たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

映画「源氏物語 千年の謎」解かれる十二単の衣擦れとあえぎ

2011-12-15 06:52:27 | 劇場映画

世界文学史上、最高峰の恋愛小説「源氏物語」。
その誕生の秘密に迫る、壮大な歴史エンタテイメント!!
絢爛豪華な平安王朝を舞台に描かれる、
<光源氏の華麗なる愛>と<作者紫式部の秘めた恋>。
同時進行する2つの愛の物語が明らかにする真相とは――
=================予告編のカバーコピーから
公式サイトhttp://www.genji-nazo.jp/index.html

源氏物語とその誕生を巡る秘話を描いた映画「源氏物語 千年の謎」
(毎日新聞社など製作委員会)が10日から公開されたので見てきました。
原作本は、高山由紀子の「源氏物語 千年の謎」 (角川文庫 上下)

権力者・藤原道長(東山紀之)は自分の娘・彰子(蓮佛美沙子)を
桐壺帝の一条天皇(榎木孝明)に嫁がせる。
さらに栄華を極めようと、紫式部(中谷美紀)を篭絡して関係を結び、
式部に物語を書くように命じる。



物語は…桐壺帝と側室・桐壺の更衣(真木よう子)の間に生まれた光源氏(生田斗真)は、
正妻に葵の上(多部未華子)を迎えながらも、
亡き母にうり二つの義母・藤壺(真木よう子)への恋慕の苦しさから、
六条御息所(田中麗奈)、夕顔(芦名星)らと奔放に愛を重ねていく。
豪華なセットや中宮や女官たちの衣装。十二単の衣擦れ、しゅるしゅる解かれる帯……
栄華を極めた平安絵巻が展開される。

そして映画には、物語の作者・紫式部が登場する。なぜ作者が物語に登場してくるのか。
自分の地位を不動のものにした道長。物語によって目的は達した。
しかし紫式部は物語を書き続ける。その秘密とは……