気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

無題

2009-01-16 21:57:47 | Weblog
何をするにつけ、題名をつけ、テーマ、タイトルをつけたがる。
そこから始めないと、形が見えないからだ。
先日、亡くなった母が、生前、こう父につぶやいたという。
「私の人生、何だったのかね?」と。

母は、このとき、父にどんな答えを期待していたのだろう。
おそらく、自分でもそう命が長くないことに気づきつつ、自分を認めてほしいと願いつつそう父に問うたのではないか?

私だったら、自分の人生というストーリーにどう題をつけるだろう?
えてして、漢詩にあるような「無題」になる気がする。
言葉では言い尽くせぬ、一言では表現できない。
「無題」(untitle)・・・・・肩書きのない人生
それで、いいじゃない。それで。
誰しも生まれいでたときは、裸で無名だもの。