今日は、休みの日だったが、担任していた子が、異動する私に手紙を渡したいとうことで、
午前中、勤務校に出向いた。
正直、自宅から職場まで、16km、30分間かかるので、かったるいなあと思っていた。
予定の時刻に、外で、プランターのパンジーに水をじょうろでかけていた。
すると、その子と両親、弟がやってきた。
最初は、本人が照れくさいのか、クルクルしていて落ち着かなかったが、お母さんの声掛けで、
書いてきた手紙を朗読してくれた。
ところどころ、脱字があったが、何となくわかった。
便箋に4枚も書いてあった。
次に両親からで、手渡されたので、「これは、うちで読みますね。」と言ったら、
お父さんが、「これも、読みます。うまく伝えれないので。」と、言って。
封を破り、声に出して読み始めた。
すると、3枚目にところで、突然、お父さんが、泣き出し、言葉にならなくなってしまった。
どうしていいのかわからなかったけど、「この手紙から、お父さんのお気持ちがわかりますよ。」と言うと、
取り直して、続きから読んだ。
そして、何やら、贈り物をくださった。
「ありがとうございます。」と言って、彼女のいいところを、伝えた。
その際、お母さんからは、「すみません。」ぐらいしか言葉がなかった。
お父さんのほうが、子供の養育に関わっていたので、よけいに、思いが強かったのだろう。
4月以降、新しくみえる先生のことを話した。
そして、本人も高学年になるから、下級生のお手本になってねと伝えた。
直筆の手紙を目の前で音読され、何だか、とても、新鮮で、晴れ晴れとした気持ちになった。
たとえ、仕事とはいえ、感謝され、良かった。