今日は12月に入って最初の金曜日。いつもだと師走の最初の金曜日というともう河岸の中はガタつきはじめ、魚の入荷量も増えてきて仕事は忙しくなり体はキツくなるんだけどどこかそのガタガタ感が楽しみでもあり、『あぁもうすぐ1年が終わるんだな…』なんて実感もしたものですが、ここ3、4年は『ホントに師走！？』と思うくらい静かで物足りない気持ちになってしまいます。特に今年は外国産のマグロの漁獲量削減が決まり本マグロ、インドマグロは半分以外まで量が減ってしまい冷凍マグロ担当の自分としては淋しい限りです(T-T)生のマグロは国産は天候次第、外国産もあまり多くは入荷されていないようです。さて、松井水産の今日のイチ押しは気仙沼産のマカジキ！ハッキリ言ってこのマカジキ、めちゃくちゃウマいです！！一般的に『カジキ』というとよくスーパーに切り身で売ってる「メカジキ」をご想像されると思いますが、河岸でカジキと言えばこの『マカジキ』！メカジキは主に焼いたりフライにしたりですが、マカジキは基本的に『お刺身』になります。味は凄く上品で脂があってもしつこくなく飽きのこない魚です！マカジキは冬の時期物ですので4月くらいまで、本当においしいのは2月くらいまでとなってしまいます。河岸の中の人達には「おかずにもって帰るならマグロよりカジキ！！」という人が多く、ウマいのに一般受けしない魚!というありがたくない評判で知られています(泣)ちなみにこの『マカジキ』マグロと違い腹よりも背に脂が乗ります。ですから当然ながら腹よりも背の方が高値で取り引きされています。同じ「マグロ」の名が付けられている魚なのにまったく正反対…おもしろいものですね(^-^)魚好きを自負する方でまだマカジキを食べた事がない！という方がいましたら是非ともご賞味していただきたいです！！その味の奥深さにハマりますよ～
