毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

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2012-04-19 23:33:33 | 

 

9のつく日はブックの日(爆)。月3回で、となるともう5か月なるわけ?

調べてみると、去年の11月19日が第1回目となってます。

わぁ。

図書館に行くたび、今日は借りない、借りても少しだけなんて決めて入口くぐるのに、

結局借りられる限界冊数まで借りてくる。欲深い性格なんです。

なんだか見つけてしまったり、やけに気になったり。

 

スタート。

 

 

 ふむふむ おしえて お仕事!/三浦しをん

 

 

 ホヤの生物学/佐藤矩行

 

 

 

 ゆで卵/辺見庸

 長雨でホテルが停電になり、テレックスも電話もダウンして、東京に記事どころか連絡

 

 

 

 ワーキング・ホリデー/坂木司

 語尾を上げながら顎をしゃくると、進は明らかにびびった表情をした。やりすぎたかな、と

 

 

 シコふんじゃった。/周防正行

ったんじゃないでしょうね」

 

 

  

 裂けた岬 「ひかりごけ」事件の真相/合田一道

 (ちょうど空行)

 

 

 知床に いまも吹く風 「裂けた岬」と「ひかりごけ」の狭間/合田一道

てくれ』と叫んだのを聞いた」

 

 

 

 うまい雑草、ヤバイ野草/森 昭彦

 (バイケイソウのページ)

 

 

 

 グーグーだって猫である/大島弓子

グワーロ ウッ

 

 

 Tarzan No.600 筋トレ+ラン=自宅トレ

 

 

 

 三浦さんの「ふむふむ おしえて お仕事!」

図書館で在庫になっているのに見つけられなくてね、ひょっとしてもしかしてと、

小説ではなく産業(だったかな?)の棚を探すと、あらここなのねと。

分類のわかるオンナになってきました。

で。

やはり決められた枚数で職業や人物を書くとなると…。

17ページは靴職人 中村民さん記事の写真3枚でした。

ビールの官能検査とか(まっこと官能でごわす)、前田建設ファンタジー営業部とか。

でもダントツ面白かったのが、大学研究員 中谷友紀さんのホヤの発生の話。

簡潔に説明できればいいのですが、私、そういうの苦手ですので、そのまま一部抜粋引用させてもらいます。

長いですけど、興味のある方はどうぞ。

 

ホヤの発生のメカニズム  

中谷 ホヤも実は、私たち人間に近いような発生メカニズムを持っていた、ということなんですね。
ホヤの発生メカニズムは、以前はこう説明されていたんです。「筋肉になる因子や脊索になる
因子が、ホヤの卵のなかのどこかに、あらかじめある。細胞が分裂するときに、筋肉になる因子
をもらった細胞だけが、筋肉になる」。でも私の研究から、そうじゃないとわかった。たとえば、
将来脊索になるのは、卵のなかのこの位置の細胞だ、と決まってます。ではどうして、それらの
細胞は脊索になるのか。実は、隣にある細胞から、「あなた、脊索になりなさい」とシグナルが
出ている。シグナルを出す細胞自身は、脊索ではない組織になっちゃう。つまり、脊索になる因
子を、細胞がどこからかもらってくるのではない。隣りあった細胞同士が「きみは脊索になれ。
俺は脊索にはならず、ほかの組織になるから」と、やりとりするんです。ヒトの細胞でも、同じ
ようなことがしょっちゅうあるんですけど。
三浦 ほえ―。細胞って、ものすごく協調性があるんですねぇ。
中谷 細胞がみんな勝手に、「俺は神経になるぞ!」「俺もだ!」「お―!」って言ってたら、全身
が神経だけになっちゃったりして、困りますからね。もっとすごくなると、隣の細胞ではなくて、
「僕からこれぐらい離れている細胞は、神経になっちゃダメだよ」「僕から何細胞以内にいるやつ
は、神経になっていいよ。それより向こうにいるのはダメ」と、もっと遠くの細胞にむかって
シグナルを出す。
三浦 へえー。細胞ひとつひとつに人格があるみたいだ。

 

お疲れ様でした。

で、中谷さんの話の中でてきたのが、ホヤの発生学/佐藤矩行。

借りたみたけれど、ギブアップ。眺めるにも字ばかり(笑)。

まぁ専門書で写真集ではないですから。

 

1995年3月20日。あの地下鉄サリン事件の日。

先日、某SNSで、本来ならあの時間のに乗っていたという話を読みまして、

あ、そういえば、辺見庸さんも現場にいたはずだと。

本棚の奥から引っ張り出し、読み返してみました。

辺見さんは神谷町駅で外国人男性を救助していて、

そのときの話がこの「ゆで卵」のなかに書いてある。

といっても、アレでして、その、いや、なんというか…。

 

 私は俗情を俗念そのままに書いてみたかったのだ。

                          辺見 庸

 

この短編で、シリアルってコーンフレークで、そしてしばらくの間、食べられなくなっちゃいました。

さらに見つけたのが、この本のなかに「ホヤ」という短編も入ってた。

そうだったのね。忘れきってましたわ。

 

周防氏の奥様といえば、あの有名なバレリーナの草刈民代さん。

いやぁ、このことを知ってるからなのか、ちょっと私は怒った。

「ミニスカートから気持ちよく伸びた足」ってでてきまして、

いいたいことはわかるけど、気持ち悪く伸びた足もあるってこと?

読みながらつっこんだのでした。

 

大島弓子。大島さんっ。

読んでました。ファンです。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、このブログのタイトルは大島さんのマンガからです。

「夏の終わりのト短調」も候補で、悩んで迷って、「毎日が夏の終わりのト短調」にしてしまおうかと(爆)。

さすがに踏みとどまりましたが。

 

 ゴールデンウィークまでに身辺整理というか、図書館の本はすべて返却かつ借りず、

今私の周りで待機している本、

積んである本、眺めている本、それから買いたい本を優先しようと考えているのですが、

意志の弱さに自信ありなのでどうなることやら。

図書館って、「今日は借りないのよ」って気持ちを見透かし、

「ほほぅ、それならどーだっ」ってな感じで挑発してくるのよね。あ、違うか。

とにかく、そんな日に限って「どーだーっ」って、普段はお留守の本が現れる。

見ーっけ!で、つい抱えてしまうのよね。

これって、時間外に「返却ポスト」を利用するしか脱することできないのかも。

閉館日狙うとかね。

さ、穂村さん穂村さん読も読も。