毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 125

2015-06-09 23:05:05 | 本 2

 

今日は無駄口を叩かないですいすい行きましょう。

気がつけば今日って9日。すっかり忘れていて慌てています。

 

いつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文がだだだーっと。

 

 

 

 

 

 池澤夏樹=個人編集日本文学全集13 三四郎/夏目漱石

 

 

 

 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密/太田紫織

療法は残念ながら存在しない。

 

 

 

 香水 ある人殺しの物語/パトリック・ジェーキント 池内紀 訳

「悪魔の子だよ、悪魔が憑いているね」

 

 

 

 テースト・オブ・苦虫 Ⅰ/町田康

だってそんときはオッケーだと思ったし、そんな先のことなんて分かるわけねぇじゃん。だか

 

 

 

さてと。

前回の124が終わったあと、珍しくぽかっと読む本がない時期があらわれた。

読む本は腐るほどあるんだけれど、図書館の返却期限が気になる本とか、

いますぐ読みたくてむずむずしている本とか、そういうのが上手い具合に全然なくて、

それで何気なく「三四郎」を読み始めてしまった。

これは同じ収録の「たけくらべ」を読むために借りた全集だったので、

「三四郎」はまるっきりの予定外、最初の数ページだけ目を通してみるつもりだったのが、

あら、なんだか面白い。

もっと文学的香りが前面に出ていて高尚で読みにくいかと思っていたのに、

これが身近なのね、さらに「恋」が絡んでいて、最初の数ページだけのはずが最後まで読んでしまった。

それも、全集の中に収録だからどれぐらいのボリュームなのか見当がつかず、

結局読み終わるのに丸四日費やしてしまった。

この4日は痛かった。この4日の間に情勢は変化し、もう今は本を抱えてあっぷあっぷしています。

で、

熊本から東京へ向かう列車のなかでの広田先生の言葉がとてもいい。

「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より……日本より頭の中のほうが広いでしょう」

日本より世界と誰もが考えるところをアタマの中ときた。

もうあれですね、私としてはここで川上未映子さんも登場していただきたい。そらすこん。

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります。

あ、今晩開いて読んでしまいそうだ。

 

 

なんだかんだ言いつつまた読んでしまった櫻子さん6作目。

はい、今回も完結いたしませんでした。

これ小出しというより、

ひょっとしたら太田紫織さんが執筆するにあたっての勉強のため時間稼ぎなのかなと考えたりして。

旭川が舞台でなかったらきっと途中でやめていると思います。

 

 

ニオいニオいニオいまみれ。

私も多少ニオいフェチのところがあるので、

ストーリーよりも随所にあらわれるニオいの記述がとても面白くて、

いかにずぼらに普段ニオいと接しているか、不快なニオイはいやだけど、

そう、ウクレレっていったいどんなニオイがしているのか。

ほら、こんなに身近なのに嗅いだこともない。

自分固有のカラダのニオイも今一つつかみきれないし。

ハンドクリームのドリーミーアロマの香り(なんのこっちゃ)が、

これが私の素のニオイがすると娘が言ってたけど、

全然私はこんなニオイがしてるとは思はないし。

でも昔から子どものころからこのニオイと娘はいうし。

 

 

テースト・オブ・苦虫の5が手元にあって、これもいくつか読んでいるんだけれど、

絶対5のほうが読みやすい。

読みやすくはないけれど、このパワーというか町田節、

一冊といえどぶっつづけで読むのは相当飽きるので、

間間にちまちま読み続け、結局2週間近くかかってしまったわりには飛ばしちゃったかな。

 

本当はもう一冊読み終えているのだけれど、

眠たいので、そちらは今回はパス。

 

以上、125回目でした。