たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「梅雨の最中の4連休」ネジバナの彩りに寄せる憂鬱

2020-07-21 13:47:12 | 花とつぶやき

23日木、海の日、24日金、スポーツの日、土、日、
梅雨の最中に4連休のカレンダーになっています。

令和2年「コロナ禍に暴れ梅雨の追い打ち」
昨日は久しぶりに太陽の光に当たれました。
今日はまた雨曇もようの日になっています。



日々、鬱陶しい梅雨の明け暮れにウンザリしています。
集中豪雨、土砂崩れで被災された方々のことを思えば、
「天気が悪いことくらいで愚痴を言うな」とは思えど、
真夏の暑い太陽様が顔を出す日の方が気分は良くなる。

真夏日が続くと高齢者には「熱中症」の危険が迫る。
それに、新型コロナウィルス感染の2波が始まって、
晴れたといって「おちおち出かける」のも怖いです。
滅入る気分がスパイラルになって鬱積する日々です。



昨日の晴れ間に、ちょっと徘徊してきました。
紫陽花は、色を失って灰色になっていました。
例の「ボッチベンチランチ」前の草むらには、
「ネジバナの花」がパラっと咲いていました。

梅雨入りの頃から咲き始めて、先端まで花が上り付く頃に、
梅雨明けになると言われる花――
ネジバナ(捩花)、モジズリ(文字摺)、ネジレバナ。

足元の草むらにひっそりと咲いて、ひっそりと枯れている。
群れて咲いているが、気づかれないままに咲き終えている。



小倉百人一首にもネジバナが登場しています。
陸奥の しのぶもぢずり 誰故に 乱れそめにし 我ならなくに
(河原左大臣)古今和歌集・恋歌
…誰ゆえに私の心をかき乱すのですか。
それは貴方の他に誰が居るのでしょう。

たにしの爺の心情を錯乱するものは何か、と問えば、
それは「木の葉が沈み石が流れる」不条理社会です。



今週末は梅雨の最中の4連休になっています。
「Go Toトラベル」を巡って騒然としています。
社会経済活動を喚起したい政府、
国民もそう願っているが………。

だがしかし、新型コロナウィルスの感染が市中に広がり始めている。
観衆入りの大相撲、プロ野球、Jリーグなど、
「大型イベント」も始まっています。

「ウイズコロナ社会」を賢く乗り越えた国が世界のリーダー国になる。
今のところ、独裁強権で封じ込めている中国が、一歩リードしている。
民主主義と自由国アメリカは足並みが乱れて、感染拡大が続いている。
さてさて、感染者数が少ないのは奇跡だと言われるわが日本は如何に。