築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

値段付けてみました(笑)

2019-07-19 09:26:15 | Weblog
今日はインドが山~
でしたが、その内容というとちょっと厳しいかな~と。。
私個人の感想ですが、今日の100本近くあった天然インドの
半分以上は正直、鮮度も古く、私個人としては値段は付けられない魚でした。
まぁ良い物とダメなものがはっきりしちゃってましたよね~
本数が多い時によくあるんですが、鮮度の良い物(腹のキレイなもの)と
腹が古い鮮度のダメなもの・・・同じ船でも一回の漁ですぐに戻ってくるわけではないようなので、
その漁期にあいだで最初のほうに捕れてしまった魚と、漁の最後のほうで捕れた魚では
鮮度が違うのは当たり前・・・・
そう思うと、その腹の古くなった「ダメ」なインドももともとは良い魚だったのでは??
と思うとちょっと残念というか・・・もったいないというか。。。

ただ1回1回の漁でいちいち戻っていられないというのも燃料等の都合上、
わからなくもないんですがね~

ということで、今日はインド買いたかったんですが思った以上に相場が高く
そう思って大西洋のボストンを1本仕入れておきました!
ただインドの代わりというとちょっと違うかなぁ~~と(^^;;)
それと今日は近海の三陸旋網本マグロも1本仕入れてみました。
昨日の塩釜が比較的「ヤケが無い」ということでしたので、ちょっと脂は薄めかな??
とも思いましたが買ってみました。
ただセリ前から思っていたんですが、やたらと鮮度と身の質が良く、特に身質は
通常、旋網マグロは水気がすごいんですが、今日の旋網はまるで延縄のようなねっとり感。
水気がホント少なく、これなら色の持ちも間違いないなぁ~と(^^)

私、個人的にはこういう魚は好みなのでついつい・・・買っちまいました(^^;;)
良い「7月の近海の天然本マグロ」って感じですよ(^^)





今日の写真にはちょっと単価もつけてみました(^^)
もちろんすべて「1キロの単価」です。
さっきも観光?の一般の方に「この塊で3000円ですか!?」と言われましたが(汗)
市場の中は基本的には「1キロの単価」ですからね(^^;)
ただ『代』と書いてあるものはそのものの値段です。

「代」の由来ですが、「お代は・・・・・」から
『代で幾ら』となったと昔聞きました(笑)


そして特に尻尾の方なんですが、そこは一応
「尻尾までの単価」
で表示させていただいております。
これもよくある事例として、表示の値段で
『じゃあこの尻尾の真ん中を1キロ』
とおっしゃられる方も多いんですが、大変申し訳ないのですが、この部分から真ん中だけを抜かれてしまうと
その後ろの部位がほとんど筋ばかりのぶつ切りにしかならなくなってしまうので、
そのようなご注文の時は単価を上げさせていただきまして調整させていただいております。
どうかご了承くださいませ(^^;;)


もしお気になることがございましたら何なりとお電話くださいませ~~
よろしくお願いいたします。