たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「猿の尻笑い」――民進党人事・蓮舫体制発足

2016-09-22 11:46:01 | Journalism
民進党の蓮舫新代表のもと、
21日に開かれた両院議員総会で新執行部が正式発足しました。
元首相だった野田佳彦氏が幹事長に就いたことで、
早くも同党「お家芸」の党内が4分5裂の状態のようです。



役員人事を決めた両院議員総会の出席者は約70人で、
党所属国会議員147人の半数にも満たなかったという。
赤松広隆前衆院副議長は委任状すら提出しないで欠席。
そのほか委任状も出さずに欠席したベテラン議員もいたという。
早くも「蓮舫・民進党」は党内分裂との観測も出ているようです。

こうした事態になったのは、
野田佳彦氏を幹事長に据えた事への反発だという。
野田氏は旧民主党政権を下野に導いた張本人で、
多くの同志を「永田町から失った・戦犯だ」とする議員が多いという。
その野田氏が幹事長に就くなんて許せない。
ということで総会にも「ケツをまくって」出てこなかったらしい。



たにしの爺、そいつ等に言いたい。
旧民主党が昨今の凋落振り、国民からそっぽを向かれているのは、
鳩山首相、菅首相時代に「すったもんだ」の醜態をさらけ出した、
旧民主党議員の全体責任であって野田氏、一人の責任ではない。
当時の所属員らはそのとき、自分で何ができたか思い起こすがいい。

解散権を行使した野田氏を「戦犯」だと言うなら、
政権崩壊に至らしめた全議員の「尻は赤い」のです。
まさに今回の人事を巡る反発は「猿の尻笑い」です。

一強「自民・公明の巨大与党」に対抗する「野党喪失」。
国民は悲しすぎて、どうすればいいのですか。
独裁国家の足音が高くなるばかりです。
 
「猿の尻笑い」――
猿が自分の尻の赤さに気づかず、他の猿の尻の赤さを笑うこと。