ワインのラベルの解読作業に日々勤しんでいるのですが、
1日1歩3日で3歩、3歩進んで2歩下がる遅々たる学び方であります。
で。
ちょっと感激したことを。
これが開眼のもととなった白ワイン1本目&2本目なのですが、
どちらもドイツのワインで、右側の緑色のボトルの裏には幸い日本語表記がしてあり、
ピースポーター・ゴールデントロッフェンRS(リースリング・シュペトレーゼの略)と書いてあり、
ビギナー1本目にしてはとりあえず読める文字を見つけられただけありがたかったのですが。
2本目に選んだワインには、日本語が一切なし。
おまけに書体がさまざま、飾り文字となるとIなのか lなのか、どう読めというんだい。
それでも私は頑張った。
適当に文字を入れ検索したり、画像で探してみたり、知恵の限り絞りに絞り(大袈裟ですな)、
ワイングート・ビーボ ミッテルハイマー・ゴールドベルク リースリング ハルプトロッケンと探り当てた。
ゴルトベルクに気がついた私はえらいと自画自賛。
でね、読みあてたことに感激したのではなく、
もちろん感激はとてもしたけれどその先があってね、
RHENIGAUを調べると、これはラインガウと読み、ライン河そばの丘陵地
OESTRICHはエストリッヒ村、
つまりこのワインはライン河そばのエストリッチ村のブドウで作ったワインということで、
そこまでわかっただけでもすごいのに、
じゃあ、じゃあそれってグーグルアースするとどうなるのかなと思い、やってみたんです。
すると、
きた。
これがその私の2本目ワインの故郷エストリッヒ村、下に見えるはライン河、上は一面ブドウ畑。
よくぞまぁ、どんなご縁かわかりませんが、はるばる日本の北海道の札幌の私のところへきたもんだ。
となると、
私を開眼させた、あの最初の1本は。
MOSELと書いてあるように、緑色の瓶はモーゼル地方で作られたワイン。
ピースポーター・ゴールデントロッフェン
ピースポーターとはピースポート村、
ゴールデントロッフェンとは黄金の雫、
おお、なんて素敵な名前だったんだ、ピースポート村の黄金の雫だなんて。
モーゼルザールルーバー地方ピースポート村へ飛べるのか?
飛んだ!
流れるはモーゼル河。
この小さな美しい村が、そのピースポート村なのか。
この村の畑で作られた黄金の雫だったのね。
ただのワインの瓶からこれだけのことがわかるなんてすごいことだし、
それを日本にいながら目の前にばばんとあらわすグーグルアースのこの威力。
この調子で毎本産地探訪となるのでしょか。