遅い仕事始め

今日から、出勤だ。
１月６日が、３学期の始業式なのだが、忌引きで休みをいただいていたので、
今日から初出勤だ。

こそばゆい気持ちで、職員室に入る。
「おはようございます。いろいろありがとうございました。」と、数人の職員に挨拶をする。「大変でした。」と声を掛けてくれて人もいる。

机の上には、回覧文書や印刷物が山のように積まれてた。
とりあえず、教室に出陣する態勢になる。
階段を上り、教室へ。
大きな声で、「おはようございます」と。
「おはようございます」と返ってきた。
子どもたちは、久しぶりに会う私を恥ずかしそうに見たり、早速、用を言いに来たりする子もいた。
３年生の甲高い声は、頭にキンキンくるけど、元気とエネルギーを注いでくれる。
「先生、お正月○○へ、行ったよ。」
「年末に、おせち料理作ったよ。」
「除夜の鐘をつきにお寺に行ったよ。」・・・。

話したいこといっぱいなんだね。
朝の会で、母の死のことを３年生にも分かるように話した。
神妙な顔をしていた。
彼らの人生は、まだ９年。

母の死を経験して、何か、大人という世界に近づいた気がする。
今までは、世間知らずのひよっこだった私。