築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

いきなりマグロがいっぱい(^^;)

2023-02-27 09:04:29 | Weblog
いつもながらに長いと思っている冬も、2月が終わる頃には
ぼちぼち春っぽさも感じ始め、過ぎてしまえばあっという間。
この仕事をしていると、マグロの産地で季節を感じることが多く、
年が明けて津軽海峡が終わり、日本海の定置網が出始めて少し経つと
韓国船が捕る、日本海の旋網漁のマグロが出てきます。
そうすると
「もうすぐ春」
を強く感じますね!職業病です(^^)

その韓国船の日本海の旋網漁マグロ、今日は大量に出てきました!
魚体のサイズは大きいもので60~50キロ台、主だったところは30キロ台中心でした。
肝心の中身ですが、魚自体は悪くないというか・・・良いと思います。
うちでも1本卸しましたが、まぁ良かったですよ(^^)
ただなにせ魚が古い・・・・
今日出ていた150本くらいの中からできるだけ鮮度の良いものを選んだんですが、
それも一苦労。。

おそらくすぐに使ってしまえば良い魚だと思いますが、今のこのご時世、、
みなさんが「色持ち」を重視する中で、今日の韓国船のようなマグロは売りづらいと(^^;)

ということで、値段だけはここ最近では一番「おもしろい」と思える値段でしたが、
セリでは大量に残っておりました。
魚が良いだけに、もっと鮮度の良い状態で持ってきてくれればなーと思いつつ、
資源なのでどうにか無駄にならず消費されることを願うばかりです。
ホント、せっかく品物は悪くないので、もったいないんですよね~


それを踏まえると、同じような漁場だとは思うんですが、処理と輸送の早い
長崎県定置網はよい状態で市場に届きますので・・・




旋網漁以外では太平洋岸のマグロ、塩釜や房州や三宅などの島周り系、
それと長崎県の壱岐に輸入はニュージーランド産!
ニュージーは天然インドも出ておりましたね。
値段もそれなりです。
魚体の大きいのは特にですが、基本近海物は浜値が高くなってしまっているので
安いことはもうなかなか無いですね。。
セリ残っても安くは売らない?売れないんで・・・・
今日はセリが終わって1時間後くらいに
「塩竈のマグロ、付き合ってもらえないか??」
と打診されました。。が!値段高すぎて「無~理~」
まぁ相場のあるものなのでその時その時で上下はしますが、市場の仲買さんの目も
節穴ではないので、その値段に見合った価値のあるものであれば
きちんと買ってくれると思います。
セリが終わって1時間も競り人がいろいろなところに聞きに回って、
それでも残るということは、つまりまそういうこと・・・という事でしょうね。


久しぶりに今日は、人よりマグロのほうが多い競り場でした~(笑)

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