しまった!失敗した!
用事を足したついでに古本屋に寄り、そこで長いこと探し求めていた文庫本をみつけ興奮、
この本は実は数年前に、もう読むことはないだろうと処分してしまった本で、
決して珍しい本ではなく大量に出回っていたと思うんだけど、
もう一度読んでみたいと思って探し始めると、どこにも置いてないのよね。
ネットでは1円から出品しているけど、なにせ古い本なので、
どれだけ黄ばみや変色・汚れや傷みがあるかと想像すると、
実物を見ずにぽちっとする気になれず、古本屋にいく度探していたのですが。
あった!あったあった!私が持っていたのと同じ出版社、しかもかなり状態がいい。
というか、かなりというより、この本はほとんど人に読まれることなく私のもとに来たのでは。
読んだ形跡が見当たらない。古い新品だ。
奥付を見ると、昭和62年27版となっているけど、軽い日焼けだけでパリっ、サラっとしている。
表紙のスレもないし。やったぁ。待てば海路の日和ありでしょか。
でね、なにがしまった、失敗したかというと、この本をやっと読めると思うとすっかり上機嫌、舞い上がってしまい、
書店(古本屋ではなく本屋さんね)で新刊本を買う予定だったのに寄らずにそのまま浮かれて帰ってきてしまった。
それどころか、その古本屋で買うつもりだったほかの本2冊も買い忘れているし。
1冊手に入れ3冊忘れ。笑うに笑えない(笑)。笑ってるてね。
こんなとこで長くなってしまった…。
いつものように17ページの6行目を書き写しています。
あとは紹介にも鑑賞感想にもならない雑文です。
沈黙の街で/奥田英朗
「知りません」一人の女教師が険のある口調で返した。
植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫/田中修
になったとのことです。この話によると、バラのトゲは赤い花を生み出す役割を担ったこと
からだのメソッド 立居振舞の技術/矢田部英正
英国王のスピーチ 王室を救った男の記録/マーク・ローグ ピーター・コンラディ著
本国イギリスで話される英語との差異の広がりがあった。一部では、とくに一九〇一年一月一日、
南へ エンデュアランス号漂流/アーネスト・シャクルトン
八日に、エンデュアランス号は海軍省からの直接命令に従ってプリスマを出航した。わたしが探検
奥田さんの本は、ここで終わってしまうのかというラストでもやもや。
でもこの先があったとしても、それはぐちゃぐちゃのまま進んでしまうのかな。
奥田さんの本だけでなく、今の中高生のことを書いてある小説を読んでみると、
私の過ごした時代なんかよりとってもデリケートで過敏で常に緊張して気を張り詰めているんだろうなと思います。
今の時代に私が中高生だったなら絶対孤立していただろうし、ひょっとしたら学校さえ行かなかったかも。
いや、鈍感だったから無事に過ごせていたのかもしれない。あとは友人がフォローしてくれてたんだろな。
やるせなさが残る本でした。
冬場に常緑樹の葉っぱが凍らないのは「糖分」のせいなのね!
「だから、何?」と思ってしまうか、「へぇぇぇぇぇ!」と感心するかの違いってなんでしょね。
私は後者の「へぇぇぇぇぇ!」派なのですが、、「へぇぇぇぇぇ!」が日々多すぎて、
次から次へと、「へぇぇぇぇぇ!」が塗り替えられて、結局元の「へぇぇぇぇぇ!」がなんだったのか忘れてしまいます…。
この、「へぇぇぇぇぇ!」をひとつひとつ覚えていれば、もっと賢い人生を歩めたのではないでしょか。
からだのメゾットは、なかなか面白い本でした。
特に日本の履物の話、それと鳩尾のかたさの話。
今まで自分の鳩尾(みぞおち)なんて意識して触った(指を差し込んだ)ことないし。
手を当てて2,3センチほど指を押し込み、柔らかく指が深く入ってゆきようなら問題ないそうです。
げ。5ミリぐらいしか入らない。
ちなみに右のあばら骨の下は肝臓で、お酒を飲むときはここを押したりはなしたりするのがいいんですって。
左のあばらの下は胃腸にあたるので、食べ過ぎ飲み過ぎのときにはここに手を当てるといいそうな。
語りだすと長くなる英国話。
この英国王とはジョージ6世(1985~1952)。
ヴィクトリア女王の曾孫で、エリザベス2世のお父さんです。
と書けば単に「ふ~ん」で終わりますが、
お兄さんはエドワード8世なんですよ、人妻(ウォリス・シンプソン)との恋に退位した王様。
ね、突然お兄ちゃんが人妻と結婚したいがために国を国民を王としての責務を丸投げ、
王位継承が自分にまわってきたけれど、自分はひどい言語障害(吃音)をもっている。
私なら精神病んでしまいそう。逃げだしたくなるわよね。英国から世界から地球から逃げてしまいたい。
ジョージ6世の実際のスピーチが動画サイトで観ることができます。
お兄ちゃんが自分のしたいことに走ったのに対し、ジョージ6世は自分のしなければならないことを全うした。
嫌でたまらなかったと思うのよ。人前になんて立ちたくないし、サブとして一生を終えたかったのではと。
暇なときについつい画像検索や動画を観てしまいます。
エンデュアランス号関連3冊目は隊長であるシャクルトン自身による著です。
あれだけの困難を乗り越えたんだからどんなに熱い本なのだろうと読んでみたのですが、逆。
淡々としてるんですねー、もちろん災難困難は同じなのですが、淡々と書き進めている。
むしろ専門的要素が多くなっていて難しい。
ここで初めてロス海支隊の話が詳しくでてきます。
ロス海支隊というのは、南極大陸横断隊の食糧や燃料を反対側から2か所デポする別動支隊で、
シャクルトンの生還に隠れてしまってるけど、こちらも遭難、3人亡くなっている。
シャクルトンは南極大陸に上陸することすらできず、南極大陸横断計画は大失敗したけれど、
凄まじい苦難のすえ全員無事に帰還。
シャクルトンを支援するマッキントッシュ隊は、南極大陸に上陸したものの、支援という目的を果たすがために撤退できず結果3人死亡。
そこまでして物資をデポしようとしてるのに、シャクルトン隊は氷に閉ざされ漂流していたなんて知る術は無し。
次はこの本だな、マッキントッシュ隊に関する本。
ちなみにシャクルトンは英国人で、この時代の王はジョージ6世の父、ジョージ5世です。
以上、時間がかかったわりには言葉が出てこなかった67回目でした。