たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

晩秋・上野東照宮は小雨のなか輝いていた

2014-12-17 11:03:03 | 国内旅行

小雨のなか晩秋の上野東照宮を巡って来ました。
日が経ってしまいましたが記録をアップします。
トップの写真は唐門の内側です。

11月30日(土)に都内の新橋まで所用があって上京しました。
会食が済んでホテルを出ますと雨でした。
メトロ銀座線で新橋から上野に出ました。

上野公園の桜並木の紅葉が散って雨に濡れて光っていました。
公園内でエコラリーのイベントがあったらしく、多くの家族連れで賑わっていました。
上野東照宮へは大石鳥居の下を通って、水舎門から境内に入ります。







左側は「牡丹苑」です。冬囲いの作業をしているようです。
雨に濡れた石畳を奥に進むとイチョウの巨木が、見事な黄色の発色です。





右側には旧寛永寺の五重塔が紅葉の木々の間に見え隠れします。
さらに進むと左右には、諸大名が奉納した石灯籠や銅灯籠が並んでいます。
徳川家に忠誠を誓うため、大名もこぞって奉納したのでしょう。



突き当りが近付いてきました。
紅葉の木々のなかに、唐門と社殿が金ぴかに輝いて見えます。
門柱に縦に彫られた左甚五郎作の昇竜(右)と降竜(左)の彫刻は有名です







左手の入口から500円を払って上野東照宮の門内に入ります。
格子状に細工された塀(透塀すきべい)が見事です。
上欄には野山の動植物、下欄には川や海の動植物などが彫刻されています。





唐門の内側も精緻を混めた彫刻模様に彩られています。
門戸の裏側もやはり金張りになっていました。



そして権現造りの見事な本殿です。
柱、、壁、屋根まで金縁の装飾が施されています。









上野東照宮は、東京・上野恩賜公園の脇にある神社です。
徳川家康(東照大権現)・徳川吉宗・徳川慶喜が祭られています。
徳川一代は金ぴかが好きのようですね。



詳しくはこちらの公式ホームページからどうぞ。
門を出て左に回るとパンダの居る上野動物園です。



脇に鶯団子で有名な大正時代からの老舗甘味茶屋「新鶯亭」があります。



三色団子とお茶をいただいたあと、
東京都美術館や博物館、西洋美術館などのポスターだけ眺めて帰りました。
上野公園は、新宿、渋谷など繁華街に比べ、なぜか落ち着いていられます。

始めて東京に降りた駅が上野駅だからでしょうか。
終着駅で始発駅であった上野駅が通過駅になってしまいます。
全ての鉄道線路は東京駅が集中駅になります。
 長々とスイマセンです。