小別沢方向に歩いていると、上から何かぼとっと頭に落ちてきた。
液状ではなくドングリのような硬さでもなく、小さなパンか大福がぼとっていう感じ。
すぐに足元を見たけれどなにも落ちてきたようすはない。
糞? かたまっているタイプの糞?
恐る恐る手を頭に持っていく。
ご安心ください、山では必ずオールシーズン手袋をしています。
ぼとっという感触があったところをまさぐると、ぷにっとしたかたまりが指先に触れた。
わ、わ、わ。
頭を左右に振りながら手で何度も払うと、極太あおむしがぼとっと落ちてきた。
うぉぉぉぉ。
ああ気がついてよかった、ちぎれず落ちてくれてよかった。
仮にそのまま気づかずに歩き続けていたら、誰か教えてくれただろうか。
逆の立場だったらどうするだろう、頭に大きな青虫のせたおばさんが歩いてきたら。
オオダイコンソウかダイコンソウ。
フタリシズカ。
ツクバネソウと、
クルマバツクバネソウ。
ゼライス系きのこ。
叫ぶマムシグサ。
やっときれいに写せた。名前は出さずで。
ナツノハナワラビ。
今年は多いような気がする。
明日の予想最高気温は31℃。
水分塩分しっかり補給しなければ。