たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

深川・清澄庭園を巡ってきました

2018-09-07 11:09:14 | 社会見学

台風21号の余波が夜明けまで残り、
台風ニュースと朝空の雲行きが悩ましい。
2018年9月5日は公民館サークルの企画で、
深川・清澄庭園を中心に街歩きの日でした。



予定通り実行するか決断する7時になりました。
引率責任者として結論は「レッツゴー」
集合時間の9時30分には、青空が広がっていました。



台風被災地の皆さんには申し訳なく思います。
私ども高齢者グループの月に一回の催しです。
「楽しみお出かけ会」に免じてご容赦ください。



清澄庭園は台風の余波に洗われ澄み渡っていました。
微風に池のさざ波に涼亭が湖面に揺れています。
松と石が配置された回遊路は清しい気配に満ちていました。



清澄庭園は東京都江東区清澄にある都立庭園。
池の周囲に築山や名石を配置した回遊式林泉庭園です、
元禄期の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったという。



道中の写真は撮っている余裕がなかったので、
一人歩きが出来た庭園の回遊風景を載せました。



コースは森下駅7番出口を出て深川神明宮へ。
隅田川方面を目指して深川芭蕉記念館へ。
深川で暮らした芭蕉の足跡と「奥の細道」



隅田川沿いに芭蕉庵史跡展望公園へ。
目の前が小名木川と隅田川の合流地点。
「奥の細道」旅立ちまでの居遇跡の芭蕉稲荷神社。



:草の戸も住み替わる代ぞひなの家
:行く春や鳥啼き魚の目は泪
大勢の人たちに見送られた船上の芭蕉。



北斎の富嶽三十六景にもある万年橋を渡る。
すぐ左折すると、高田川部屋、尾車部屋が在って、
深川稲荷布袋尊を右折するとシコ山部屋がありました。



中村学園北交差点を渡って臨川寺、本誓寺。
寺の前が清澄庭園入り口でした。入園料70円也。
近くに住んでいたら毎朝来てみたい「心地よさ」



この後、清澄通りを渡り、深川資料館通り商店街を歩き、
江戸時代の町並みや暮らしぶりを再現した深川江戸資料館へ。
館内のボランティアガイドの案内が「抜群」でした。



それぞれの建物や暮らしぶりなどのリアルな説明は楽しめました。
時代小説で描写される大店や船宿、裏長屋の暮らしの様子。
今はまって読んでいる宇江佐真理さんの深川が再現されています。



企画展で「時代小説と深川」が開催されていました。
山本周五郎、宇江佐真理、宮部みゆき、北原亜以子、
司馬遼太郎、山本一力、平岩弓枝、
そして、藤沢周平、池波正太郎の大御所。



「たにしの爺」最近の楽しみは時代劇です。
NHKBs3の時代劇、フジテレビの鬼平犯科帳など。
そして大活字本の上記作家の作品にはまっています。
いずれ「読みレポ」を上梓したいと思っています。



深川資料館のあと、門前仲町駅に向かいました。
途中、海辺橋脇の採茶庵(さいとあん)跡へ。
芭蕉が奥の細道に旅立つ直前に住んでた杉山杉風の家。
芭蕉が縁側に腰掛けている小さな建物です。



「清澄通り」上りはパワースポット深川えんま堂(法乗院)です。
日本最大の閻魔大王座像がにらみを利かしています。
閻魔大王はコンピューターで制御されている「ハイテク閻魔様」



「家内安全」「交通安全」「夫婦円満」「ぼけ封じ」など、
自らの希望するご祈願に賽銭を入れると、
大王さまの眼が「祈願者」の心を一瞬に読み取り、
祈願者さんへの説法が音声で流れてきます。



地獄へ行くか、天国へ行くか、「お布施次第??」
まさか、日常の行い次第ですよ。
爺は怖いから、御祈願は後日にしました。
東西線「門仲駅」から帰路につきました。