毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

トチノキ タロ 博物館

2016-05-27 23:58:58 | 北大植物園

 

昨日の北大植物園での話です。

結構すごい発見をしたのですが、私にとっての「すごい」がどこまで他の人も「すごい」と感じるか、

そこのところは自信ないけれど、暫しの間感慨にふけってしまったすごいことを見つけてきました。

 

ご存知ないかたもいらっしゃるかと思うので書きますと、

私は古い建物が好きで、南極探検本にもはまったことがある。

北大博物館はこのふたつが集まっているんです。

 

 

 

 

 

 

巨大なホウレンソウ化したミズバショウの木道を抜け、

そう、私がここを通るときはいつもミズバショウが巨大化していて、

いつかはあの楚楚とした姿のときに水辺に映えるミズバショウの姿をみてみたいと思っているのに、

また今年もその姿を見逃してしまいました。

 

 

この木道を抜け博物館へと向かっていくと、大きなトチノキがあることに気がついた。

博物館手前の古い倉庫の裏。

かなりの高さ。しっかり花をつけている。

 

 

 

 

引いて写しても入りきってない高さ。

で、直感というか見た目そのものというか、かなり建物にくっついている気がして、

裏にまわって見てみる。

 

 

 

 

 

ああ!近い!

 

 

 

なんとかぶつからず接触せずにいて欲しいものだが、いやぁ・・・。

それに気持ちトチノキも身をひねって避けよう回避しようとしているようにもみえてくる。

 

 

 

 

 

 

博物館へ移動。

 

 

 

 

 

 

この展示されているヒグマは明治11年12月5日夜丘珠村で炭焼き小屋を襲い三人を殺し、

一人に重傷を負わせた人食い熊なのだそう。   ヒグマ騒動の地

いつ見てもこの爪は恐ろしい。これでパンチ食らったら肉も骨も砕けるって。

 

 

それから

 

 

エゾオオカミの剥製と、

 

 

 

エゾシカの缶詰。

さすがに並べて展示はしてないけれど。

 

そして反射しまくってしまいましたが、

 

 

 

 

タロです。

 

 

 

 

あの「南極物語」のタロとジロのタロです。

タロは1956年の第一次南極地域観測隊にソリ犬として参加したものの無人基地に取り残され、

翌年再訪した隊員によりタロジロの生存が確認。ジロはその後越冬中昭和基地にて死亡、

タロは4年余を南極で過ごし、1961年に帰国、その後14歳7ヶ月で老衰で死亡するまでの9年間、

北大植物園で飼育されていた。

余生を送るタロの写真が展示されていて、

 

 

 

 

 

これです、この写真、

ここでこの2枚の写真の後ろの建物を見ていただきたい。

さきほどの小屋が写っている。

上の一枚にはトチノキの幹が、

下のタロの写真にはトチノキと思える葉が写っています。

おお、ここ(博物館事務所裏)だ、そうか、そうだったのか、感慨。

これが私の「すごい」発見だったのですが・・・。

今度行ったらあの写真の姿が現在の風景と重なって見えてきそうです。