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毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

三井美唄炭鉱第2坑・我路郵便局

2010-09-13 23:20:20 | ささやかな小旅行




タイトルで『な、何事だっ?』と思われた方も多いのでは。


そうなんです。
昨日書いた、何がメインだかわからない美唄入りの、重要な部分を占めているのが遺構を見るでして。
私は運転しないので、とても奥までは行けませんし、
血筋は娘は引いてないようで…。
いや、まだ眠ってるだけか?(笑)。
父のお見舞い&差し入れ&焼き鳥&北菓楼で娘を丸め込みまして。


いえ、焼き鳥がなくても連れてってくれたはず。
真っ直ぐ父の入院先に向かう高速には乗らず、
美唄の奥へ奥へと移動を開始したのですが。


はい、失敗しました。
しっかり地図に印はつけていたのですが、
なんといってもこの住所ってのが大胆でして。
たとえば、美唄市美唄町。終わり。
グーグルマップの航空写真も考えてはいたのですが、
事前に見てしまうのは避けたいのと、
きっと道沿い、広い町ではないはずだから見つけられるはずという甘い読みは見事に外れまして。
道は1本道。
往きで見つけられなくても帰りにまた通る。
なんてね…。
想像以上の夏草と何もない道でして…。



美唄鉄道東明駅舎&4110形式十輪連結タンク機関車2号、見つけられず通り過ぎる…。
これは道から少し入るのは分かってましたけど、
おそらく大きいであろうこの二つをまさか素通りしてしまうとは…。
(ご安心くだされ。帰りに見つけましたから)



先行き不安。
どんどん道の両側の民家は消え、廃屋、山が迫ってきまして。



あ、あったっ。
これは見落とさないでしょう。






三井美唄炭鉱第2坑選炭場跡。







原炭ポケット・シックナー。
原炭ポケットの横にシックナーがあるんですけど、この時期は草木がね。







 

ゲンノショウコもツユクサも、いつも見ている札幌のより一回り大きいっ。



移動。



次は我路郵便局なのですが…。



…ないっ。
ちらほら人の気配のするエリアには来ているのですが、
郵便局というからにはそこに町が、集落が、我路町があると思っていたのですが…。









こんな感じでして…。








今でも現役の郵便局として活躍している建物なのですが…。
でもここに廃屋が埋もれているということは、かつては栄えた町だったということでしょ。


きっと近くに、どこかにあるはずっ。


信念勝ちっ。
あった、見つけた、きたっ。







我路郵便局。
昭和5年建築のレンガ造り、今でも現役な郵便局です。
(ちなみに私の父も同じ昭和5年生まれです。)


これはずっしり歴史感が漂っていましてね、
かなり私としては感慨がありました。


















あの屋根の上の櫓みたいのは何なんでしょ?











ずっしりよ…。



でね…。
本当失敗したなと悔やんでいることがありまして。


かなり興奮したんです。心拍数↑↑だったのではないかと。
中から職員さんらしき人が出てきて会話をしたんですけど、
このとき頼めば中を見学させてもらえたのではと。
それに普通に郵便局ですから、
業務の邪魔さえしなければ中に入っても構わないはずよね。
でもATMなんかどぉんとあったら、それはそれで違った意味で唸ったかも。


人影の無い道を走ってきたので、
ここで道を聞かなきゃもう誰にも逢わないかもしれないという危機感のほうが先走りまして、
先ほど見落とした駅舎の場所を聞くことでアタマがいっぱいでしたわ…。


この建物の内部、敷地内に入り裏側の撮影、説明もしてくれたかもしれない。
葉書を買って投函することも出来たのにっ…。


あぁっ。悔しい。本当、悔しいっ。
この日は平日、ほんとラッキーな日だったのに。
ぐぁぁぁっ、おのれぇぇぇぇっ。


この建物だけ、画像だけならピンとこないかと思いますが、
違和感と言っていいのか、なんと表現すればいいのか。
廃屋だらけの町のなかに立つ巨大な郵便局。
人が住んでいそうな家は2,3軒はありましたけど、
それにしてもこの郵便局の規模といったら。


我路町は1条~3条まであります。
かつてはこの郵便局が違和感なく落ち着く規模の町だったのでしょね。
なんだかそんなことを考えるとね。



それにしても。



…あぁ、本当悔しいです。
心残りだわ…。






美唄焼き鳥 たつみ

2010-09-12 21:39:39 | ささやかな小旅行







旅行するならどこへ行きたい? ぱこーんっ。 
                                 by バーソロミュー・くま










弾き飛ばしで三日三晩空を飛ぶわけはなく、←難解でしょか?
車にて移動です。



私の父が4度目の抗がん剤治療で入院しておりまして。
会う度に痩せてゆくんですわ。
ただでさえ食欲落ちているのに病院食はなおさら食べられないと。


よしっ、分かりましたっ。
私が美味しいご飯を届けやしょう。
愛する娘と溺愛する孫娘が届けるご飯なら、きっと極上の味に違いないっ。


なんちゃってよぅ、
実はいろいろ下心がありまして。
父に美味しいご飯を届ける、プラスアルファがごっちゃりと(笑)。
どれがメインなのか分かりませんけど、
まぁ私を美唄に連れてってでして。









サムアップでこたえる娘。
二日連日撃沈しておりますが、とりあえず気分は上々(笑)。
だって焼き鳥が待ってますからぁ。





美唄インターから市街地に向かいまして。








ここに車を停めてもいいそうで。
この市立美唄病院、画像では分からないですが壁がレンガでした。
かなり古いのでは。あ、1966年ですって。



で。



地図を片手に目指すも何も、すぐそこにありましたわ(笑)。













美唄焼き鳥 たつみ

いやぁ、ひっさしぶりの焼き鳥よっ。







さぁ何を頼むかっ。
って、優柔不断な母娘ですから唸るのは分かりきったことでして。
ちゃんと車の中で検討してきましたわ(笑)。









きたっ。









娘はそば定食。








私はとり飯定食。





時間差で運ばれてきたのが、焼きたてアツアツの、






ぐふっ、焼き鳥。こちらは精肉。







どどんとモツ串。


母娘共通の感想として、
断然モツ串のほうが美味しいっ。
塩具合にばらつきがあるっ(笑)。
お豆腐がふわふわで でら美味いっ。


とり飯は私好みの味でしたわ。
亡くなった母の味に似ているっ。懐かしかったですわ。


で、ちゃんと父用にもとり飯と焼き鳥を包んでもらいまして。
包んでもらったのをとりあえず横に置きまして←おいおい
ちょいと寄り道に出かけたのでした。

…ちょいとのつもりだったんですけどね……。
娘ダウンへのカウントダウンだったのでした。






ささやかなおまけ 旅の宿

2009-05-03 20:33:33 | ささやかな小旅行



あれっ?あらら??
確か昨日で「完」だったはずなんですけど(笑)。

自分で自分の首をまさに絞める、
あんぽんたんの極みがありまして…

温泉土産といっては何ですが、
このおっさんとお嬢さんはいったい…と、
どうぞどうぞ、
どん引きを堪能して下さい。



♪浴衣の~君は~、



♪カエルのかぶりもの~(爆)。




これはどっちじゃ??
私か娘か?そっくりでしょ。ってカエルなんですけど。




白髭の滝~




でぃやぁ~。






お粗末様でした。

終了。             -ロケ地 白金温泉ー


そして美馬牛の丘も迷丘だった

2009-05-02 20:54:54 | ささやかな小旅行
大雪山白金観光ホテル。
目覚めて一番最初にしたことは…

『外っ、雪は、雪はどうなんじゃっ』

よろめきながら窓辺に走りカーテンを開けると、
OK,大丈夫、雪は積もっていませんでした。

天気予報では雪だったんですよ。
気温は確か3℃の予報だったかな。
実際、
道東や札幌小樽で積雪がありましたが、
白金付近は強風のみ。

よし、今日もいけるっ。

朝から露天風呂へ。
で、でら寒い…
昨夜も強風の中入湯でしたが、
この日はさらに上乗せの強風でして…
雪もちらほら混ざってましたわ。

で、
この日の流行語大賞は『でら』。

私:『でらさみぃーっ』
娘:『でらって何語?なんちゅう意味??』
私:『でらとはおそらく名古屋弁で、
   北海道弁で言うとなまらだ』(と思うんですけど…)
娘:『じゃぁ弘前だとたげかな。
   もっとひどくなるとたんげ』

と、朝の露天風呂に『でら』や『たんげ』が響きまして…

朝食バイキングは二人で三人前平らげまして、
さぁ行くぞ、出発じゃ、HERE WE GOっ!!




昨日は道にかぶりつきで撮れなかった、
いえ、
撮る余裕のかけらもなかった白樺街道。
ここで
♪白樺~青空、南風~と歌ったら、
『何それ』と娘に言われまして。
差を感じてしまいましたわ…

この左手が白金の滝入り口です。
白金温泉に向かって右奥、
美瑛に向かっては左ですから。

最初に寄ったのは、
昨日パスした美郷不動尊。
美郷の名水だそうです。




こんなに清らかなら水も美味いに違いないっ。




河童も遊ぶに違いないっ。




剣に炎。
お不動さまってみなこれなのかしら??

このお堂付近で水が湧いているそうです。
いやぁ、
地元の人だと思うんですけど、
車のトランクにポリだのペットボトルだの、
すんごい量を積んでおりました。

試しに一口飲んでみましたが、
やっぱりクリアなお味にございました。

さて、
966号をまっすぐ美瑛目指して走るか、
それとも性懲りも無く寄り道するか。

えへへ、
雪が積もっていたなら直帰だったんですけどね、
ちょいと木を見に行きましょかと。

ここでもまたドツボにはまるのでした…
ご覧下さい、




もう迷わないぞと、
しっかり道の駅でゲットした地図に、
ボールペンで道順をマークしていました。
824号を途中で右折し、
哲学の道←三角山ね→ならぬ哲学の木を見に行こうとね。

ところがどすこい、
この右折地点が見つからない。
先の「新星第5」ってとこまで行っちゃいましてね。
でも、
娘も私も道らしき道を目にしてないのですわ…

これは白金ダムの二の舞か…?

一応右に道と呼んでいいのか、
道らしきものはあったんです。
でも、とても車で入っていけるような道ではありませんでして。
まさか娘にその獣道を突き進めとはとても言えないし…

で、
かなり戻ったところの林道らしき道に入りまして。




『頼むっ、落ちないでっ、ど真ん中を走ってちょ』と懇願する母。
こわばり引きつりながらハンドルを握る娘。
丘といえども高低差はありますから…

道なりに進んで行きますと、
同じような道と舗装道が複雑に交差する地点に着きまして、
そこにある、
『ペンション ウィ』の看板が光輝いておりまして。
ウィ~さん、助けてください、哲学の木を教えてください。

私、函館でペンション経営をしている友人がいて、
忙しい時にはお手伝いもしていたことがありまして。
ペンションの人はいい人親切という確信がありまして。

はい、
ウィ~の奥様ご主人様、
すっごく親切に、
「左曲がって右に曲がって左曲がって坂を上ったら右に曲がるのよ」と。
何度も復唱したので憶えちゃいましたわ(笑)。

ペンション WE、ありがとうございました。
まさに地獄に仏、迷丘で福の神でした。

やっとのことでたどり着いた、
これがその、



哲学の木ですっ。




この舗装道はどこから来たの??




哲学の木を撮る私を撮っている娘(笑)。
よくぞ走った、えらいぞ娘。



解説しましょう。
パンフレットによりますと、
【やや斜めに立っている姿が、
首を傾げて物事を考えているように見えるということで名付けられました】

さらばじゃ、哲学の木。

次にチョイスいたしましたのは「新栄の丘」。
なぜかこれの標識だけは親切にありまして、
これはきっと丘の総大将、親分、元締めに違いないと。

迷わずに新栄の丘に到着。




きっと見えるんでしょね。
無理、この天気じゃ。
…ってこの丘というか丘ってね、
見事に周りには何も無くて風がもろ吹きさらしでして。




どうも親分ではなさそうでした(笑)。
ここでも『でらさみぃーっ』を連発。
娘なんか早々車に戻ってしまいまして。

お次は「クリスマスツリーの木」。
ここも標識がちゃんとあってすんなり到着。




確かにツリーに見えるけど、
どこのお山にもありそうな…
やっぱり丘に1本ってのがミソなんでしょね。




クリスマスツリーの木を撮る私を撮っている娘、再び。

風はびゅーびゅー、
鯉のぼりなんて中に芯が入ってるの?ってぐらい真横にびーんでして。

この2ヶ所すんなり行けたことで、
私達も標識さえあれば行けるじゃないと強気になりまして…
昨日失敗した親子の木、
一度あそこらへん走ってるからきっと行けるでしょとね。

…甘かった…美瑛の丘はやはり魔物でありました…

237号から昨日走ったのと同じコースまではばっちこだったのですが、
その先からにわかに怪しくなり始め、
そのうち娘と私の読みにずれが生じ、
娘に殴り殺しにされそうな気配が漂い始め…

すると、
なんだかしょぼい(失礼)木がひょいと現れまして。
そのしょぼさに一度通りすぎたのですが、
あれに間違いないとUターン。




親子の木にございます。

この木を見ながら、
『一般的に大きい2本がお父さんとお母さんで、
 真ん中のちびっこいのが子供だよね』
『でも、うちは絶対大きい2本が我々だよね』
『あのしょぼくて弱弱しいのがお父さんだよね』
『あはははは』(共に)

あえてどれが誰のセリフかは書きません(笑)。
確かに我が家は娘と私のスクラムで保たれているような。
夫は仕事とゴルフの腕前だけはプロ級でして、
それは私も娘もしっかり認めているんですけど、
いざ家庭内のことや実生活はまるっきりダメなんですわ。
いえ、
ちゃんと私も娘もわかっておりまして、
お父さんはあれでナイスなキャラだよねと。
変な家族だわ。

いよいよラストの木となりました。




セブンスターの木。




たばこのパッケージに使われたんですって。
星しか知らないなぁ…
ここでも『でらさみぃーっ』を連発。
まさに『でら』な旅だったのでした。

…とまぁ長々と書き続けてきましたが、
なんとかその後無事に帰宅できました。

今度はどこへ行きましょう(笑)。
『もうあなたとは二度と行かないっ』なんて言われたりして。

ささやかな小旅行シリーズにお付き合いくださり、
ありがとうございました。

                  完


白髭の滝に震え白金温泉でちゃっぷんこ

2009-05-01 21:42:42 | ささやかな小旅行
どこまで続くんだい??なんですけどね、
今日もまた母娘の道行ファイティング紀行なんですけど(笑)。

白金の滝にご満悦、気分は上昇テンション↑↑。
私達もやれば出来るじゃないのと、
それまでの彷徨いを帳消しにいたしまして。

いざ白髭の滝を見に行くぞと。

ここもしっかり情報収集をしましたので、
目印のホテルさえ見落とさなければ大丈夫よねと。
…ホテルを見落とすなんて最大級の恥ですわ。

いえ、
白金の滝の駐車位置からしっかり目印のホテルは見えておりまして。
あとは近くに行ったらホテル裏手の道を見つければいいだけでして。

で、
ホテル横というか裏というか、
白髭の滝への道を曲がったんですけど…

えっ…道が無い…

私、勝手にここは秘境だと思っていたんです。
勝手にね、
ホテル横の道を山へとずんずん進み、
その奥の奥ににちょろちょろと白髭の滝が流れてると考えていたのです。
ここが一番の踏ん張りどころだと。

ところがどすこい、
道を曲がったらゴールでして。
そう、
もう既に白髭の滝だったのでした。

嘘?なんか変よと言いつつ車を停め、
半信半疑で橋(この橋も古ぼけた山奥の細い橋だと決めてました)を
中間辺りまで歩きまして、
教えにもとづき右後方を振り向きますと、

おお~っ、



見事に美しい滝の姿が飛び込んでまいりまして。

でね、
橋の欄干に近づきたいんですけど、
もう滅茶苦茶高くて高くて怖いってもんじゃない。
半端じゃないんですわ。
超でらなまらたんげこえ~でして。

この恐怖をお分けできないのが悔しゅうございます。




この水の色が見事なエメラルドブルーでして。
どうして自然ってこんな美しいものを作っちゃうんでしょね。
美しさにえらく感激してるのですが、
実際、
怖くて立ってられないんですわ…
まさに腰砕け状態でして。




滝の写真は全てしゃがみ込んで(笑)、
欄干の隙間からデジカメ突き出して撮りました。

娘曰く、
『バンジーなんて考えられない』
私は心の中で、
『これは処刑に等しい』




お山がど~んと近くになりましたけど、
頂は全て雲の中。
翌日は雪の予報でしたから。

でね、
この橋の横に、



とありまして、
すぐ隣(写真右端)の白髭の滝の橋には、




ブルーリバー橋。
区別分からなかったんですけど。
橋合体してたんでしょか。




よく立っていられるのぉ。
私達母娘はかっちょこ悪いけどしゃがんだぞ。
で、ど真ん中しか歩けなかったぞ。

もうこの頃から風が強くなり始めまして、
今宵のお宿へ向かいましょ。

到着。
チェックインを済ませ、
部屋に案内されますと、




願いかなって和室でしたっ。
ネット予約では洋室しか空きがなかったんです。
やっぱり和室でご~ろごろよね(笑)。
あっ、
荷物ブン投げ、
早速酎ハイにて祝杯をあげております。

お部屋の窓からの景色は、



雲がどんどん低く迫ってきておりますっ。




ぽちっと娘の真っ赤なぶっぶー、
いえ、
ここまで頑張ってくれた愛車が見えます。
奥の鉄道模型のような橋が、
先程の白髭の滝が見えるブルーリバー橋。
その横のメロン色の屋根が目印のホテルです。

どうやら泣いても笑っても、
この恐怖の橋からしか滝は見えないようです。
怖いぞ~…ぜひ一度(笑)。
…でも全然山奥に行かなくても見えましたわ。

さて、
さてさてでして、
今回の宿泊プランはすごいんです。
格安でお世話になった大雪山白金観光ホテル、
御礼の代わりに宣伝させてもらいます。

はっきり言いまして建物は古くてがっちゃい←通じる?→です。
お洒落でセレブなひと時を過ごしたい方には不向きでしょね(笑)。
私は上のような言葉におケツがむずむずする性質でして。

お湯の質が良くて、
清潔な寝具で眠れて、
ご飯をお腹いっぱい食べれたら花丸満点的な考えですから。

満足でした。
ホテルの従業員さんはいつも笑顔で親切ですし、
室内は清潔、
なんといっても温泉の備品が太っ腹でして。
かなり高いお値段の品を使っていました。
馬油シャンプーと炭シャンプー、
しっかり悩んで両方使ってきましたわ(笑)。

でね、
気になるのがお値段でしょ、宿泊料金。
なんと、ななんと、
お一人様5250円なのですっ。
これに入湯税(乳頭税か?爆)が150円。
二人で税込み10800円でした。
お日にち限定格安プランってやつです。
もちろん土曜日泊ですから。

この料金だと粗食かなと心配だったのですが、




いかがでしょ??
豪勢とは言えませんけど、
私と娘は満足満足あっぱれじゃでして。




お鍋食べたらもう満腹。
でもね、



デザートに餡子が出てきましてっ。
やられました、この羊羹のようなブツには。
美味しくないんじゃなくて、
私が単に羊羹苦手なだけですから。

お一人5250円。
ささやかでしょ、ほんとに質素で貧乏性な母娘だわ。

ここで愚痴りバラしますけど(笑)、
じじさま入院でワヤだった2月、
超マイペースな夫は2回飛行機でゴルフ旅行に飛んでます。
台湾と宮崎よ。
ね、ね、
私達って本当安上がりで満足できる体質なのね(誇)。

食後はもちろん温泉であは~ん。
風がびゅ~びゅ~の中、
露天風呂にちゃっぽ~ん、あっは~ん。
しっかし、
身を守るものは薄っぺらなタオルだけ。
あの強風は酷でしたっ(笑)。

そう、
気になったことといえば、
暖房のパイプの音と、
冷蔵庫の唸りの音。
娘は気にせず大爆睡でしたが、
私は結構音ダメでして、耳栓して爆睡しましたわ。
それと、
夢見た温泉ピンポンが出来なかったこと。
今時の温泉って卓球台ないんですね…(汗)。

大雪山白金観光ホテルです。
いい温泉でした。は~あビバ・ノンノン(笑)。



白金ダムに泣き白金不動の滝を見る

2009-04-30 21:35:35 | ささやかな小旅行
APT(あんぽんたん)な母娘のささやかな小旅行の続きです。

さて、
美瑛の迷丘で悲鳴をあげた私達。
もう今度は迷わないぞっ、
絶対すんなり目的地へ到達するぞっと、
鼻息荒く写真も撮らず、
ひたすら地図&道路標識にかぶりついて走っておりました。

実際、
国道237号から道道966号を、
ずんどこ真っ直ぐONLY YOUですから、
まず間違えるはずないのです。
横道にそれて、
ちょいと欲を出すからいけないのです。
(山では欲で動かないんですけど)

でもね…

私の中の何かが叫ぶのです。
『ダム見たいっ、滝見たいっ、行かせてちょっ』

それでも、
美郷不動尊はとりあえず諦めまして…

白樺街道をひた走り、
途中にある白金インフォメーションセンターに寄りまして。
ここでおにいさんから滝情報をしっかり教えていただきまして。

情報を仕入れたら余裕が出てきまして。
欲も出てきまして。

『よしっ、白金ダムに寄ってから滝行こうっ』

インフォメーションセンターでダム情報も聞けばよかったんですけど…
後の祭りってやつですわ。

白金ダムを甘く見ちょりました…




これがゲットしたマップなんですけどね。
下左のPがインフォメーションセンター駐車場。
966号を横断、駐車場から直進すると、
白金ダムに向かう353号となるのです。
分岐を左に折れたらダムよね。

ところが…
この分岐が見つからないっ。
いえ、
正しくは見つけたんです。ちゃんと。
でも、まさかそれが正しい道だとは思いませんでして…

未舗装の細い、やっと車1台分のジャリ道でして。
てっきり作業道だと思い込んだのです。
標識もないし。
ところがどすこい、これだったんですわ…

思い込みとは恐ろしいもので、
山なら細い踏み跡分岐にも細心の注意を払いますが、
観光地なら舗装道が当たり前と思っていたんですわ…
驕りですな。

私達母娘は、
何故かダムに思い入れがありまして(爆)。
ダム湖でじゃなく、
ダムの、あれ何て言うんでしょ、
どでかいコンクリートの壁?提?堰き止めるやつ、
通じるでしょか??
あれに無性に興奮するんですわ。

昔、スーパーファミコンでね、
ゴエモンインパクトに乗って、
敵に占領されたダムを救いに二人で戦ったんですわ。
以来、
ダムの巨大な堰を見ると、
なんだか正義感がむらむらと(笑)。
村人達を助けに行かなければとね(爆)。

助けて貰わなければいけないのは私達母娘でして(汗)。

なんだか上富良野が見えてきたぞっと…

結局白金ダム探訪は幻となりました…
リベンジに密かに燃えております。


さぁこうなると滝ですわ。

私が今回一番見たかったのが「白金不動の滝」でして。
これだけは外せないし間違ってなるものですかでして。

元の966号に戻り、
おにいさんの教えと、
吐夢さんのHPの教えを何度も念じ?、
見落とすな、通り過ぎるなと、
血なまこ、いえ、血まなこで標識&入り口を捜しまして。

慎重になりすぎ、
一度ひとつ手前の駐車帯で『ないわないわ』
その後ちゃんと、
進行方向左手に「白金不動の滝」の小さな標識と、
「白金不動の滝」のバス停を発見。

ここだっ。ここに間違いないっ。

でもね、
肝心の滝への入り口が見当たらないのですわ。
バス停の端っこに邪魔にならないよう車を停め、
周辺をしっかり見回しても見つからないっ。

こうなりゃ足で探しましょと、
娘を車に残し、
入り口探しに走り回りまして。

するとね、
えへへっ、私見つけましたわ、滝への道を。




これです。わかります??
バス停奥、
写真の中央に雪の中に石碑がちらっと見えるでしょ。
雪の上に、
かなり古い踏み跡もありまして。

車に戻り娘に報告。
私:『あった、見つけたぞっ!!
   でも雪道じゃ。どうする??』
娘:『雪なら埋まるんじゃないの??』
私:『雪は締まってるからずぼぼにはならないけど、
   あなたこんな道慣れてないでしょ』
娘:『あなたが行くなら私も行くっ』
おいおい…命託されてもな…

まずは様子を見て状況判断して決めましょと。
二人とも足元はスニーカー。
滑れば即中止です。

娘のために雪山にがつがつケリを入れ足場を作っておりますと、
『やめてぇ~、雪かかるってっ』と悲鳴が。
なんてごもっともな意見でしょ(笑)。




娘のためにケリいれた愛の足場(笑)。
ここを乗り越えますと、



先はこんな状態。
そして耳を澄ませば滝の音が聞こえるっ。
近いっ。
この突き当たりだなと読みまして。

私はこのような道には慣れていますし、
林の中も怖くはない。←いえ、ほんとはいつも怖いけどね。
娘がコケないか、グネらないかが心配でして。

さすが我が娘、
多少は滑るものの、
きゃぁきゃぁ騒ぎもせず、
真剣に我が身を守ろうと歩いておりまして。

何分ぐらい歩いたでしょか。
徐々に滝音が大ききなり、
目の前に大きな滝が現れまして。




白金不動の滝です。




横にあるのは新四国八十八ヵ所のお地蔵さんでしょか。
娘の顔にも達成感でして。
やった、この目で見たぞ、不動の滝。
満足満足なひとときでした。

戻り道も気を抜かずにど真剣。




瀧不動明王。
やっぱり剣に炎ですわ。
ここでお礼を言いまして。




雪に埋もれたお地蔵さん。
ん??今見たらこれ割れている??
雪が解けたらここ八十八ヵ所も歩いてみたいですわ。
…クマ看板ありましたけど。




満ち足りて振り返る。ぐふっ。

インフォメーションセンターのお兄さんが言っておりましたが、
ここはなかなか見つけづらく、
見落とす人も多いそうです。
バス停の奥ですからっ。
って雪が解けたら遊歩道になっているはずです。

なんだかアドベンチャーな白金不動の滝だったのでした。

さあ、次はもうひとつの滝、
APTな母娘は気合を入れて白髭の滝を目指したのでした。
↑まだ行くってかい?(笑)。


美瑛の丘は迷丘だった…

2009-04-28 21:49:49 | ささやかな小旅行
美瑛を、
美瑛の丘を甘く見ておりました…

真っ直ぐ続く農道をひた走り、
237号線に合流。
ちょいとセブンに車を停めて、
手持ちの地図を覗き込む女二人。

そう、
私は美瑛の丘に興味はなかったんです。
237号は何度も走ったことがありますが、
あの丘群は立ち寄ったことがありませんでして。

一応通り道だもんねと、
撮影ポイントを集めた地図をプリントしてきたんです。
お天気はいいし、
娘の運転もそう怖くはない。

その手持ちの地図に、
「ケンとメリーの木」というのを見つけてしまいまして。

『こ、これはあのケンメリの木かっ??』と私。
『何?それ?』と娘。

そうです、ケンメリを知ってるあなたは同世代(笑)。
ケンとメリーのスカイライン。
あの名曲が頭の中でぐ~るぐる。
CMで使われた木だそうで。

じゃあ近くだから寄りましょかと。

これが甘かった…

セブンの前から237号を横断したけれど、
標識とか案内とか何もない。
そう、
ここは有名な観光地だから、
いたるところに親切丁寧な標識があると思い込んでいたのです。
ところが…
ない。延々と農道、作業道。

とりあえず地図の方向と女の勘を頼りに進みまして。

と、
ど~んと丘が現れて、
美瑛の初丘陵に、
『停めてちょ~』。




記念すべき初丘に第一声は、
『うわぁぁぁ、臭い~』
なんだか懐かしい肥料のニオイでして。




丘初心者の母娘、
えらく感動。さすが美瑛丘じゃ丘。




まだ陽気に記念撮影。
そう、
まだ美瑛の迷宮ラビリエンスに摑まってはいなかった(笑)。
いや、
ここが入り口だったのかもしれません…

さあ、
ケンメリ見に行きましょと、
そのまま道なりに走らせること数分。

おっ、
前方になんだか目立つ大きな木が。
これはきっとケンとメリーの木よねと車を停めまして。




娘撮影ケンとメリーの木。



私撮影ケンとメリーの木。
おんなじだけどちょいと違う(笑)。
なかなかステキな木にございます。



娘:『じいちゃんのほうが年上だっ…』

じじさま大正9年、
ばばさま大正14年生まれです。

さて、
この先親子の木を見に行きましょかと進んだのですが。
…なんだか走っても走っても、
標識もそれらしき木も見当たらない…

ふと道端でカメラマンっぽい人がでっかいカメラを構えてるっ。
こういう時は真似をしましょうと、
近くの神社で車を停めまして。




さすが美瑛、
どこでも丘だらけでして。




まだ丘を撮影する元気はありまして。

『いったい私達は今どこに居るんじゃ??』と。
まぁ神社にご挨拶でもと。
なんだか公民館みたいなところでしたが、
裏手に回ると、





古い石碑?がありました。




立派な巨木。
御神木かな??

ここでしっかり地図を読み直し、
道を確認、
再スタートを切ったのですが…

あれっ??



この道はいつかきた道??
あれ?嘘??なんかさっき見たわよね??
車内騒然、
おいおい嘘だろなんて言ってるうちに、
どど~んと、



ケンとメリーの木 再びっ。
や、やられたっ、
恐るべしケンとメリー、恐るべし美瑛の道っ。
大爆笑の嵐でした。
そうよね、
右折右折を繰り返したら元に戻りますわ(呆)。

こうなりゃ意地でして、
それならマイルドセブンの丘を見ましょうと。

浮かれて、
♪いつだって~どこにいたって~
なんてケンとメリーのCMソング、
「愛と風のように」でしたっけ??
ひとり熱唱、
確かバズよね、パズーは違うと騒いでいたのですが。

ところがどすこい、
標識は不親切。
農道が分岐しておりまして。
どれが正しい道で、
どれが畑への道なのよ。

普段は邪魔なのに、
観光バスを探してみても見つからず、
走っているのはトラクター。
辺りはどっちを向いても区別のつかない丘だらけ。

それでもなんとかマイルドセブンの丘付近までたどり着いたのですが、
(一応観光らしき車が数台走っていたので)
この頃にはもう丘はお腹いっぱいになりまして。
ご馳走様でした、
おかわりはもういいですでして。

車から降りようとも、
写真を撮ろうなんて気にもならず…
最初の感激はどこ行ったんでしょ。

次の目的地へ行こうっ。
いや、その前に、
道の駅に寄って観光マップを手に入れようっ。
もう迷ったりしないぞっと。

ところがこの観光マップ、
2枚貰って2枚とも役に立たん代物でして…

この後また撃沈したのでございます…




我々の撃沈未来図のモモちゃん(笑)。

お山はぐんと近くになったのに、
また彷徨する羽目になったのでした。








道の向こうへ

2009-04-27 20:54:54 | ささやかな小旅行
カツカツカツカツ…

グネらず無事に帰ってきました。

さて、何から書けばいいのやら。
困ったもんで編集とか構成とか苦手なんですわ…
どうまとめればいいのやら、
新たな問題に直面しております←情けないわ。
要点ドンっで書けないのよね、私。
シリーズ化するほど長くなるのでは…

だってね、
最短距離で移動するよな私ではありません。
予言は当たって、
流浪ならぬ迷宮にずっぽりはまり彷徨うし、
ガイドの地図はいい加減。
なんだか盛りだくさんのアドベンチャーな行程となりまして。

なんて書いてるから長くなるのよね(笑)。


カツカツカツカツ…


グネり難いパンプスを履き、
向かった先は大丸のデパ地下でして。
まずここで食料やら美味しいもんを買いまして、
高速バスに乗ったのでした。

着いたところはお決まりの娘の住む町。
とっくに読めてたって??
うん、ばればれねっ(笑)。
でもこの先は読めないでしょ、ぐふふ。

再会を喜ぶより『ご飯っ!!』でして。





大盛りそぼろたっぷりのちらし寿司と柿安ダイニング。




ルタオのドゥーブルフロマージュ。
これ目茶目茶美味しかったですわ。

その後、
なんだか小学生のようにお土産交換となりまして。

でね、
まず最初に私の袋を開けた娘が大笑い。
何故って出てきたのが家から持参?連れてきたぴくちんでして。



わざわざカエルを連れてくる私も私だけど、
(一応軽量小型化にするため中身は抜いてきましたが)
娘も娘で、



同じカエルのぴくちんシリーズを買って用意してたっ(爆)。
親子よね、
血は争えないですわ…カエルの子はカエルってか…

『お山に行く時におにぎり入れて持っていき
はい、わかりましたっ。
これから私のおにぎりはぴくちんガードで潰れない(笑)。

ちなみに…
私が娘のために用意したお土産は、




リプトン リモーネのおまけでした…
これ、すっごく可愛いんですわ。
近々アップする予定にございます。

食べるだけ食べたら、
『もう 寝ましょう…
 明日、たくさん飛ばなきゃ…』と名ゼリフを残し、
愛も語らずに娘は寝てしまったのでした…


明けて翌日4月25日。
前夜満腹にて食べ切れなかった、



念願の一久大福堂の大福さまセットを焼いて朝食に(笑)。
朝から大福さま…

アルコール類を調達後、
メーヴェではなく(もちろんだ)娘の真っ赤なぶっぶー、
いえ愛車に乗り、



道の向こうへ出掛けたのでした。





よござんすね?

2009-04-24 10:32:32 | ささやかな小旅行



『よござんすか?よござんすね?』と、
夫をドスのきいた声と脅しとニラミで縛り上げ、
これからちょいと流浪のおばはんになってきます。

いえ、脅迫なんてしてませんからっ。
家出脱走逃亡愛の逃避行でもありませんからっ。




私の財産?のソメスを片手に、
ささやかな、
ささやかな小旅行に行ってきます。