。

クラスの子供たちも、運動場に出られず、教室の隅で、
戦いごっこ、お喋り、お絵かき、計算ドリル・・。

昼休みに、「大根ひきぬき」という全身を使うハードな遊びを展開していた。
床にはいつくばって、チームで手をつなぎ、鬼のチームの子らは、足を引っ張って、大根のように引き抜こうとする。
大根チームが全員ばらばらになったら、終わり。

ワーワー言って、大騒ぎ。雨の日の、ストレス解消。
なあんにも考えずに、悩みもなく、「楽しい」を実感する子供たち。
うらやましい。
冬の雨の日に。