たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

この実、何の実、この樹、何の樹、初めて知ったモミジバフウ(紅葉葉楓)

2017-02-19 12:53:19 | 散策の詩

昨日18日土曜日は、雪が溶け始める24節気の「雨水」でした。
しかし、前日17日金曜日の「春一番」から一転、
春先気候の崖下に転落「冷温冷風」の一日になりました。
それでも、佐保姫は一進一退、近づいているのでしょう。



前回の記事で県立北総花の丘公園はに立ち寄り、
サクラの咲き初めと白梅をアップしました。
白梅と咲き初め桜の一角を除けば、
公園の広場は冬木立と枯芝の寒風景でした。



かなりの面積を占める枯れ木立ちの下には、
茶色の球形の実がびっしり落ちていました。



高木の枝先には茶色の玉がぶら下がっていました。
枝には「恐竜の背や尾」のような帯状成分があります。
掛けてある木札には「モミジバフウ・マンサク科」とありました。
帰って調べてみました。



落葉高木で街路樹や公園木として植栽されている。
葉がモミジによく似ているので、モミジバフウの名がついている。
花は4月頃に咲き、雌の花序は球形で垂れ下がる。
枝にコルク質の稜(翼)ができる特徴があるという。



紅葉の美しさは庭木の中でも際立つ美しさで、
紅葉が進むにつれ、葉色が変化していくので、
街路樹を彩る紅葉のグラデーションが美しい、
ということを知りました。



この公園には季節にかかわらず、気持ちよく歩けるので、
成田方面に行った際、ときどき、立ち寄っていましたが、
この樹木群に格別、気を留めたことはありませんでした。
今年はこの樹木の季節に、注目していきたいと思います。



拾い集めた実を見てみるとかなり「奇怪」な形状ですね。
なんか「イガイガ虫」が迫ってくる身震い感もあります。
空洞の中には種が入っていて、風に乗って飛散するのだという。



一見すると、楓カエデの実とか鈴懸スズカケ、プラタナスの実に似ています。
実はこのカエデ、スズカケ、プラタナスの違い区別もよく知らないのです。