たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

柿の実ひとつ、貰った日 「旅ラン男」に出会う。

2020-10-21 15:58:51 | 散策の詩
21日は「胃カメラを飲んだ」日。


たにしの爺の胃袋の内部


鮮紅色の「我が胃」をたっぷり見ながら、時には「げふぉー」
「腹に一物なし」のお墨付きでした。


次男が舎人から旅ランで運んだ柿一つ

18日はサプライズな「柿の日」だった。
以下の記事が先にできていたがアップが遅れたので、
「胃カメラの日」を追加した。




一見、弱弱しいけれど逞しいヌカキビ

令和2年の秋は鬱陶しい。
長らく続いている「コロナ籠り」のダメージが心と身体に、
ボディブローのように効いているのでしょう。
その上、天候が不順で青空、秋晴れが続かない。


引っ付く実、オモナミ

そんなわけで「たにしの爺」ブログネタも、
「ネガティブ」ワードがスパイラル状態だ。


草の陰に隠れるスズメウリ


18日の日曜が少し晴れ間が出たので、いつもの徘徊に出かけました。
帰り道、思いがけないサプライズな出来事、出会いに遭遇しました。
晴れてきた昼近く、コンビニでおにぎりと牛乳を買って、
いつもの自然公園に出かけました。


秋の道野辺に欠かせない風景カラスウリ

ウィークディーには散策者も少ないですが、
今日は日曜で結構、家族連れなど密状態です。
秋の自然公園は「やさしい花」が多いです。




湿地を覆うみぞそば

一面に咲き広がっていた「ツリフネソウ」の赤い花が消えて、
実を抱え込んだ細い青いサヤに変わっています。
やがて弾けて、実をばら撒くのでしょう。
インパチェンス。たにしに爺も弾けたい。




咲き誇っていたツリフネソウは青い鞘の実になっている

いま一番、湿地帯を蔽っている花は「みぞそば」です。
白、ピンク、赤味に染まって金平糖に似た小花が一面に広がっている。



草花のスキマを埋めるのは繊細な「ヌカキビ」です。
弱弱しい細い枝葉が揺れ、穂先にびっしり稲穂状の実が付いている。
物凄い繁殖力でエリアを広げている。
蔦の茎に絡み、カラスウリの赤い実が見え隠れしている。



長田谷津と呼ばれる大町自然公園は細長い遊歩道が、
湿地帯の中に続いている。一周約15分、1000m余り。
秋のこの時期が「たにしの爺」のLyricismを満たす。


ノブドウも意ログき始めている

帰路は市川総武霊園の銀杏欅並木を歩いて正門に出る。
正門の脇に来たら一人の男が「旅ラン」している。
こっちに向かって手を振っている。「はて??」

なんと、舎人に住んでいる次男ではないか。
「どうしたのだ」うん、「走っている」
休日は50キロ走ることにしているけれど、
近場は飽きたので、「こっちへ来た」という。

それにしても「舎人」からよく来たもんだ。
近くの喫茶店に入って、しばしの時を過ごした。
「旅ラン男、次男」は背負った小さなリュックから、
幾重の紙で包んだ「円い物」を解きながら、
「貴重な物」をお裾分けに持ってきたという。

3年前に建てた家の庭に植えた柿の木が、
今年、実を3っつ生らしたので、
一つ持ってきたというのだ。

未だ齧ってないので「渋い」か「甘い」か分からないという。
初生りの柿一つ届けに、舎人から走ってきた柿の実。
未だ齧って、渋、甘、試してない。

さすが帰路は霊園前からバスで京成本八幡へ、
本八幡から京成日暮里、舎人ライナーで自宅へ。


長男が送ってきたリンゴと次男宅に3つ生った柿の一つ

最後まで読んでくださった方、お疲れさんでした。
サプライズな秋の日のあらましでした。
写真はすべてガラケー携帯で撮ったものです。
なんか、ブロガー歴15年にもなって、見栄えのないページになっているなー。
雑多な項目を並べすぎたようだ。