公民館サークルの有志メンバー15人と宿泊旅行に行きました。
群馬県・浅間隠山(日本2百名山)山懐にある秘湯の源泉湯宿。
かやぶきの郷・薬師温泉「旅籠」での「時間旅行」でした。
木戸札を受け取って郷入りです。
全国から集められた2万本の枕木が敷かれた枕木街道で、
10軒を超す「かやぶきの館」の郷が結ばれています。
ウエルカムイベントで餅つきに参加しました。
街道を辿っていけば本陣の館の大門がスーッと開きます。
フロントと大きな囲炉裏のあるロビーにでます。
また街道の脇には時代箪笥回廊や古き時代の生活民具、
郷土玩具など数万点の「時代鑑定物」が並ぶ、展示処の館が点在しています。
お湯処は枕木街道の途中にある薬湯の「郷の湯」を始め、
温川に面した宿泊棟「せせらぎ館」の1階は「湯屋街道」。
「薬師の湯」「滝見乃湯」足湯、貸切風呂が軒を連ね、
ハシゴ酒ならぬ「ハシゴ湯」も楽しめます。
温度も丁度よく、優しい感じの泉質でした。
タニシの爺、同行の男5人で薬湯「郷の湯」に浸かりました。
建物、床、天井は吹き抜け、湯船、すべて木造です。
溢れる湯に浸かった男5人「ああ、いい湯だな」
このあと、枕木街道をぶらぶら降りて、
本陣を通り抜け「滝見乃湯」へ、ハシゴ湯めぐりです。
ここでも男5人「はー、いい湯だな」。滝と川の音が心地よい。
仕切りの隣りは女性の湯、吹き抜けの天井から女たちの声が響きます。
女性10人、男5人が3部屋に分かれて、
館内探検と夕食までは旅談義でわいわい。
夕食は別の館で「囲炉裏会席膳」地場の食材を、
若い女性接待さんの説明を聞きながら味わいました。
上の写真が夕食、下が朝食です
食後は一室に集まって二次会で「あれや、これや談義」
タニシの爺は、途中から「湯屋街道」へ抜け出して、
メインとなる「薬師の湯」3浴槽に浸かりました。
朝は5時から「薬師の湯」3浴槽、一番奥の露天「滝見乃湯」までハシゴ湯。
滝の飛沫が届くにはチョッと距離がありましたが、
半身浴を楽しんでいました。
さすがこの後の湯疲れが心配になり、ゆっくり湯船から立ち上がり、
引き上げました。
チェックアウトは10時、もう一回入れるかな~
2日目目の朝、山間の湯宿は緑の中にあります。
送迎車にて中之条駅に戻りました。
吾妻線下りに乗車して長野原草津口駅に向かいます。
同駅前の「草津・六合ステーション」から出発する、
八ッ場ダム現場見学会の「よくばりコース」に予約してあります。
13時30分、説明ガイドさん付きの見学バスがスタートしました。
吾妻渓谷の底のあった「川原湯温泉」が高台に移転しています。
湖底に沈む集落や小学校が殺風景な景観の中に散在しています。
建物が新しいことが、かえって失ってきたものを露呈している感じが否めません。
かつての峡谷を見下ろすように広い道路が両側に整備され、
長い丸岩大橋、不動大橋、八ッ場大橋が峡谷の上に架かっています。
ダムが完成すれば湖面の上を通る橋になります。
両岸からコンクリートの打ち込みが工事が進んでいる。
巨大クレーンが移動して、と巨大ブルが動き回る、
ダム本体の工事現場近くにも行きました。
壮大な峡谷空間を閉じてしまうダム壁提、
長さ336メートル、提の高さ132メートルを想像することが出来ませんでした。
渓谷一体が全く異なった景観を現わすことになる、
完成予定年度は平成31年度となっています。
タニシに爺、6年前にもここを視察しています。
民主党の政権時代でダム本体工事は「中止」でした。
そのとき見上げた巨大橋梁工事が完成した「不動大橋」です。
下には旧吾妻線の跡は骨材運搬のベルトコンベアーになっていました。
最後までお付き合いありがとうございます。