毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

怖がらせないように

2019-04-20 23:37:37 | 2019

 

先日外を走っているとなんだかトイレ(小)に行きたいようなもつような、

出かける時は忘れずにトイレを済ませているのだけれど、

近くに利用しやすいスーパーがあるので、安全第一、

切羽詰って泡食う前にトイレを済ませてすっきりしてから走りなおそうと、

コースアウトしてスーパーに立ち寄ったんです。

 

そこのスーパーのトイレはというと、

 女子マークのついている扉を開けると手を洗う大人一人分ほどのスペース、

その奥にもう一つドアがあり個室となっている。

で、そこの個室で用を足していると最初の扉が開く音がして、

「あ、使ってるから待ってようね」

「うん、待ってようねー」と小さな女の子とおかあさんらしき人の声。

 

おお、なんて可愛い声なんだ、私にもこういう甘く優しい母と娘の時代があったんだ。

早く席を(便座だけど)譲らなければと腰を上げたとき、気がついた。

私、やばくない? 

全身ほぼ黒っぽい色合いのランニングウェア。

爽やかでも軽やかでもない強そうな黒紺だ。

それに長身。

おまけにランニング用の怖い形のサングラス(もちろん黒)をかけている。

強盗とか変質者とか不審人物っぽく見えないか?

男の人と間違えられないか?

こんなのがトイレからぬぅっと出てきたら、どうする? 

私ならびっくりする、強張る、どきっとする。

 

以前山用のストックを持っていたら「あの人鉄砲持っている」と子供にいわれたことがある。

どうも私は実物より5割増しくらい強そうに見えてしまうらしい。

小さな女の子とそのお母さんと怖がらせてはいけない。

私は善良な走るただのおばさん、だ。

 

怖く見えるサングラスを外しポケットにつっこみ、

ワントーン高い明るい声で「お待たせしました」と個室から出ると、

それでも小さな女の子はじぃーっと私を見上げていた(笑)。

 

そのまま私を縮小して身長155cm前後にしたらきっとそんなに怖くはみえないと思う。

ただの元気なおばさんにみえると思うのだけど。

どうだろう。